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中学生の学習ノート教科書をもう一段くわしく

単語帳 8 ── 受動態・社会と環境の語

中3では受動態が長文の中で多く出ます。発明、建設、環境、文化、社会の仕組みなど、人よりも「もの・制度・場所」を主語にする語句を整理します。

受動態で使う動詞

  • invent:発明する
  • discover:発見する
  • build:建てる
  • design:設計する
  • produce:生産する
  • use:使う
  • recycle:再利用する
  • protect:守る
  • pollute:汚染する
  • support:支える
  • connect:つなぐ
  • share:共有する

社会・環境

  • environment:環境
  • pollution:汚染
  • energy:エネルギー
  • resource:資源
  • technology:技術
  • system:制度、仕組み
  • community:地域社会
  • culture:文化
  • tradition:伝統
  • problem:問題
  • solution:解決策
  • future:未来

受動態のフレーズ

  • be made from:〜から作られる
  • be made of:〜でできている
  • be known for:〜で知られている
  • be covered with:〜で覆われている
  • be used by:〜に使われている
  • be built in:〜に建てられる
  • be spoken in:〜で話されている
  • be protected by:〜によって守られている

教科書の中心語と関連語をセットで増やす

中3英語では、単語を「意味だけ」で覚えると長文で止まりやすくなります。中心語を、文法の型と一緒に覚えることで、読解・英作文・面接練習まで使える語彙になります。

覚え方
この単元の見方
受動態は「だれがしたか」より「何がどうされたか」に注目する文です。社会・環境・文化の説明文では、ものや場所が主語になることが多いです。

単語を文で使う練習

本文で使えるチャンクとして、次の英文を音読し、太字の語句を別の単語に入れ替えてください。中3では、1文が長くなるので、まずは短いチャンクで型を作るのが近道です。

文で覚えるチャンク

This bridge was built in 1990.
この橋は1990年に建てられました。

Plastic bottles are recycled in this city.
ペットボトルはこの市で再利用されています。

The town is known for its old festival.
その町は古い祭りで知られています。

English is spoken in many countries.
英語は多くの国で話されています。

This system is used by many schools.
この制度は多くの学校で使われています。

The forest must be protected by everyone.
その森はみんなによって守られなければなりません。

  • 1回目:英文だけを見て読む。
  • 2回目:日本語を確認して、主語・動詞・修飾語に分ける。
  • 3回目:主語、場所、目的語を入れ替えて自分の文にする。

読解で出る語形・言い換え

長文では、単語がそのまま出るだけでなく、語形変化や言い換えで出ます。次の形まで見ておくと、本文中で止まりにくくなります。

  • be built:建てられる。建物・橋・施設で使う。
  • be used by:〜によって使われる。
  • be made from / of:原料・材料を表す。
  • be known for:〜で知られている。
  • must be protected:守られなければならない。

ミニ読解で確認

単語を覚えたら、短い本文の中で意味を取ります。知らない語が1つあっても、主語・動詞・説明部分を分ければ読み進められます。

読解用ミニ本文

The old bridge in our town was built more than eighty years ago.

It is used by many students every day.

The area around the bridge is known for cherry blossoms.

This place must be protected by the people in the community.

読解チェック
  1. その橋はいつ建てられましたか。
  2. 誰によって毎日使われていますか。
  3. その場所は何で知られていますか。
答えを見る

(1) more than eighty years ago

(2) many students

(3) cherry blossoms

この章でつまずきやすいところ

受動態と社会・環境の語を扱う長文では、主語が「もの・場所・制度」になり、語形も変わります。読んでいる途中で「誰がした文かな」と立ち止まりがちな場面を、迷いの種類ごとに整理します。

be動詞+過去分詞を「過去形」と思い込んでしまう

  • つまずく場面:本文の This bridge was built in 1990. を読んで、was があるから「過去にあった話」とだけ受け取り、built が「建てられた」という受け身であることまで気が回らない場面です。
  • 克服のコツ:見分け方で整理します。be動詞+過去分詞がそろっていたら受動態です。was だけを見て過去形と決めず、後ろに過去分詞があるかを確認します。主語が「もの・場所・制度」のときは、特に受動態を疑うと止まりにくくなります。
  • ミニ例:This system is used by many schools. 主語は system、is used が受動態。「この制度は多くの学校に使われている」と読み取ります。

pollute と pollution を読み間違えて文の骨組みを見失う

  • つまずく場面:本文の The river is polluted. と pollution is a big problem. が続けて出てきたとき、形が似ているので動詞と名詞の区別がつかず、主語と動詞をどこで切ればいいか迷う場面です。
  • 克服のコツ:位置関係で整理します。be動詞の後ろに来ていれば過去分詞 polluted(汚染されている)、主語の位置にあれば名詞 pollution(汚染)です。語尾 -ed か -tion かを見て、文のどの部品かを先に決めると骨組みが見えます。
  • ミニ例:The river is polluted.「川は汚染されている」 / Pollution is a big problem.「汚染は大きな問題だ」

