デジタルこどもBASEのロゴ特定非営利活動法人デジタルこどもBASE
中学生の学習ノート教科書をもう一段くわしく

3章 近代・現代小説(漱石・芥川・太宰と文学史・読解) ── 50問問題集

近代・現代小説(漱石・芥川・太宰と文学史・読解)の重要事項を、基本20・標準20・応用10の3段階で総点検。答えはタップで開けます。

基本(20問)

問題1
『吾輩は猫である』の作者を答えなさい。
答えを見る
夏目漱石
猫の視点から人間社会を風刺した漱石の代表作である。
問題2
『羅生門』の作者を答えなさい。
答えを見る
芥川龍之介
飢えに苦しむ下人と老婆を通して人間の悪を描いた芥川の作品である。
問題3
『走れメロス』の作者を答えなさい。
答えを見る
太宰治
友情と信頼を描いた、中学教科書定番の太宰の作品である。
問題4
『こころ』の作者を答えなさい。
答えを見る
夏目漱石
「先生」の苦悩と自殺、近代人の孤独を描いた漱石の作品である。
問題5
『蜘蛛の糸』の作者を答えなさい。
答えを見る
芥川龍之介
地獄からの救いと利己心を描いた芥川の作品である。
問題6
『坊っちゃん』の作者を答えなさい。
答えを見る
夏目漱石
四国・松山の中学校教師の活躍を描いた漱石の青春小説である。
問題7
『人間失格』の作者を答えなさい。
答えを見る
太宰治
人間社会に馴染めない男の手記を描いた太宰の作品である。
問題8
夏目漱石は何時代の小説家か、最もよく当てはまる時代区分を答えなさい。
答えを見る
明治〜大正
漱石(1867〜1916)は明治後期から大正にかけて活躍した。
問題9
芥川龍之介は何時代の小説家か答えなさい。
答えを見る
大正
芥川(1892〜1927)は大正期に活躍した短編の名手である。
問題10
太宰治は何時代の小説家か答えなさい。
答えを見る
昭和
太宰(1909〜1948)は昭和期に活躍した無頼派の作家である。
問題11
芥川龍之介を記念して創設された純文学の新人賞を何というか答えなさい。
答えを見る
芥川賞
芥川龍之介を記念して創設され、現在も続く純文学の新人賞である。
問題12
『走れメロス』のテーマを一言で答えなさい。
答えを見る
友情と信頼
友情と信頼、人間性の回復を主題とする作品である。
問題13
『鼻』の作者を答えなさい。
答えを見る
芥川龍之介
禅智内供の長い鼻と人の心の悪意を描いた芥川の作品である。
問題14
夏目漱石の前期三部作のうち、『三四郎』『門』とともに数えられる残り一作を答えなさい。
答えを見る
それから
『三四郎』『それから』『門』が漱石の前期三部作である。
問題15
太宰治が属した、戦後の頽廃と再生を描いた文学の流派を答えなさい。
答えを見る
無頼派
太宰治や坂口安吾が代表する戦後の流派である。
問題16
小説で、雨や晴れなどの背景描写から心情を読み取る方法では、「晴れ」は一般にどんな心情を表すことが多いか答えなさい。
答えを見る
希望
晴れは希望、雨は悲しみを象徴的に表すことが多い。
問題17
『地獄変』の作者を答えなさい。
答えを見る
芥川龍之介
絵師の芸術への執念を描いた芥川の作品である。
問題18
『斜陽』の作者を答えなさい。
答えを見る
太宰治
没落貴族の家族を描いた太宰の作品である。
問題19
出来事が「誰の見方で語られているか」を示す、語りの中心となる人物を何というか答えなさい。
答えを見る
視点人物
視点人物を確認することで、誰の見方で語られているかを押さえられる。
問題20
『杜子春』の作者を答えなさい。
答えを見る
芥川龍之介
富や権力よりも家族の愛を描いた芥川の作品である。

標準(20問)

