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中学生の学習ノート教科書をもう一段くわしく

現在進行形 ── am/is/are + ing で「今〜している」

「I play tennis.」と「I am playing tennis.」── どちらも「テニスをする」と訳せそうですが、意味はまったく違います。前者は「いつもテニスをする」、後者は「今この瞬間にテニスをしている」。後者のように 「今やっている最中」を表すかたちが 現在進行形です。be動詞 + 動詞ing の組み合わせ──英語で初めて出てくる「動詞2つを組み合わせる時制」のかたちを整理します。

現在形と現在進行形の違い

2つの違い

現在形I play tennis. ── 私はテニスをする(いつも・趣味・習慣)

進行形I am playing tennis. ── 私はテニスをしている(今この瞬間)

同じ play でも、習慣としての行為か 進行中の行為かを表現で分けます。日本語では「テニスをする」と「テニスをしている」の違いに対応します。

現在形(いつもの習慣)と現在進行形(今この瞬間) 現在形 I play tennis.(毎日くり返す) ○=くり返す動作(毎日・いつも) 現在進行形 I am playing tennis (now). 今 ■=今この瞬間、進行中の帯
現在形はくり返す習慣(○の点が並ぶ)、現在進行形は「今」を含む進行中の帯を表します。
用語
現在進行形(げんざい しんこうけい)
be動詞(am/is/are)+ 動詞ing のかたち。「今〜しているところだ」を表す。I am playing.(今プレイ中)/She is studying.(今勉強中)/They are running.(今走っている)。

be動詞 + ing の作り方

基本の語順

①主語

②be動詞(am, is, are)── 主語に合わせて選ぶ

③動詞 + ing

例文:

  • I am playing tennis. ── 私はテニスをしている。
  • You are reading a book. ── あなたは本を読んでいる。
  • She is studying English. ── 彼女は英語を勉強している。
  • Mark is eating breakfast. ── マークは朝食を食べている。
  • They are running. ── 彼らは走っている。

-ing のつけ方の4パターン

-ing のつけ方

①普通:そのまま -ing ── play → playing、read → reading、eat → eating

②e で終わる:e を取って -ing ── make → making、write → writing、come → coming

③短い母音 + 子音:子音を重ねて -ing ── run → running、swim → swimming、sit → sitting

④ie で終わる:ie を y に変えて -ing ── lie → lying、die → dying

②・③のルールには例外がある
  • ②は発音しない e(サイレント e)を取るルール。see・agree のように ee で終わる語は e を取らない ── see → seeing、agree → agreeing。be も e を取ると成立しないので be → being。
  • ③で子音を重ねるのは、1音節の語、または最後の音節にアクセントがある語のとき。visit・open のように最後の音節にアクセントがない語は重ねない ── visit → visiting、open → opening。

否定文:be動詞の後ろに not

be動詞のルールと同じ。am/is/are の後ろに not。

否定文の作り方

普通She is reading.

否定She is not reading.(短縮:She isn't reading.)

普通They are running.

否定They are not running.(They aren't running.)

疑問文:be動詞を文の先頭に

こちらも be動詞のルールと同じ。

疑問文の作り方

普通You are reading.

疑問Are you reading?

普通The students are eating.

疑問Are the students eating?

応答

  • Yes, 主語 + be動詞.(Yes, I am. / Yes, she is. / Yes, they are.)
  • No, 主語 + be動詞 + not.(No, I am not. / No, she isn't. / No, they aren't.)

Which ──「どちら?」の疑問文

用語
which(フィッチ)
「どちら」「どれ」を聞く疑問詞。What と似ているが、選択肢が決まっているときに使う。Which is your bag, this one or that one?(あなたのカバンはどっち、これ?それともあれ?)

例文:

  • Which is your pen? ── どれがあなたのペンですか?
  • Which do you like, tea or coffee? ── 紅茶とコーヒー、どっちが好き?
  • Which book is yours? ── どの本があなたのですか?

進行形にしない動詞

「気持ち・状態」の動詞は進行形にしない
  • ×I am liking music.(NG)→ ○ I like music.
  • ×She is having a sister.(NG)→ ○ She has a sister.
  • like, love, know, want, have(持つ意味のとき)などは 状態を表すので進行形にしない。
  • have が「食べる」の意味のときは進行形OK:I am having lunch.(昼食を食べている)

冠詞 a/an/the

Lesson 6 では 冠詞(かんし)も整理されます。中1で出てくる主な使い方:

a / an / the の使い分け

a「1つの」「ある」── 名詞が1つで、特定でない。子音で始まる名詞の前。

an同じ意味だが、母音 a/i/u/e/o の音で始まる名詞の前。an apple, an egg, an orange, an hour(h は読まない)。

the「その」── 話し手も聞き手も どれを指しているか分かっているとき。または唯一無二のもの(the sun, the moon)。

例:

  • I have a dog.(私は犬を1匹飼っている)
  • I see an apple.(リンゴが1つ見える)
  • Look at the cat.(その猫を見て ← 話し手と聞き手が同じ猫を見ている)
  • The sun is bright.(太陽は明るい ← 唯一無二)

練習問題

英語で使えるようにする練習

この単元は、説明を読んで終わりにすると定着しません。次の型を、主語・時・目的語を入れ替えながら声に出してください。

型
現在進行形の基本パターン
主語 + am/is/are + 動詞ing
音読して覚える例文

I am studying now.

