do / does / did の3兄弟
do現在形(I, You, We, They)── Do you play?
does三単現(he, she, it, Mark)── Does she play?
did過去形(すべての主語)── Did you play?
過去形のいい点は、主語が誰でも did を使うこと。三単現のときの doesn't / does のように主語ごとに分けなくてよいので楽です。
否定文:did not(didn't)+ 動詞の原形
普通I played tennis yesterday.
否定I did not play tennis yesterday.
短縮I didn't play tennis yesterday.
- did を使った時点で、後ろの動詞は 原形。
- ×I didn't played tennis. → ○ I didn't play tennis.
- 過去の意味は did が背負っているので、動詞は原形でOK。
例文:
- I didn't go to school yesterday. ── 私は昨日学校に行かなかった。
- She didn't eat breakfast. ── 彼女は朝食を食べなかった。
- We didn't see the movie. ── 私たちはその映画を見なかった。
- Mark didn't read the book. ── マークはその本を読まなかった。
疑問文:Did を文の先頭に
普通You played tennis.
疑問Did you play tennis?(did は先頭、play は原形)
Did ...? に答える
- はい → Yes, 主語 + did.
- いいえ → No, 主語 + didn't.
例:
- Did you read the book? ── あなたはその本を読んだ?
── Yes, I did. / No, I didn't. - Did Mark go to school yesterday? ── マークは昨日学校に行った?
── Yes, he did. / No, he didn't.
What did you ...? ──「何を〜したの?」
What疑問文も Did を使うパターンがあります。
①What did you do? ── 何をしたの?
②Where did you go? ── どこへ行ったの?
③When did you come? ── いつ来たの?
④What did you eat? ── 何を食べたの?
語順は 疑問詞 + did + 主語 + 動詞の原形 + ?。What疑問文や Where疑問文の 過去形バージョンです。
例文と答え方
- What did you do yesterday? ── 昨日何をした?
── I played tennis.(テニスをしました) - Where did you go last week? ── 先週どこへ行った?
── I went to Kyoto.(京都に行きました) - What did you eat for breakfast? ── 朝食に何を食べた?
── I ate toast.(トーストを食べました)
新しい疑問詞:When(いつ)と Why(なぜ)
Lesson 7 では、これまで出てきた What/Where/Who に加えて When(いつ)と Why(なぜ)が登場します。
What何 ── What did you eat?
Whoだれ ── Who is that?
Whereどこ ── Where did you go?
Whenいつ ── When did you come?
Whyなぜ ── Why did you go?
Why の答え:Because ...
「なぜ?」と聞かれたら、Because(〜だから)で答えます。
- Why did you go to Kyoto? ── なぜ京都へ行ったの?
── Because I wanted to see kiyomizu-dera.(清水寺を見たかったから) - Why do you like math? ── なぜ数学が好き?
── Because it's fun.(楽しいから)
do / does / did の使い分け 総合表
| 普通文の動詞 | 否定文 | 疑問文 | |
|---|---|---|---|
| I/You/複数 現在 | play(原形) | don't play | Do you play? |
| 三単現 | plays(s) | doesn't play | Does he play? |
| 過去(全主語) | played(過去形) | didn't play | Did you play? |
普通文では動詞の形が違うが、否定・疑問文では3つとも動詞は原形。do/does/did に過去・三単現の情報を背負わせる。
練習問題
英語で使えるようにする練習
この単元は、説明を読んで終わりにすると定着しません。次の型を、主語・時・目的語を入れ替えながら声に出してください。
Did you watch TV?
I did not play tennis.
Where did she go?
- did を使ったら watched ではなく watch。
- 否定文は did not / didn't + 原形。
- 疑問詞があっても did の位置は変わらない。
この章でつまずきやすいところ
過去の否定文・疑問文は「did を出したら動詞は原形」が芯。本文や問題を見ている途中で、過去形と原形が頭の中でぶつかって手が止まる場面を集めました。読み進めながら「いま did はどこにいる?動詞はどんな形?」を確かめる視点を作りましょう。
didn't のあとを過去形に直したくなってしまう
- つまずく場面:本文の「I didn't go to school yesterday.」を読んでいる途中、「昨日のことなのに go のままで合ってる?」と急に不安になり、心の中でこっそり went に直したくなって止まってしまう場面。
- 克服のコツ:因果関係で覚えます。「didn't の中の did が過去の印を背負っている → だから後ろの動詞は原形のまま」。過去の印は1か所だけで十分、と決めておくと、didn't のあとの動詞を見たときに迷いません。
- ミニ例:本文の I didn't go to school yesterday. は「did(過去) + n't + go(原形)」。 ×I didn't went は過去が二重になっているのでNG、と本文で確認できます。
Did のあとの動詞にうっかり s をつけてしまう
- つまずく場面:本文の「Did Mark go to school yesterday?」を読んでいる途中、「Mark は三人称単数だから goes じゃないの?」と一瞬考え、Does she play? の形と混ざって、頭の中で goes に置き換えたくなってしまう場面。
- 克服のコツ:位置関係で整理します。Did/Does/Do の直後にくる動詞は必ず原形です。主語が he/she/Mark でも、Did が先頭に立った瞬間に動詞は s を脱ぎます。三単現の s は「普通文のとき」だけの飾り、と覚えます。
- ミニ例:本文の Did Mark go to school yesterday? は go で正解。 ×Did she goes? はDidが過去を背負っているのに s が残っているのでNG、と本文で示されています。
What did you do? の2つの do を同じものだと思ってしまう
- つまずく場面:本文の「What did you do?」を読んでいる途中、「do が2つあるけど、なんで重ねていいの?」と止まり、片方を消した方がいい気がして文の意味が取れなくなってしまう場面。
- 克服のコツ:位置関係で見分けます。前の did は『疑問文を作るための助動詞』、後ろの do は『する』という意味の一般動詞です。役割が違うので並んでOK。「疑問詞 + did + 主語 + 原形 ?」の枠に do(する)が入っただけ、と読みます。
- ミニ例:本文の What did you do yesterday? は「What + did + you + do(=する) ?」。答えは I played tennis. のように、「した中身」を一般動詞で具体化します。
Why の答えに Because を付け忘れてしまう
- つまずく場面:本文の「Why did you go to Kyoto?」を読んでいる途中、答えの文を頭の中で組み立てようとして、「I wanted to see Kiyomizu-dera.」だけで完結させたくなり、Becauseを置く位置が分からなくなる場面。
- 克服のコツ:因果関係で覚えます。Why(なぜ) と Because(〜だから) はセット。Why で「理由」を聞かれたら、答えは Because で始めて「理由の中身」を続ける、と型で固定します。Yes/No で答える Did 疑問文とは答え方の型が違う点に注意します。
- ミニ例:本文の Why did you go to Kyoto? ── Because I wanted to see Kiyomizu-dera.。Why で問われたら Because、と本文で並べて確認できます。
- I played soccer yesterday.
