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中学生の学習ノート教科書をもう一段くわしく

want to + 動詞 ──「〜したい」を表す英語

「I want to swim.(私は泳ぎたい)」── これは中1で初めて出会う 動詞2つを並べる形。want(ほしい・〜したい)に to + 動詞の原形を続けるパターンです。中2で本格的に習う to不定詞の入り口でもあります。Lesson 4 の後半に出てくる「夏休みにしたいこと」を発表する単元の中心で、Where do you want to go?(どこへ行きたい?)という疑問文も合わせて整理します。

want と want to の違い

want と want to の使い分け

wantI want a new bike. ── 私は新しい自転車がほしい

want toI want to swim. ── 私は泳ぎたい

同じ want でも、後ろが 名詞か動詞かでかたちが分かれます。

  • want + 名詞(〜がほしい)── ものを欲しがる
  • want to + 動詞の原形(〜したい)── 動作をしたがる
基本パターン
主語 + want to + 動詞の原形
「〜したい」を表す。to の後ろは 動詞の原形(s や ing をつけない、そのままの形)。I want to play tennis. / I want to eat sushi. / I want to go to Hawaii.

例文で理解する

  • I want to play tennis. ── 私はテニスをしたい。
  • I want to eat sushi. ── 私はすしを食べたい。
  • I want to see the movie. ── 私はその映画を見たい。
  • I want to go to Hawaii. ── 私はハワイに行きたい。
  • I want to be a teacher. ── 私は先生になりたい。
つまずきポイント:「I want to plays」「I want to playing」はNG
  • to のあとは 動詞の原形。s や ing をつけない。
  • I want to play ○ / I want to plays ✗ / I want to playing ✗
  • 「I want to be」も同じ。to のあとは be(am/is/are の原形)。「I want to am」とはしない。

否定文:「〜したくない」

「〜したくない」と言いたいときは、want to の前に do not(don't)を入れます。

否定文の作り方

普通I want to swim.

否定I do not want to swim.

短縮I don't want to swim.

これは普通の一般動詞 want の否定形と同じ作り方。do not + 動詞の原形(want)+ to + 動詞の原形(swim)と動詞が2つ並びます。

疑問文:「〜したい?」

「あなたは〜したい?」と聞きたいときは、Do を文の先頭に置きます。

疑問文の作り方

普通You want to swim.

疑問Do you want to swim?

Do you want to ...? に答える

  • はい → Yes, I do.
  • いいえ → No, I don't.

Where / What want疑問文 ──「どこに行きたい?」「何をしたい?」

「どこに行きたい?」「何を食べたい?」のように、具体的な内容を聞きたいときには Where や What を文の先頭に追加します。

疑問詞 + want to の語順

①Where do you want to go? ── どこへ行きたい?

②What do you want to do? ── 何をしたい?

③What do you want to eat? ── 何を食べたい?

④Who do you want to see? ── 誰に会いたい?

語順は:疑問詞 + do + you + want to + 動詞の原形 + ?。What疑問文の作り方の延長です。

例文と答え方

  • Where do you want to go? ── どこへ行きたいですか?
    ── I want to go to Okinawa.(沖縄に行きたい)
  • What do you want to do? ── 何をしたいですか?
    ── I want to see Mt. Fuji.(富士山を見たい)
  • What do you want to eat? ── 何を食べたいですか?
    ── I want to eat ramen.(ラーメンを食べたい)

動詞2つを並べるときの注意

want to の構文では、動詞が2つ並びます。これに慣れていない人がよく間違えるのが、過去形にするときです。

過去形にするときは want だけを変える
  • 「私は泳ぎたかった」を英語で:
  • ○ I wanted to swim.
  • ✗ I want to swam.
  • ✗ I wanted to swam.
  • 過去にするのは 最初の動詞 want だけ。to のあとは原形のまま。

中2の to不定詞へつながる

「to + 動詞の原形」のかたちは、中2で to不定詞(とふていし)として本格的に学びます。

  • I want to play tennis.(中1:want to)
  • I like to play tennis.(中2:like to も同じ形)
  • I have a book to read.(中2:「読むための本」名詞を修飾)
  • I went there to see Mark.(中2:「マークに会うために」目的)

中1の段階では want to の形だけしっかり身につければOK。同じ形がいろいろな動詞と組み合わさるのが中2です。

練習問題

英語で使えるようにする練習

この単元は、説明を読んで終わりにすると定着しません。次の型を、主語・時・目的語を入れ替えながら声に出してください。

型
want toの基本パターン
主語 + want(s) to + 動詞の原形
音読して覚える例文

I want to visit Nara.

