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生態系の解き方/コツ

生態系の問題は「生物どうしのつながり」と「物質の循環」を分けて考えるのがコツです。生産者・消費者・分解者の役割を整理し、炭素や酸素がどう回るかを順に追えば、用語暗記だけでは解けない記述問題にも対応できます。

生態系 ── 食物連鎖と物質の循環 を解く・整理する5ステップ

各ステップをクリックすると詳しい説明と例が開きます。

ステップ 1:ステップ1: 3つの役割に分類する

まず登場する生物を生産者・消費者・分解者のどれかに分類します。光合成で無機物から有機物を作るのが生産者(植物・植物プランクトン)、他の生物を食べるのが消費者、死骸や排泄物を分解するのが分解者(菌類・細菌類が中心)です。ミミズなどの土壌動物は分解を助ける役割と覚えます。

例題:例:イネ=生産者、カエル=消費者、シイタケ=分解者、ライオン=消費者、植物プランクトン=生産者。
ステップ 2:ステップ2: 食物連鎖は下位から上位へ並べる

「食う・食われる」の関係は、必ず生産者を出発点にして並べます。草食動物→小型肉食動物→大型肉食動物の順に上位へ進みます。現実は複数の連鎖が絡み合った食物網ですが、問題では一直線の連鎖として答えます。

例題:「ワシ・カエル・草・バッタ」を並べると、草 → バッタ → カエル → ワシ。海なら植物プランクトン→動物プランクトン→小魚→大魚。
ステップ 3:ステップ3: 炭素の循環を光合成と呼吸でたどる

炭素の循環は大気のCO₂ → 植物の光合成で有機物 → 動物が食べて呼吸でCO₂ → 大気への流れで説明します。死骸は分解者が分解してCO₂に戻ります。酸素は炭素と逆向きに循環し、光合成で発生・呼吸で消費されることをセットで押さえます。

例題:例:大気のCO₂→植物が光合成でデンプンを作る→動物が食べて呼吸でCO₂排出→死骸は分解者がCO₂に戻す。
ステップ 4:ステップ4: 数のバランスはピラミッド型で考える

食物連鎖では一般に下位ほど個体数や生物量が多く、上位ほど少ないため、三角形(ピラミッド)型になります。生産者がとても多く、第1次消費者・第2次消費者と上がるにつれて減っていきます。ある段階の生物が増減するとバランスが崩れる理由もここから説明できます。

例題:例:草(多い)>バッタ(少なめ)>カエル(もっと少ない)>ワシ(最も少ない)。生産者が一番多い。
ステップ 5:ステップ5: 生物濃縮は「分解されにくい物質」と「上位」で答える

生物濃縮の問題は、分解されにくい物質(水銀・DDT・PCBなど)が、食物連鎖の上位に行くほど高濃度に蓄積することをはっきり書きます。理由は「生物が毒を分解できないから」。水俣病など具体例も結びつけて説明できるようにします。

例題:例:海水の有機水銀→プランクトン(薄い)→小魚→大魚→人間(最も濃い)→水俣病の原因。

これだけは覚える

生産者・消費者・分解者の3役割と、光合成→有機物→呼吸・分解→CO₂の炭素循環がこの単元の柱です。食物連鎖は一直線、現実は食物網。数のバランスは下位ほど多くピラミッド型になることも必ず覚えます。

よくあるつまずき

分解者を動物全般と勘違いしやすいですが、中心は菌類・細菌類です。食物連鎖の矢印を「食べる側→食べられる側」と逆向きに書くミスも要注意。観察結果と考察の混同、1つの例で全体を決めつける答え方も避けましょう。

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出典・最終更新

  • 出典基盤:教科書(理科)の核となる手順と概念データに基づく整理。
  • 編集方針:教科書頻出の解き方・コツを、段階的なステップに分け、つまずきポイントと核となるルールを併記しています。
  • 最終更新:2026-06-27