- She went to Tokyo last week.
答えを見る
(1) I played soccer yesterday.
- 否定:I did not play soccer yesterday.(短縮:I didn't play soccer yesterday.)
- 疑問:Did you play soccer yesterday?
(2) She went to Tokyo last week.
- 否定:She didn't go to Tokyo last week.
- 疑問:Did she go to Tokyo last week?
- あなたは昨日何をしましたか? ── ( do / yesterday / what / you / did )?
- マークはどこに行きましたか? ── ( go / Mark / where / did )?
- あなたはなぜ泣いたの? ── ( cry / why / did / you )?
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(1) What did you do yesterday?
(2) Where did Mark go?
(3) Why did you cry?
- Did you read the book?(Yes)
- Did she go to school yesterday?(No)
- What did you do last Sunday?(played tennis)
- Why did you go to Kyoto?(saw a temple)
答えを見る
(1) Yes, I did.
(2) No, she didn't.
(3) I played tennis.
(4) Because I wanted to see a temple.(または Because I saw a temple.)
- I didn't went to school.
- Did she ate breakfast?
- What you did yesterday?
答えを見る
(1) I didn't go to school. ── didn't のあとは原形。
(2) Did she eat breakfast? ── Did のあとは原形。
(3) What did you do yesterday? ── 「did + 主語」の語順。
- あなたはテレビを見ましたか。
- 私はテニスをしませんでした。
- 彼女はどこへ行きましたか。
答えを見る
(1) Did you watch TV?
(2) I did not play tennis.
(3) Where did she go?
まとめ
- 過去の否定文:did not(didn't)+ 動詞の原形。例 I didn't play tennis.
- 過去の疑問文:Did + 主語 + 動詞の原形? 例 Did you play tennis?
- 応答:Yes, 主語 + did. / No, 主語 + didn't.
- did を使ったら、後ろの動詞は 必ず原形。
- What/Where/When/Why + did + 主語 + 動詞の原形 で、過去の具体的な内容を聞ける。
- Why の答えは Because(〜だから)で始める。
- do / does / did は 主語と時制で使い分ける3兄弟。否定・疑問文では3つとも動詞は原形に戻す。
もっと知る ── 発展・実生活(出典つき)
※ 教科書の内容に、信頼できる出典をもとにした発展・実生活・時事の話題を補足しています(教科書そのものではありません)。
英語の動詞の9割は -ed で過去形になる「規則動詞」発展
played や watched のように、語尾に -ed をつけて過去形を作る動詞を規則動詞といいます。実はアメリカ英語では、使われる動詞の9割以上がこの規則的な形だと報告されています。つまり -ed が英語の過去形の「基本ルール」で、go→went のような不規則動詞のほうが少数派なのです。
新しくできた動詞は、みんな -ed の過去形になる発展
英語に新しく加わった動詞は、ほぼすべて -ed をつける規則動詞になります。たとえば検索サービスから生まれた google は googled、メールの email は emailed という過去形です。これは -ed のルールが今も生きていて、迷ったときに使われる「標準の形」だからです。
go の過去形が went なのは「別の動詞」から来たから発展
go の過去形 went は、もともと wend(向かう・進む)という別の動詞の過去形でした。それが1500年ごろまでに go の古い過去形と入れかわって、今の went になったのです。だから go と went は形が全然似ていないのに、ペアとして使われています。
不規則動詞は、だんだん規則的な -ed に変わってきている発展
burnt(burn の過去形)のような不規則な形は、時代とともに burned のような -ed の形に置きかわってきました。本やSNSの大量の文章を調べた研究でも、不規則動詞が少しずつ規則動詞化していく流れが確認されています。100語ほどある不規則動詞を覚える価値はありますが、英語全体は -ed のほうへ動いているのです。
出典:PMC(米国立衛生研究所)論文「English verb regularization in books and tweets」
go→went、see→saw…不規則動詞は「約200語」発展
go→went、see→saw のように形が変わる不規則動詞は、よく使うものでも200語ほどあるとされています。その多くは英語の祖先であるゲルマン語からきた古い言葉です。数が限られているので、ひとつずつ声に出して覚えれば、Did のあとに原形を置くときもすぐ正しい形が浮かぶようになります。
