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明治政府の発足の解き方/コツ

明治政府の発足は、「藩ごとの支配」から「一つの国家」へ作り変える流れとして整理するのがコツです。五箇条の御誓文・版籍奉還・廃藩置県・四民平等を、背景→できごと→変化→影響の順でつなぐと因果関係が見えてきます。

明治政府の発足 を解く・整理する5ステップ

各ステップをクリックすると詳しい説明と例が開きます。

ステップ 1:ステップ1: 全体の流れを4つの順番で並べる

明治初期の改革は、「方針を示す→藩主の支配を弱める→藩をなくす→全国制度を整える」の順で並べます。単独で暗記せず、政府がばらばらの藩を一つの国家に作り変えた流れとして整理します。年号もこの順に対応させて覚えます。

例題:1868年 五箇条の御誓文(方針)→1869年 版籍奉還(藩主が土地と人民を返す)→1871年 廃藩置県(藩を廃止)→四民平等(身分制を改める)。
ステップ 2:ステップ2: 版籍奉還と廃藩置県の違いを確認する

この2つは混同しやすいので、「藩が残ったか・なくなったか」で区別します。版籍奉還は大名が領地(版)と人民(籍)を朝廷に返しましたが、藩は残り旧藩主が知藩事として治めました。廃藩置県で初めて藩が廃止され、政府が任命した府知事・県令が地方を治めます。

例題:問:版籍奉還と廃藩置県の違いは? 答:版籍奉還は藩が残った。廃藩置県は藩を廃止し中央政府が直接統治した。
ステップ 3:ステップ3: 五箇条の御誓文の性格を「方針」として押さえる

五箇条の御誓文は、新政府が「これからどんな国をつくるか」を内外に示した基本方針です。会議による政治、古い習慣の見直し、知識を世界に求める姿勢などが書かれています。同時に庶民向けには五榜(ごぼう)の掲示で旧来の道徳やキリスト教禁止も示された、という二面性を確認します。

例題:「広く会議を興し、万機公論に決すべし」など5か条。方針宣言であって、具体的な制度はこの後の版籍奉還・廃藩置県で実行された、と覚えます。
ステップ 4:ステップ4: 四民平等は「制度」と「現実」を分けて書く

四民平等で武士・農・工・商の身分制は廃止され、すべて「平民」となり苗字や職業選択の自由が広がりました。ただし華族・士族・平民の区分は残り、差別意識も残りました。「すべての差別が消えた」と書かないのがコツです。

例題:問:四民平等とは? 答:江戸時代の身分制を改め全員を平民とした理念。ただし新しい身分区分や差別は残った。
ステップ 5:ステップ5: 富国強兵を4分野に分けて説明する

「なぜ中央集権を急いだか」と問われたら、富国強兵・殖産興業のためと答えます。これを税制(地租改正)・軍制(徴兵令)・教育(学制)・産業(殖産興業)の4分野に分けて整理すると、改革同士のつながりが見えます。

例題:中央集権→地租改正で安定した税収→軍隊・学校・産業を支える財源確保、という因果でつなげて説明します。

これだけは覚える

1868年 五箇条の御誓文=新方針、1869年 版籍奉還(藩は残る)、1871年 廃藩置県(藩を廃止し中央集権確立)、四民平等=身分制廃止(ただし新区分と差別は残る)。この4つを順番で覚えます。

よくあるつまずき

「四民平等=すべての差別が消えた」と書くのは誤り。版籍奉還と廃藩置県の混同も注意(前者は藩が残る)。徴兵令は武士だけが兵士になる制度ではなく、国民軍への転換。年号や用語だけの暗記ではなく因果関係で押さえます。

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出典・最終更新

  • 出典基盤:教科書(社会)の核となる手順と概念データに基づく整理。
  • 編集方針:教科書頻出の解き方・コツを、段階的なステップに分け、つまずきポイントと核となるルールを併記しています。
  • 最終更新:2026-06-27