デジタルこどもBASEのロゴ特定非営利活動法人デジタルこどもBASE
中学生の学習ノート教科書をもう一段くわしく

世界の気候帯の解き方/コツ

世界の気候帯は気温と降水量の組み合わせで分類されます。まず緯度(赤道からの距離)で大まかな位置を押さえ、そのあとに雨の降り方や住居・農業などの暮らしと結びつけて整理すると、用語の丸暗記にならず確実に得点できます。

世界の気候帯 を解く・整理する5ステップ

各ステップをクリックすると詳しい説明と例が開きます。

ステップ 1:ステップ1: 緯度から気候帯のあたりをつける

問題で地名や緯度が出てきたら、まず赤道→回帰線付近→中緯度→高緯度→極付近のどこにあたるかを確認します。赤道付近(0〜20°)は熱帯、回帰線付近(およそ20〜30°)に乾燥帯、中緯度(およそ30〜50°)は温帯、高緯度(およそ50〜70°)は冷帯、極付近(70°以上)は寒帯、とおおまかな目安で予想を立てます(あくまで目安で、地形や海流で多少ずれます)。

例題:「アマゾン川流域」→赤道付近なので熱帯。「シベリア」→高緯度の北半球の陸地なので冷帯(亜寒帯)と予想できる。
ステップ 2:ステップ2: 気温と降水量の条件で気候帯を確定する

緯度の予想を、教科書の条件で確かめます。熱帯は最も寒い月でも18℃以上、温帯は最寒月が18℃未満だが冬でも比較的温暖、冷帯(亜寒帯)は冬が厳しく寒いが夏は10℃以上になる、寒帯は最も暖かい月でも10℃未満です。乾燥帯は蒸発量が降水量を上回る地域です。細かい数値だけで決めず、降水量や暮らしも合わせて確かめます。

例題:最暖月8℃の地点→気温だけで寒帯と判定できる。年降水量250mm未満で気温が高い→砂漠気候(乾燥帯)。
ステップ 3:ステップ3: 雨の降り方でさらに細かい区分に分ける

同じ気候帯でも、雨季・乾季の有無で細区分が変わります。熱帯は年中雨なら熱帯雨林、雨季と乾季があればサバナ。温帯は年中雨なら温暖湿潤気候、夏乾燥なら地中海性気候、年中穏やかなら西岸海洋性気候。乾燥帯は雨ほぼなしが砂漠、短い草が育つのがステップです。

例題:「夏に乾燥して冬に雨が降る地中海沿岸」→温帯のうち地中海性気候。「モンゴルの短い草原」→乾燥帯のうちステップ気候。
ステップ 4:ステップ4: 暮らし(家・服・食・農業)と結びつけて覚える

気候は住居・衣服・主食・農業に直結するので、必ずセットで覚えます。熱帯は高床式の家・焼畑農業・イモ類、乾燥帯は日干しレンガ・オアシス農業・遊牧、冷帯は丸太組みの家・二重窓・タイガ(針葉樹林)の木材利用、小麦やじゃがいもなどの畑作、寒帯はイグルー・トナカイの遊牧、高山気候はアンデスの高地でリャマ・アルパカの放牧、じゃがいもやとうもろこしの段々畑です。

例題:「厚い壁の日干しレンガの家」と書かれていれば乾燥帯。「東南アジアの熱帯雨林で高床式の家にして風通しと湿気・洪水を防ぐ」とあれば熱帯と判断できる。
ステップ 5:ステップ5: 例外(高山気候・冷帯の偏り)を確認する

最後に例外を確認します。高山気候は緯度ではなく標高で寒くなる地域で、低緯度でも涼しい(例:ボリビアのラパス)。また冷帯は北半球にしかない、これは南半球の同じ緯度には南極大陸を除いて大陸がほとんどなく、海洋に覆われているため、内陸性の寒さになる冷帯が成立しないからです。記述問題で頻出なので必ず覚えます。

例題:「赤道直下なのに年中春のような気候」→高山気候。「冷帯が北半球だけにある理由は」→南半球の同じ緯度には南極大陸以外に大きな陸地がなく海洋に覆われているから。

これだけは覚える

5つの気候帯(熱帯・乾燥帯・温帯・冷帯・寒帯)に加え、標高による高山気候がある。決め手は気温と降水量で、おおまかな位置は緯度で決まる。冷帯は北半球のみ。気候は家・服・食・農業と必ず結びつけて覚える。

よくあるつまずき

乾燥帯=全部砂漠と思い込む誤りに注意(ステップ気候も含む)。冷帯と寒帯も混同しやすく、冷帯には短い夏と針葉樹林(タイガ)がある。気温の数字だけで決めず、降水量や雨季・乾季、緯度・標高も合わせて確認すること。

関連

出典・最終更新

  • 出典基盤:教科書(社会)の核となる手順と概念データに基づく整理。
  • 編集方針:教科書頻出の解き方・コツを、段階的なステップに分け、つまずきポイントと核となるルールを併記しています。
  • 最終更新:2026-06-27