問題21
現実をありのままに描こうとした、坪内逍遥や二葉亭四迷に代表される文学の流派を答えなさい。
答えを見る
写実主義
写実主義は現実をありのままに描こうとする立場である。
問題22
人間の本性を客観的に描写しようとした、島崎藤村や田山花袋に代表される流派を答えなさい。
答えを見る
自然主義
自然主義は人間の本性を客観的に描写する立場である。
問題23
理想と人道主義を掲げた、武者小路実篤や志賀直哉に代表される流派を答えなさい。
答えを見る
白樺派
白樺派は理想主義・人道主義を掲げた文学集団である。
問題24
合理主義・知性派とされ、芥川龍之介や菊池寛に代表される流派を答えなさい。
答えを見る
新思潮派
新思潮派は合理主義・知性を重んじた流派である。
問題25
『舞姫』『高瀬舟』の作者を答えなさい。
答えを見る
森鴎外
森鴎外は明治期、漱石と並ぶ大家である。
問題26
『たけくらべ』の作者で、24歳で早逝した明治の女流作家を答えなさい。
答えを見る
樋口一葉
樋口一葉は明治の女流作家で『たけくらべ』を著した。
問題27
『伊豆の踊子』『雪国』を著し、ノーベル文学賞を受賞した昭和の作家を答えなさい。
答えを見る
川端康成
川端康成は日本人初のノーベル文学賞作家である。
問題28
『金閣寺』『潮騒』を著し、美意識を追求した昭和の作家を答えなさい。
答えを見る
三島由紀夫
三島由紀夫は美意識を追求した昭和の作家である。
問題29
白樺派に属し、『城の崎にて』『暗夜行路』を著した作家を答えなさい。
答えを見る
志賀直哉
志賀直哉は白樺派を代表する作家である。
問題30
自然主義の流れの中で『破戒』『夜明け前』を著した作家を答えなさい。
答えを見る
島崎藤村
島崎藤村は明治・大正の自然主義作家である。
問題31
太宰治は芥川賞を熱望したが、結局どうなったか答えなさい。
答えを見る
受賞できなかった
太宰は芥川賞を熱望したが、ついに受賞できなかった。
問題32
『吾輩は猫である』は、何の視点から人間社会を描いた作品か答えなさい。
答えを見る
猫(の視点)
猫の視点から人間社会を風刺した作品である。
問題33
近代文学の流れを「写実主義 → ( ) → 自然主義 → 白樺派 → 無頼派」とするとき、( )に入る、感情・理想を描く流派を答えなさい。
答えを見る
浪漫主義
浪漫主義は感情や理想を描く立場である。
問題34
小説で、直接言われない感情や価値観を示す根拠となる、たとえや象徴的な表現をまとめて何というか答えなさい。
答えを見る
比喩・象徴
比喩や象徴は直接言われない心情や価値観を示す根拠になる。
問題35
小説の主題(テーマ)を考えるときに最も重視すべきなのは、一場面の印象か、それとも人物の変化を踏まえた作品全体の読みか、答えなさい。
答えを見る
人物の変化を踏まえた作品全体の読み
主題は一語の感想ではなく人物変化を踏まえ作品全体から考える。
問題36
小説読解で、場面転換や心情変化の目印となる、「しかし」「やがて」などの言葉をまとめて何というか答えなさい。
答えを見る
接続語(や時間表現)
接続語や時間表現は場面転換と心情変化の目印になる。
問題37
『富嶽百景』の作者を答えなさい。
答えを見る
太宰治
富士山を見つめる作家の心の動きを描いた太宰の作品である。
問題38
夏目漱石の肖像が日本の千円札に用いられていた時期は、何年から何年までか答えなさい。
答えを見る
1984年から2007年
漱石は1984年から2007年まで千円札の肖像になった。
問題39
『天平の甍』を著した、歴史小説で知られる作家を答えなさい。
答えを見る
井上靖
井上靖は歴史小説で知られる作家である。
問題40
心情変化を見つけるには、転換点の表現とあわせて、前後の何の違いを比べればよいか、二つ答えなさい。
答えを見る
行動と発言(会話)
前後の行動や発言の違いと転換点の表現を比べると心情変化がわかる。

応用(10問)

問題41
「写実主義・浪漫主義・自然主義」を、日本近代文学に現れたおおむねの順序に並べなさい。
答えを見る
写実主義→浪漫主義→自然主義
明治期は写実主義から浪漫主義を経て自然主義へと展開した。
問題42
一人称小説を読むとき、語り手について確認すべきことを二つ答えなさい。
答えを見る
語り手が何を見ているか、何を知らない(見落としている)か
一人称では語り手の見るものと見落とすものの両方に注意する必要がある。
問題43
漱石『こころ』『吾輩は猫である』『坊っちゃん』を、発表の古い順に並べなさい。
答えを見る
吾輩は猫である→坊っちゃん→こころ
『吾輩は猫である』1905年、『坊っちゃん』1906年、『こころ』1914年の順である。
問題44
「うれしい」「悲しい」のような感情語だけで根拠や理由を示さない心情の答えが、なぜ不十分か、簡潔に説明しなさい。
答えを見る
本文中の根拠(行動・会話・情景・比喩など)が示されていないから
心情は本文の具体的表現を根拠にして説明しなければならない。
問題45
情景描写は、単なる背景説明のほかにどのような働きをもつことがあるか、簡潔に答えなさい。
答えを見る
登場人物の心情を映す働き
情景描写は背景説明だけでなく心情を映す表現にもなる。
問題46
読解で「語り手・作者・登場人物の考え」を混同すると、どのような誤りが生じるか、簡潔に答えなさい。
答えを見る
読み違い(誤読)が生じる
語り手・作者・登場人物を区別しないと読み違いになる。
問題47
次の作家を活躍時代の早い順に並べなさい。樋口一葉・芥川龍之介・太宰治。
答えを見る
樋口一葉→芥川龍之介→太宰治
明治の樋口一葉、大正の芥川、昭和の太宰の順である。
問題48
主題(テーマ)を書くときのコツを、「人物が」に続けて簡潔にまとめなさい。
答えを見る
人物が何に気づき、どう変わったかを作品全体からまとめる
主題は人物の気づきと変化を作品全体から捉えて書く。
問題49
漱石・芥川・太宰の作品を一場面だけ読んで主題を決めると、どのような問題が起こるか簡潔に答えなさい。
答えを見る
作品全体との対応を欠く(主題を読み違える)
一場面の印象だけで主題を決めると作品全体との対応を欠く。
問題50
記述式の答案を書くとき、内容をどのように分けて書くとよいか、二つの要素で答えなさい。
答えを見る
問いに直接答える部分と、その根拠の部分
記述答案は問いに直接答える部分と根拠を分けて書くとよい。