この章で間違えやすい 3 パターン
誤答パターン 1
- ❌ よくある誤答:満州事変は日本政府が計画どおりに起こした戦争だと答える
- 💡 ここがちがう:現地の関東軍が政府の「事変不拡大」方針に背いて独断で軍事行動を起こし、それを止められなかった政府が後から追認した。政府が最初から計画していたのではなく、軍が政府の統制を外れて先に動いた点がポイント。
- ✅ 正しい理解:世界恐慌後の不況と満州への関心が、軍部の発言力拡大を後押しした。
誤答パターン 2
- ❌ よくある誤答:国際連盟を脱退したことがそのまま太平洋戦争の開戦につながったと答える
- 💡 ここがちがう:連盟脱退(1933年)と太平洋戦争開戦(1941年)の間には、二・二六事件や日中戦争の長期化、日独伊三国同盟、ABCD包囲網など約8年分の出来事が積み重なっている。一つの出来事だけを直接の原因とするのは短絡的。
- ✅ 正しい理解:満州事変、国際連盟脱退、日中戦争、日独伊三国同盟を経て日本は孤立を深めた。
誤答パターン 3
- ❌ よくある誤答:二・二六事件で暗殺されたのは犬養毅首相だと答える
- 💡 ここがちがう:犬養毅首相が暗殺されたのは五・一五事件(1932年)。二・二六事件(1936年)で殺害されたのは高橋是清蔵相・斎藤実内大臣・渡辺錠太郎教育総監らで、首相は殺されていない。2つの事件は年も犠牲者も別。
- ✅ 正しい理解:二・二六事件(1936年)は陸軍青年将校によるクーデター未遂で、高橋是清蔵相らが殺害された。事件後、軍部の政治への発言力がいっそう強まった。
なぜ間違えやすいのか
用語を単独で暗記し、背景・できごと・変化・影響の因果関係で整理できていない。
自分でチェック ── 診断問い
この章の核を1問で確認
Q. 満州事変から太平洋戦争へは、何が背景で、何が結果・影響にあたる?
やってみよう:満州事変から太平洋戦争へについて、背景・できごと・結果をそれぞれ一文で説明しよう。
つまずいたらここに戻ろう
この章で詰まったら、次の前提知識に戻ると整理しやすくなります。
もっとくわしく
出典・最終更新
- 出典基盤:教科書準拠の誤答診断データ(中1社会)
- 編集方針:教科書の核となる事実を起こりやすい誤答から逆引きで整理し、戻り先と診断問いをセットで提示しています。
- 最終更新:2026-06-26