She wants to be a doctor.

Do you want to join us?

よくあるミス
  • to の後ろは動詞の原形。
  • 主語が he/she なら wants。
  • want to は「〜したい」。

この章でつまずきやすいところ

「want to + 動詞の原形」は、中1で初めて動詞を2つ並べる形に出会う単元。読んでいる途中で「toの後ろは原形だっけ?」「過去にするのはどっち?」と手が止まる場面を整理し、迷いを最短で解く道筋を示します。

to のあとにも s や ing をつけてしまう

  • つまずく場面:例文 I want to play tennis. を読んで意味は分かるが、自分で書くときに He wants to plays tennis. と to の後ろにまで s を付けてしまい、「あれ、動詞2つとも形を変えるんだっけ?」と止まる場面。
  • 克服のコツ:位置関係で見分ける。形が変わるのは「主語の直後にある動詞(want / wants)」だけ、と位置で決めておく。to の右側にある動詞は常に原形。s も ing も ed もつけない、と先に固定してから書き始める。
  • ミニ例:He wants to play tennis. ── 形が変わるのは主語のすぐ右の want だけ。to の右の play はいつも原形のまま。

「〜したかった」で to の後ろを過去形にしてしまう

  • つまずく場面:「私は泳ぎたかった」を英語にしようとして、I wanted to swam. と書いて手が止まる場面。動詞が2つ並んでいるので、両方とも過去形にすべきか迷ってしまう。
  • 克服のコツ:時制は最初の動詞だけが担当と決めておく(位置関係のルール)。過去にするのは主語の直後にある want のみ。to の後ろは「したい中身」を表すだけなので、いつも原形でよい。動詞2つ並ぶ形では「時制係は1つ目だけ」と覚える。
  • ミニ例:I wanted to swim.(私は泳ぎたかった) ── wanted で過去を表したら、to の後ろは swim のまま。swam にはしない。

be動詞のときに to am と書いてしまう

  • つまずく場面:「私は先生になりたい」を書こうとして、I want to am a teacher. と書いてから「am でいいのかな」と止まる場面。be動詞はもともと am / is / are の形で覚えているので、原形が思い出せず迷う。
  • 克服のコツ:見分け方:am / is / are の原形は beと先に確認しておく。to の後ろは「動詞の原形」というルールに従うので、be動詞の場合も am ではなく be を置く。「to + 動詞の原形」の枠に当てはめる前に、原形が何かをひと呼吸で確認する。
  • ミニ例:I want to be a doctor.(医者になりたい) ── am の原形は be。to am ではなく to be に置く。

疑問詞文で to を書き忘れる

  • つまずく場面:「あなたは何を食べたい?」を作ろうとして、What do you want eat? と書き、「Do you want to eat ...? のときは to があったのに、What がつくと to はどこへ?」と迷う場面。
  • 克服のコツ:語順で見分ける。疑問詞がついても骨組みは変わらず、疑問詞 + do + you + want to + 動詞の原形 + ? の順。What や Where を前に足しただけで、want to の to は消えない。書いたあとに「want のあとに to があるか」を一度だけ確認する習慣にする。
  • ミニ例:What do you want to eat? ── I want to eat ramen. のように、疑問詞文でも答えの文でも want と動詞の間に to が必ず入る。
問題1(並びかえ)
日本語の意味になるように、英単語を並びかえなさい。
  1. 私はサッカーがしたい。 ── ( play / want / I / soccer / to ).
  2. 私は京都に行きたい。 ── ( to / want / Kyoto / go / I / to ).
  3. あなたは何を食べたいですか。 ── ( do / eat / want / what / to / you )?
  4. あなたはどこに行きたいですか。 ── ( go / where / want / you / to / do )?
答えを見る

(1) I want to play soccer.

(2) I want to go to Kyoto.(go to Kyoto で「京都へ行く」)

(3) What do you want to eat?