should be protect と書いていいか途中で迷ってしまう

  • つまずく場面:「森は守られるべきだ」を英作する途中で、should be の後ろを protect にするか protected にするかが分からなくなり、ペンが止まる場面です。教科書では should be protected と整理されていますが、能動と受動が頭の中で混ざってしまいます。
  • 克服のコツ:因果関係で整理します。助動詞+be+過去分詞で「〜されるべき」という受動の意味になります。主語が「守る側」なら protect、主語が「守られる側」なら be protected。森や動物は「守られる側」なので、自動的に過去分詞になります。
  • ミニ例:Animals should be protected.「動物は守られるべきだ」 主語 Animals は守られる側なので、protect ではなく protected にします。

be made from と be made of のどちらか本文で迷ってしまう

  • つまずく場面:読解ミニ本文や英作問題で「〜から作られる」が出てきたとき、from と of のどちらを選べばよいか迷い、意味は分かっているのに前置詞だけで読みが止まってしまう場面です。
  • 克服のコツ:見分け方で整理します。材料の形が変わって元が見えないとき be made from、材料の形が残って見えるとき be made ofと教科書では整理します。「紙→パルプ」のように加工が深いと from、「机→木」のように見たままなら of と覚えます。
  • ミニ例:Paper is made from wood.「紙は木から作られる」(加工される) / This desk is made of wood.「この机は木でできている」(形が残る)

練習問題

問題1:語句の確認
次の語句の意味を答えなさい。
  1. invent
  2. discover
  3. environment
  4. be made from
答えを見る

(1) 発明する

(2) 発見する

(3) 環境

(4) 〜から作られる

問題2:英作文
このページの語句を使って、次の日本語を英語にしなさい。
  1. この橋は1990年に建てられました。
  2. ペットボトルはこの市で再利用されています。
  3. その町は古い祭りで知られています。
  4. その森はみんなによって守られなければなりません。
答えを見る

(1) This bridge was built in 1990.

(2) Plastic bottles are recycled in this city.

(3) The town is known for its old festival.

(4) The forest must be protected by everyone.

問題3:入れ替え練習
チャンク例文から1つ選び、主語・場所・目的語のどれかを変えて、自分の英文を2文作りなさい。
答え方の例を見る

例:I have never tried this food. → I have never tried this sport.

例:This is a tool which helps us study. → This is an app which helps us practice English.

もっと知る ── 発展・実生活(出典つき)

※ 教科書の内容に、信頼できる出典をもとにした発展・実生活・時事の話題を補足しています(教科書そのものではありません)。

ペットボトルは「リサイクルされる」(be recycled)実生活

PETボトルリサイクル推進協議会によると、2023年度の使用済みPETボトルのリサイクル率は85.0%でした。Plastic bottles are recycled. のように受動態で説明できる、身近な「されること」の代表例です。

出典:PETボトルリサイクル推進協議会 PETボトルリサイクル年次報告書2024

エネルギーや資源は「使われる」(be used)発展

資源エネルギー庁の資料では、2023年度に日本の発電電力量に占める再生可能エネルギーの割合は約22.9%でした。太陽光や水力などのエネルギー(energy)や資源(resource)が、どこで・どのように使われているか(be used)を受動態で表せます。

出典:資源エネルギー庁 日本のエネルギー2024年度版 エネルギーの今を知る10の質問(7.再エネ)

英語は「多くの国で話される」(be spoken in)発展

英語は国際連合(United Nations)の6つの公用語の一つで、世界で最も多くの人に使われている言語です。English is spoken in many countries. のように、言語が主語の受動態として説明できます。

出典:United Nations 公用語(Official Languages)

文化や場所は「守られる」「知られる」(be protected / be known for)実生活

外務省によると、日本にはユネスコの世界遺産が26件登録されています(文化遺産21件・自然遺産5件)。This place is known for ... / This place must be protected. のように、守るべき文化(culture)や伝統(tradition)を受動態で表せます。

出典:外務省 我が国の世界遺産一覧表記載物件

地域社会は「支えられる」「つながる」(be supported / be connected)発展

外務省とJICA(国際協力機構)は、開発途上国の地域社会(community)を支える国際協力としてJICA海外協力隊を派遣しています。教育や農業などの分野で人々が支援され(be supported)、世界とつながる(be connected)活動の例です。

出典:外務省 JICAボランティア事業(JICA海外協力隊)