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自然の恵みと災害・自然環境の保全の解き方/コツ

この単元は、「防げる/防げない」「良い/悪い」のような一方だけの判断で答えると失点しやすい単元です。1つの現象を2つの面(恵みと災害、防災と減災など)に分けて整理するのがコツ。ここでは記述問題で差がつく整理のしかたを順番に紹介します。

自然の恵みと災害・自然環境の保全 を解く・整理する5ステップ

各ステップをクリックすると詳しい説明と例が開きます。

ステップ 1:現象を「恵み」と「災害」の2つの顔に分けて整理する

水・火山・気象・大地の変動といった自然のはたらきを、暮らしに役立つ「恵み」と、命を脅かす「災害」の2つの面に分けて整理します。同じ自然のはたらきの表と裏だと考えると理解しやすくなります。

例題:水は飲料水・農業用水という恵みと、洪水・浸水という災害の両面を持つ。火山は温泉・地熱という恵みと、噴火・火砕流という災害の両面を持つ。
ステップ 2:災害の種類とその起こり方を確認する

地震・津波・火山・台風・豪雨がそれぞれどのように起こるかを確認します。用語だけでなく起こり方をセットで覚えます。

例題:地震はプレートの境界などで大地がずれ動くことで発生し、震源が海底にあると津波を引き起こすことがある。台風は熱帯低気圧が発達し南から北上することで強風・大雨をもたらす。
ステップ 3:ハザードマップの役割と限界を理解し防災と減災を区別する

ハザードマップは被害が想定される範囲や避難場所・避難経路を示しますが、絶対安全な場所を保証するものではありません。地震や台風の発生自体を止めることはできないため、被害をゼロにしようとする「防災」だけでなく、被害が出ることを前提に被害を少しでも減らす「減災」の考え方をあわせて持つことが大切だと整理します。

例題:ハザードマップで危険性を知り、早めに避難することで、命への被害を減らせる(=減災)。マップの範囲外だから絶対安全とはいえない。
ステップ 4:生態系のつり合いを崩す4つの人間活動を整理する

外来種・乱獲・開発・地球温暖化という4つの人間活動が、それぞれちがう形で生態系のつり合いを崩すことを、原因と結果に分けて整理します。

例題:外来種は「新しい生物が入る」ことで、開発は「生活場所が減る」ことで、それぞれつり合いを崩す。原因はちがっても「つり合いが崩れる」という結果は共通する。
ステップ 5:生物多様性の3つの側面と保全の仕組みを対応させる

生物多様性の種の多様性・遺伝的多様性・生態系の多様性という3つの側面を、里山・国立公園・レッドリストといった保全の仕組みと対応させて整理します。

例題:同じイヌでも毛の色や大きさがちがうのは遺伝的多様性。里山は人が手入れをすることで多様な生物の生息場所を保つ仕組み。

これだけは覚える

「恵みと災害は表裏一体」「防災より減災」「生態系のつり合いを崩す原因は4つ」「生物多様性は3つの側面」の4点を一本の線で押さえます。

よくあるつまずき

ハザードマップがあれば災害は防げると思い込む、外来種だけが生態系を崩す原因だと思い込む、生物多様性を種類の数だけだと思い込むの3つが頻出ミス。「一方だけで判断しない」を合言葉に、もう一段くわしい整理を確認する習慣で避けられます。

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出典・最終更新

  • 出典基盤:教科書(理科)の核となる手順と概念データに基づく整理。
  • 編集方針:教科書頻出の解き方・コツを、段階的なステップに分け、つまずきポイントと核となるルールを併記しています。
  • 最終更新:2026-08-15