(4) Where do you want to go?

問題2(応答)
次の質問に、( ) 内の語句を使って英語で答えなさい。
  1. What do you want to do?(play tennis)
  2. Where do you want to go?(to the zoo)
  3. What do you want to eat?(curry)
答えを見る

(1) I want to play tennis.

(2) I want to go to the zoo.

(3) I want to eat curry.

問題3(書きかえ)
次の文を、(1)否定文、(2)疑問文 に書きかえなさい。
  1. You want to swim.
  2. You want to study English.
答えを見る

(1) You want to swim.

  • 否定:You do not want to swim.(短縮:You don't want to swim.)
  • 疑問:Do you want to swim?

(2) You want to study English.

  • 否定:You don't want to study English.
  • 疑問:Do you want to study English?
問題4(誤りなおし)
次の英文には1つずつまちがいがあります。直して書きなさい。
  1. I want to plays tennis.
  2. I want to am a doctor.
  3. What do you want eat?
答えを見る

(1) I want to play tennis. ── to のあとは原形(s をつけない)。

(2) I want to be a doctor. ── am の原形は be。

(3) What do you want to eat? ── to が抜けている。

追加問題(瞬間英作文)
次の日本語を、このページの型を使って英語にしなさい。
  1. 私は奈良を訪れたい。
  2. 彼女は医者になりたい。
  3. あなたは私たちに参加したいですか。
答えを見る

(1) I want to visit Nara.

(2) She wants to be a doctor.

(3) Do you want to join us?

まとめ

  • want to + 動詞の原形で「〜したい」を表す。
  • to のあとは必ず 動詞の原形(s や ing をつけない)。be動詞のときは be。
  • 否定:do not(don't)want to + 動詞。例 I don't want to swim.
  • 疑問:Do you want to + 動詞? 答えは Yes, I do. / No, I don't.
  • 具体的に聞きたいときは Where / What + do you want to + 動詞?。例 Where do you want to go?
  • 動詞2つを並べるパターン。過去形にするときは 最初の want だけ wanted に変える。
  • 中2の to不定詞の入り口。基本の感覚をここで身につける。

もっと知る ── 発展・実生活(出典つき)

※ 教科書の内容に、信頼できる出典をもとにした発展・実生活・時事の話題を補足しています(教科書そのものではありません)。

Where do you want to go? ── 世界中の人が「日本に行きたい」実生活

「I want to go to ~(~へ行きたい)」は、旅行の話で世界中の人が使う表現です。日本政府観光局(JNTO)によると、2025年に日本を訪れた外国人は約4,268万人で、過去最高を更新しました。あなたが英語で行き先を言えるように、海外の多くの人も「I want to go to Japan.」と言って日本へ来ています。

出典:日本政府観光局(JNTO)「訪日外客数(2025年12月推計値)」

なぜ英語? ── 世界で一番多くの人が使う「共通語」発展

ブリタニカ百科事典によると、英語を使う人は世界で約15億人にのぼり、世界で最も広く使われる第二言語(共通語=リンガフランカ)とされています。母語として話す人は4億人弱で、残りの多くは英語を学んで身につけた人たちです。つまり「I want to speak English.」と思う人が、世界にはとてもたくさんいるのです。

出典:Encyclopædia Britannica「English language」

What do you want to be? ── 日本の中学生がなりたいもの実生活

「I want to be a teacher.(先生になりたい)」のように、将来の夢も want to で表せます。ソニー生命の2025年の調査(中高生1,000人対象)では、男子中学生がなりたい職業の1位は「公務員」、女子中学生の1位は「歌手・俳優・声優などの芸能人」でした。あなたなら What do you want to be? に何と答えますか。

出典:ソニー生命保険「中高生が思い描く将来についての意識調査2025」

「役に立ちたい」を世界で ── JICA海外協力隊発展

want to は「I want to help people.(人の役に立ちたい)」のように、夢や志を言うときにも使います。日本のJICA海外協力隊は、開発途上国の人々のために自分の技術や経験を生かしたいと望む人を募集し、訓練を経て世界各地へ派遣しています。中1で学ぶ want to の形が、将来こうした活動を語る言葉につながっています。

出典:JICA(国際協力機構)「JICAボランティア事業の概要」