「三人称」「単数」「現在形」の3つを満たすとき s をつける
①三人称:I(一人称)でも You(二人称)でもない、それ以外
②単数:1人または1つ(複数ではない)
③現在形:過去形ではない(普段やっている・今のこと)
「三人称単数」になる主語の例
- he(彼) / she(彼女) / it(それ)
- Mark, Hana(人名・1人)
- my mother, my father, my brother(特定の家族・1人)
- the cat, the dog(動物・1匹)
- this book, that house(物・1つ)
- ○ My brother plays tennis.(兄は1人 → s をつける)
- ○ My brothers play tennis.(兄弟が複数 → s をつけない)
- ○ Mark and Hana play tennis.(2人=複数 → s をつけない)
s のつけ方の4パターン
規則動詞のように、s のつけ方にもパターンがあります。
①普通:そのまま -s ── play → plays、live → lives、like → likes
②s, x, ch, sh, o で終わる:-es ── watch → watches、go → goes、do → does
③子音 + y:y を i に変えて -es ── study → studies、try → tries
④例外:have → has(覚える)
過去形の -ed のつけ方とそっくりですが、-ed の代わりに -s/-esと覚えると整理しやすい。
例文で確認
I/You と she/he の違い
- I play tennis. / She plays tennis.
- You like music. / He likes music.
- I study English. / Mark studies English.
- I have a dog. / My sister has a dog.
- I watch TV. / The kid watches TV.
- I go to school. / Hana goes to school.
be動詞の三単現は「is」
be動詞を使うときは、すでに学んだ通り is が三単現です(Lesson 3)。
Iam
Youare
三単現is(he/she/it/Mark など)
複数are(we/they/Hana and Mark など)
「私たち」「彼ら」のように 複数の主語のときは are を使います(複数なので三単現ではない)。
can と三単現
前に学んだ can は助動詞なので、三単現でも 形が変わりません。
- ○ She can swim.(×She cans swim. / ×She can swims.)
- ○ Mark can play tennis.
- can と一緒に動詞を使うときは、主語が三単現でも 動詞は原形。
- 「She can plays」「She cans play」はどちらもNG。
- 正しいのは She can play。
否定文・疑問文は次回(Does の使い方)
「彼はテニスをしない」「彼はテニスをするか?」のように 三単現の否定・疑問では、do の代わりに does を使います。これは次回くわしく扱います。今回は 肯定文(普通の文)に集中してください。
これまでの動詞の活用 整理
| 主語 | be動詞 | 一般動詞(現在) | can |
|---|---|---|---|
| I | am | play | can play |
| You | are | play | can play |
| 三単現(he/she/Mark) | is | plays(s) | can play |
| 複数(we/they) | are | play | can play |
練習問題
英語で使えるようにする練習
この単元は、説明を読んで終わりにすると定着しません。次の型を、主語・時・目的語を入れ替えながら声に出してください。
He plays soccer.
She studies English.
Does he like music?
- 主語が I/you/we/they なら s はつけない。
- does を使ったら動詞は原形。
- have は has になる。
この章でつまずきやすいところ
三単現は中1英語で最初の壁になりやすい単元です。本文を読んでいる途中や、問題を解いている途中に「あれ、ここで s をつけるんだっけ?」と手が止まりやすい場面を4つ取り上げ、迷いの正体と乗り越え方を整理します。
Mark and Hana を「単数」と思い込んでしまう
- つまずく場面:本文中で「Mark and Hana play tennis.」を読んだとき、Mark も Hana も「三人称・1人」だから s がつくはず…と感じて止まってしまう場面。三人称=単数だと思い込み、and で2人がつながっていることを見落としやすい。
- 克服のコツ:見分け方は主語を数えることに絞る。①「I/You ではない」かを確認し、②次に「1人・1つか、2人・2つ以上か」を確認する。Mark and Hana は2人=複数なので、三単現の3条件のうち「単数」が外れ、動詞に s はつかない。
- ミニ例:Mark plays tennis.(Mark は1人 → s)/Mark and Hana play tennis.(2人 → s なし)。and でつながった主語は人数を数え直すクセをつける。
Does の文で動詞にも s をつけてしまう
- つまずく場面:問題で「Does he ( like ) music?」の空欄を埋めるとき、he が三単現だから likes と書きたくなる場面。肯定文では He likes music. と s をつけたばかりなので、疑問文でも同じ感覚で手が動いてしまう。
- 克服のコツ:因果関係で覚える。Does の中にすでに三単現の s が入っているため、後ろの動詞にもう一度 s をつけると印が二重になってしまう。だから「does が出てきたら、後ろの動詞は原形に戻す」が鉄則。doesn't(否定)も同じ仲間。
- ミニ例:○ Does he like music?/× Does he likes music?/○ She doesn't like music.(doesn't のあとも原形)
have の三単現を haves と書いてしまう
- つまずく場面:本文の「My sister has a dog.」を見たあと、問題で「Mark ( have ) a dog.」を埋めるときに、ルール通り s をつけて haves と書きそうになる場面。play→plays、like→likes と同じ感覚で当てはめてしまう。
- 克服のコツ:位置づけで整理する。s のつけ方には①そのまま -s、②-es、③子音+y は -ies の3パターンがあるが、have→has と do→does は規則からはみ出した『覚える組』で、この3パターンとは別枠の例外として扱う。規則の外側に置いて、形ごと覚えてしまうのが近道。