She is reading a book.

Are they playing soccer?

よくあるミス
  • be動詞を忘れない。I studying now. は不可。
  • now / Look / Listen が手がかりになることが多い。
  • like / know など状態を表す動詞は進行形にしにくい。

この章でつまずきやすいところ

現在進行形は「今この瞬間にしている動作」を表す形です。本文を読んでいる途中で「動詞ing だけでよかったっけ?」「ふだんと今の区別はどこで見分けるの?」と手が止まりやすい場面を、3つ取り上げて整理します。

be動詞を抜かして動詞ingだけで済ませてしまう

  • つまずく場面:「She reading a book.」と書いて、文として完成した気がしてしまう。日本語の「彼女は本を読んでいる」をそのまま訳すと、be動詞の置き場所を忘れて動詞ingだけ並べてしまう瞬間がある。
  • 克服のコツ:見分け方で整理する。現在進行形は「be動詞 + 動詞ing」の2語セットで1つの動詞のはたらきをすると覚える。主語を書いたら、次に必ず am / is / are のどれかを置き、その後ろに動詞ingを続ける、という順番を声に出して確認する。
  • ミニ例:She is reading a book.(彼女は本を読んでいる)/ I am studying now.(私は今勉強している)── be動詞を入れずに「She reading...」とだけ書くのはNG。

現在形と現在進行形を同じ意味だと思い込んでしまう

  • つまずく場面:本文の「I play tennis.」と「I am playing tennis.」を見比べているとき、どちらも「テニスをする」と訳せそうで、違いがぼんやりしてしまう。日本語にすると差が小さく見えて、使い分けの基準が消える瞬間がある。
  • 克服のコツ:時系列で整理する。現在形=いつも・習慣、現在進行形=今この瞬間、と時間の幅を分けて考える。文の中に now や Look! / Listen! があれば進行形の合図、「毎日」「いつも」なら現在形、と手がかりとセットで覚える。
  • ミニ例:I play tennis.(私はテニスをする=ふだんの習慣)/ I am playing tennis now.(私は今テニスをしている=この瞬間の動作)── 同じ play でも時間の幅が違う。

状態を表す動詞まで進行形にしてしまう

  • つまずく場面:「私は音楽が好きです」を英語にしようとして、「今好きにしている」感覚で I am liking music. と書きたくなる。本文の例にも「×I am liking music.」とあるが、なぜダメなのかが読み流すとつかみきれない。
  • 克服のコツ:因果関係で整理する。進行形は「動作の途中」を表す形なので、途中や中断のない状態を表す動詞(like / love / know / want / have(持つ意味))には使えない、と理由から押さえる。have が「食べる」の意味のときは動作なので進行形OK。
  • ミニ例:○ I like music.(音楽が好き=状態)/ × I am liking music./ ○ I am having lunch.(昼食を食べている=動作なのでOK)/ ○ She has a sister.(姉妹がいる=状態)

-ing のつけ方をすべて「そのまま ing」で済ませてしまう

  • つまずく場面:問題を解いている途中、run を runing、write を writeing と書いて違和感が残る。本文に4種類のルールがあると書いてあったのを思い出すが、どの動詞がどのルールに当てはまるのかが瞬時に出てこない。
  • 克服のコツ:見分け方で整理する。動詞の語尾の形でルールが決まる。①ふつう=そのまま ing、②e で終わる=e を取って ing、③短い母音+子音=子音を重ねて ing、④ie で終わる=ie を y にして ing。語尾を指で押さえてから ing をつける癖をつける。
  • ミニ例:play → playing(そのまま)/ make → making(e を取る)/ run → running(n を重ねる)/ lie → lying(ie を y に)
問題1(-ing 形にする)
次の動詞を -ing 形にしなさい。
  1. play
  2. make
  3. run
  4. swim
  5. study
  6. write
  7. eat
  8. sit
答えを見る

(1) playing

(2) making(e を取る)

(3) running(n を重ねる)

(4) swimming(m を重ねる)

(5) studying(そのまま -ing)

(6) writing(e を取る)

(7) eating

(8) sitting(t を重ねる)

問題2(穴うめ)
空欄に動詞を「be動詞 + ing」の形にして入れなさい。
  1. I (play) soccer now.
  2. She (read) a book.
  3. The boys (run) in the park.
  4. Mark (eat) breakfast.
答えを見る

(1) am playing ── I am playing soccer now.

