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三平方の定理(空間への応用)の解き方/コツ

立体の長さを求める問題は、関係する直角三角形を平面に取り出すのが最大のコツ。直方体の対角線、円錐の母線、表面上の最短距離まで、三平方を使う場面を手順で整理します。2段階で三平方を使う形がよく出ます。

三平方の定理 空間への応用 を解く・整理する5ステップ

各ステップをクリックすると詳しい説明と例が開きます。

ステップ 1:ステップ1: 求めたい線分を含む平面や断面を探す

立体のまま考えず、求める長さがどの平面(面・断面・展開図)にあるかを最初に決めます。底面、側面、立体の中を通る断面など、直角三角形が見えるところを切り取るイメージです。同じ平面にない辺どうしで三平方を使うのは誤りなので、必ず同一平面上で式を立てることを確認します。

例題:直方体の対角線なら、まず底面(縦と横の長方形)を取り出し、底面の対角線を作ります。次に底面の対角線と高さでできる直角三角形に注目します。
ステップ 2:ステップ2: 直方体・立方体は2段階で三平方を使う

縦 a、横 b、高さ c の直方体の対角線 D は、底面の対角線 √(a² + b²) を1段目で出し、その対角線と高さ c で2段目の三平方を使います。結果は公式 D = √(a² + b² + c²)。1辺 a の立方体なら a√3。「2乗の和の平方根」とまとめて覚えます。

例題:縦3、横4、高さ12の直方体:D = √(9+16+144) = √169 = 13。1辺10の立方体:対角線 = 10√3。
ステップ 3:ステップ3: 円錐は母線・高さ・半径の直角三角形を作る

円錐は、頂点から底面の中心におろした高さ、中心から円周までの底面半径、頂点から円周までの母線で直角三角形ができます。関係は母線² = 高さ² + 半径²。母線と高さを混同しないよう、図に「斜め=母線、垂直=高さ」と書き込みます。

例題:底面半径3、高さ4の円錐の母線:ℓ² = 9+16 = 25 → ℓ = 5。母線5、高さ3なら半径 r² = 25-9 = 16 → r = 4。
ステップ 4:ステップ4: 表面上の最短距離は展開図で直線にする

立体の表面をたどる最短距離は、巻物を広げるように展開図にすると直線になります。直方体は展開する方向でいくつかの場合が出るので、すべて計算して一番短いものを答えにします。円錐は側面を開くと扇形になり、その中の直線(弦)の長さが答えです。

例題:縦4、横6、高さ3の直方体で頂点AからGまでの表面最短距離は、上→側展開で √(7²+6²) = √85、上→前で √97、横→前で √109。最短は √85。
ステップ 5:ステップ5: 角錐の斜辺は「底面の対角線の半分」と高さを使う

正四角錐などで「頂点と底面の頂点を結ぶ斜辺」を求めるときは、底面の対角線の半分と高さで直角三角形を作ります。立体の中心を通る断面を意識すると見つけやすくなります。球の場合も中心からの距離・半径・接線で直角三角形ができ、ℓ² = d² - r² や 断面の半径 = √(r² - d²) のように三平方を使います。

例題:1辺6の正四角錐、高さ4:底面の対角線の半分 = (6√2)/2 = 3√2。斜辺² = 4² + (3√2)² = 16+18 = 34 → 斜辺 = √34。

これだけは覚える

直方体の対角線 = √(a² + b² + c²)、立方体は a√3。円錐の母線² = 高さ² + 半径²。表面上の最短距離は展開図で直線。立体は平面に取り出して三平方を使い、必要なら2段階で。

よくあるつまずき

空間の斜めをそのまま足すのは、直角三角形を取り出していないサイン。同じ平面にない辺で三平方を使うのは断面の確認不足。円錐の母線(斜め)と高さ(垂直)を混同しがちなので、図にどの長さかを書き込んでから式を立てましょう。

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出典・最終更新

  • 出典基盤:教科書(数学)の核となる手順と概念データに基づく整理。
  • 編集方針:教科書頻出の解き方・コツを、段階的なステップに分け、つまずきポイントと核となるルールを併記しています。
  • 最終更新:2026-06-27