- ミニ例:I have a dog./He has a dog.(×haves)/I do my homework./She does her homework.(do→does も別枠の例外仲間)
can 自身に s をつけて cans と書いてしまう
- つまずく場面:「She ( can ) swim.」を読んだあとに「主語が三単現だから can にも s をつけて cans にすべき?」と迷う場面。He plays. のように主語が三単現なら動詞に s、という直前の練習が残っていて、文の先頭にある can の形まで変えたくなってしまう。
- 克服のコツ:can の特徴で押さえる。can は助動詞で、主語が誰でも形が変わらない。だから She でも He でも cans にはならず、ずっと can のまま。さらに疑問文は Can she swim?、否定文は She can't swim. と、can の位置と形は変わらず後ろの動詞も原形のままになる。「can は主語に合わせて形を変えない助動詞」とまるごと覚える。
- ミニ例:○ She can swim./× She cans swim./○ Can she swim?/○ She can't swim.(肯定・疑問・否定のどれでも can の形は変わらない)
- play
- study
- watch
- go
- have
- like
- do
- try
答えを見る
(1) plays
(2) studies(y を i に変えて -es)
(3) watches(ch で終わるので -es)
(4) goes(o で終わるので -es)
(5) has(例外)
(6) likes
(7) does(o で終わるので -es)
(8) tries(y を i に変えて -es)
- I (play) tennis. ── My sister (play) tennis.
- I (study) English. ── Mark (study) English.
- I (have) a cat. ── He (have) a dog.
- I (watch) TV. ── My father (watch) TV.
- I (go) to school. ── Hana (go) to school.
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(1) play / plays
(2) study / studies
(3) have / has
(4) watch / watches
(5) go / goes
- I play soccer. (My brother)
- You like music. (She)
- I have a dog. (Mark)
- I go to school by bike. (My sister)
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(1) My brother plays soccer.
(2) She likes music.
(3) Mark has a dog.
(4) My sister goes to school by bike.
- She play tennis.
- Mark have a dog.
- My mother gos to work.
- He cans swim.
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(1) She plays tennis. ── 三単現なので s。
(2) Mark has a dog. ── have の三単現は has(例外)。
(3) My mother goes to work. ── go の三単現は goes(-es)。
(4) He can swim. ── can は変化しない。動詞は原形。
- 彼はサッカーをします。
- 彼女は英語を勉強します。
- 彼は音楽が好きですか。
答えを見る
(1) He plays soccer.
(2) She studies English.
(3) Does he like music?
まとめ
- 主語が 三人称・単数・現在形のとき、動詞の終わりに s や es をつける(三単現)。
- 三人称単数 = I でも You でもない、1人・1つの主語。例 he, she, it, Mark, my mother, the cat。
- s のつけ方:普通は -s、s/x/ch/sh/o の後は -es、子音+y は -ies、have は has。
- be動詞の三単現は is。
- can は助動詞なので 三単現でも変化しない。動詞も原形のまま。
- 主語が 複数のときは s をつけない。例 They play / We play / Mark and Hana play.
- 否定・疑問文(does の使い方)は次の記事で。
もっと知る ── 発展・実生活(出典つき)
※ 教科書の内容に、信頼できる出典をもとにした発展・実生活・時事の話題を補足しています(教科書そのものではありません)。
英語の動詞は「三単現の s」だけが特別発展
英語の一般動詞は、現在形でも I, you, we, they のときは形が変わらず、he / she / it のような三人称単数のときだけ語尾に -s がつきます。つまり、現在形の動詞で主語によって形が変わるのは三単現のときだけで、これは英語の動詞変化がとても少ないことを示しています。
むかしの英語では s ではなく -eth だった発展
現在は he plays のように -s をつけますが、シェイクスピアや欽定訳聖書(King James Bible)が書かれた時代の英語では、三人称単数の語尾は -eth でした。goeth(goes)、hath(has)、doth(does)のように、いまの -s と同じ働きをこの -eth が担っていました。
なぜ動詞は主語に「合わせる」のか発展
主語と動詞の形をそろえることを「一致(agreement)」といい、英語では人称(I/you以外か)と数(単数か複数か)で動詞が主語に合わせて変わります。英語ではこの一致がほとんど消えてしまい、規則動詞では三人称単数現在の -s / -es だけに残っているのです。
他の言語はもっとたくさん動詞が変わる発展
英語は主語による動詞変化がとても少ない言語です。たとえばラテン語やスペイン語では、一人称・二人称・三人称、単数・複数のそれぞれで動詞の語尾がすべて変わります。英語で覚えるのが三単現の -s だけで済むのは、むしろ楽なほうだといえます。
have が has に変わるのは be動詞と同じ仲間の変化実生活
三単現で have は haves ではなく has になります。これは英語でとてもよく使う動詞ほど、規則どおりではない特別な形を持つためです。be動詞が is になるのと同じように、よく使う have も特別な形 has を持つと覚えると整理しやすくなります。