(2) is reading ── She is reading a book.

(3) are running ── The boys are running in the park.

(4) is eating ── Mark is eating breakfast.

問題3(書きかえ)
次の文を、(1)否定文、(2)疑問文 に書きかえなさい。
  1. She is writing a letter.
  2. They are playing tennis.
答えを見る

(1) She is writing a letter.

  • 否定:She is not writing a letter.(She isn't writing a letter.)
  • 疑問:Is she writing a letter?

(2) They are playing tennis.

  • 否定:They are not playing tennis.(They aren't playing tennis.)
  • 疑問:Are they playing tennis?
問題4(誤りなおし)
次の英文には1つずつまちがいがあります。直して書きなさい。
  1. She is play the piano.
  2. I am liking music.
  3. He runing now.
答えを見る

(1) She is playing the piano. ── -ing をつける。

(2) I like music. ── like は進行形にしない。

(3) He is running now. ── be動詞(is)が必要。run は n を重ねて running。

追加問題(瞬間英作文)
次の日本語を、このページの型を使って英語にしなさい。
  1. 私は今、英語を勉強しています。
  2. 彼女は本を読んでいます。
  3. 彼らはサッカーをしていますか。
答えを見る

(1) I am studying English now.

(2) She is reading a book.

(3) Are they playing soccer?

まとめ

  • 現在進行形= be動詞(am/is/are) + 動詞ing。「今〜している」を表す。
  • 現在形(いつもの行為)と進行形(今の行為)は別物。
  • -ing のつけ方:普通は -ing、e で終わる動詞は e を取る、短い母音+子音は子音を重ねる、ie は y に変える。
  • 否定:be動詞の後ろに not。例 She is not reading.
  • 疑問:be動詞を文の先頭に。例 Are you reading?
  • 応答:Yes, 主語 + be動詞. / No, 主語 + be動詞 + not.
  • like, know, have(持つ) など状態を表す動詞は進行形にしない。
  • Which は選択肢から「どちら?」を聞く疑問詞。
  • 冠詞:a/an(1つの/不特定)と the(特定)の使い分け。母音の前は an。

もっと知る ── 発展・実生活(出典つき)

※ 教科書の内容に、信頼できる出典をもとにした発展・実生活・時事の話題を補足しています(教科書そのものではありません)。

進行形は「一時的なこと」にも使う実生活

現在進行形は「今この瞬間」だけでなく、ふだんと違う一時的なことにも使えます。例えば EF の文法解説では「He usually plays the drums, but he's playing bass guitar tonight.(ふだんはドラムだが、今夜はベースを弾いている)」のように、いつもと違う今だけの状況を進行形で表しています。

出典:EF Education First(英文法解説 Present Continuous)

進行形で「未来の予定」も言える発展

実は am/is/are + ing は、すでに決めた未来の予定を表すこともできます。EF の解説では「I'm meeting Jim at the airport.(ジムを空港で出迎える=そう約束してある)」「We're having a staff meeting next Monday.」のように、約束ずみの計画を進行形で言う例が挙げられています。中1ではまず「今〜している」を覚えれば十分ですが、こういう使い方もあると知っておくと会話が広がります。

出典:EF Education First(Present continuous for future arrangements)

進行形にしない動詞には理由がある発展

like や know、want のように「気持ちや状態」を表す動詞は、ふつう進行形にしません。これらは状態動詞(stative verbs)と呼ばれ、動作のように「今やっている最中」という途中の段階がないからです。だから ×I am liking music. ではなく ○I like music. が正しい形になります。

出典:Perfect English Grammar(Stative Verbs)

have は意味によって進行形にできる実生活

have は「持っている」という意味のときは状態動詞なので進行形にしませんが、「体験する・楽しむ」という動作の意味のときは進行形にできます。Perfect English Grammar の解説でも I'm having a party.(パーティーをしている最中)や I'm having a good time.(楽しい時間を過ごしている)のような使い方が紹介されています。同じ単語でも意味で形が変わるのがおもしろいところです。

出典:Perfect English Grammar(Stative Verbs)

a と an は「文字」ではなく「音」で決まる発展

a と an の使い分けは、つづりの文字ではなく次にくる単語の「音」で決まります。ケンブリッジ辞書のブログでも、子音の音で始まる語には a(a horse)、母音の音で始まる語には an(an apple)を使うと説明されています。だから h を読まない hour は an hour、u を「ユ」と読む university は a university になります。

出典:Cambridge Dictionary blog(A, an, and the: how to use articles in English)