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古文の助動詞(き・けり・ず・む・べし)の解き方/コツ

古文を読むカギは助動詞です。「〜した」「〜ない」「〜だろう」などの意味は助動詞で決まります。中学ではき・けり・ず・む・べしを中心に、意味・接続・活用の三点セットで覚えるのがコツです。

古文の助動詞 を解く・整理する5ステップ

各ステップをクリックすると詳しい説明と例が開きます。

ステップ 1:ステップ1: 助動詞の直前の語の活用形を確認する

まず文中の助動詞を見つけたら、直前の語の活用形を確認します。古文の助動詞は接続する活用形が決まっているので、形を見れば候補を絞れます。ず・む は未然形、き・けり は連用形、べし は終止形に接続します(完了のたりも連用形接続です)。

例題:「行か・ず」→未然形+ずで打ち消し。「あり・き」→連用形+きで過去。「行く・べし」→終止形+べしで当然・推量。
ステップ 2:ステップ2: 「き」と「けり」の意味を訳し分ける

過去の助動詞にはきとけりがあります。「き」は自分が直接体験した過去を表します。「けり」には過去(〜た)と詠嘆(〜だなあ)の二つの意味があり、和歌や会話文では詠嘆になりやすいので注意します。

例題:「ありき」=あった(私が見た)。「ありけり」=あった(過去)/あったのだなあ(詠嘆)。
ステップ 3:ステップ3: 「ず」と「ぬ」を見分ける

形が似ているずとぬは直前の活用形で判別します。連用形+ぬ=完了(〜してしまった)の終止形、未然形+ぬ=打消「ず」の連体形(〜ない)になります。打消の「ず」は未然形接続で、その連体形が「ぬ」と同じ形になることに注意しましょう。

例題:「行か・ぬ(人)」=行かない人(打消「ず」の連体形/未然形+ぬ)。「行き・ぬ」=行ってしまった(完了・終止形/連用形+ぬ)。
ステップ 4:ステップ4: 「む」は主語で意志か推量を決める

む(ん)は意味が複数あるので、主語を見て訳を選びます。主語が1人称なら意志(〜しよう)、2・3人称なら推量(〜だろう)になります。「む」は終止形と連体形が同じ形で、文中で体言にかかる(連体形用法)ときは仮定・婉曲(〜ような/〜としたら)になると一言添えておきましょう。

例題:「(我)行か・む」=行こう(意志)。「(彼)あら・む」=あるだろう(推量)。
ステップ 5:ステップ5: 「べし」は文脈で意味を選ぶ

べしは当然・推量・意志・命令など複数の意味を持ちます。一つの訳に固定せず、文脈と主語から最適な訳を選びます。終止形に接続することも忘れずに確認します。

例題:「行く・べし」=行くだろう(推量)。「学ぶ・べし」=学ぶべきだ(当然)。

これだけは覚える

助動詞は意味・接続・活用の三点セットで覚える。過去はき(体験)/けり(過去・詠嘆)、打ち消しはず、推量・意志はむ・べしを文脈で訳し分ける。そのほか、断定のなり・たり、完了のたりなども覚えておきたい助動詞です。

よくあるつまずき

接続を見ずに意味だけで選ぶと判定を誤ります。「ず」と「ぬ」は形が似て意味が逆なので要注意。「けり」を常に単純過去にすると詠嘆を落とし、「べし」を一訳に固定すると文脈に合わなくなります。

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出典・最終更新

  • 出典基盤:教科書(国語)の核となる手順と概念データに基づく整理。
  • 編集方針:教科書頻出の解き方・コツを、段階的なステップに分け、つまずきポイントと核となるルールを併記しています。
  • 最終更新:2026-06-27