文の組み立て ── 主語・述語・修飾語 のテスト頻出 5 パターン
定期テスト・入試で実際によく出る型を、答え方のコツとセットで整理しました。
パターン1:文中の主語と述語を抜き出させる
📝 典型的な出題例:次の文の主語と述語を、文節の形で抜き出しなさい。「図書館に たくさんの 本が ある。」
✅ 答え方のコツ:まず文末の述語から確定します。日本語の述語はほぼ文末にあるので「ある」が述語。次に「何が/誰が」その述語に対応するかを探し、「本が」が主語と分かります。文の先頭の語=主語ではない点に注意。「図書館に」は修飾語です。
🔑 押さえる用語:主語, 述語, 文節, 文末
⚠️ ありがちなミス:文の先頭にある「図書館に」を主語と答えてしまうミス。主語は述語との対応で決まる。
パターン2:述語が4タイプのどれかを答えさせる
📝 典型的な出題例:次の各文の述語は「どうする/どんなだ/何だ/ある・いる」のどれにあたるか答えなさい。①風がそよぐ。②この本はおもしろい。③太郎は学生だ。④机の上に時計がある。
✅ 答え方のコツ:述語の意味を見て分類します。①動作なら「どうする」、②性質・状態なら「どんなだ」、③「○○だ」と同じであることを示すなら「何だ」、④存在を示すなら「ある/いる」。「空が青い。」のように形容詞で終わる述語は「どんなだ」、「彼は教師だ。」のように名詞+だで終わる述語は「何だ」と、文の形で確かめると速いです。例文の答えは①どうする/②どんなだ/③何だ/④ある・いる。
🔑 押さえる用語:どうする, どんなだ, 何だ, ある/いる
⚠️ ありがちなミス:「学生だ」を「どうする」と答えてしまうミス。「○○だ」の形は「何だ」型。
パターン3:修飾語のかかり先を矢印で示させる
📝 典型的な出題例:「白い 鳥が 空を 高く 飛ぶ。」── 各修飾語がどの文節にかかっているか、矢印で示しなさい。また、連体修飾語か連用修飾語かを答えなさい。
✅ 答え方のコツ:①「何をくわしくしているか」を意味で判断します。「白い」→鳥が(連体)、「空を」→飛ぶ(連用)、「高く」→飛ぶ(連用)。②名詞(体言)にかかれば連体修飾語、動詞・形容詞・形容動詞(用言)にかかれば連用修飾語。「白い飛ぶ」のように意味が通じない組み合わせは選びません。
🔑 押さえる用語:修飾語, 被修飾語, 連体修飾語, 連用修飾語
⚠️ ありがちなミス:「白い」を直後にある「鳥が」を飛ばして「飛ぶ」にかけてしまうミス。意味が通じる方にかける。
パターン4:省略された主語を補わせる
📝 典型的な出題例:次の文に省略されている主語を補いなさい。「昨日、本屋で立ち読みをした。」
✅ 答え方のコツ:日本語では分かりきった主語が省略されることがよくあります。設問が「抜き出しなさい」なら文中にある場合のみ答え、「補いなさい」なら文脈から「私が」「彼が」などを補います。この文は動作主が示されていないので「私が(私は)」と補うのが基本。前に「弟は」などの主体が示されていればそれに合わせます。
🔑 押さえる用語:主語の省略, 補う, 文脈
⚠️ ありがちなミス:省略された文を「主語がないから間違いの文」と判断してしまうミス。日本語では主語の省略は正しい用法で、文脈から補える。
パターン5:長い文から「骨」だけを取り出させる
📝 典型的な出題例:次の文の中心となる主語と述語(骨組み)を答えなさい。「赤い 帽子を かぶった 少女が 公園で 遊ぶ。」(連体修飾節「赤い帽子をかぶった」を含む応用問題)
✅ 答え方のコツ:修飾語を取り除いて「だれが/どうした」の形に戻すのがコツ。①まず文末の述語「遊ぶ」を確定。②「何が/誰が」遊ぶ?→「少女が」が主語。③「赤い」「帽子を」「かぶった」「公園で」はすべて修飾語と分かります。骨:主語=少女が/述語=遊ぶ。
🔑 押さえる用語:骨組み, 主語, 述語, 修飾語
⚠️ ありがちなミス:途中の「帽子を」を主語と答えてしまうミス。助詞「を」は目的(修飾語)を示すもので、主語を示す「が・は」とは別。文末の述語に対応する「~が/~は」だけが主語になる。
テスト前の総仕上げ
テスト直前は「まず文末の述語を確定→対応する主語を探す→残りを修飾語として矢印で結ぶ」という手順を3秒で動かせるようにしておきましょう。形だけで決めず、意味が通じるかかり先を選ぶのが満点のコツです。
関連
出典・最終更新
- 出典基盤:教科書(国語)の核となる出題ポイントと、定期テスト・入試の頻出傾向を踏まえた整理。
- 編集方針:中学定期テスト・入試の頻出パターンを、出題の型ごとに整理し、答え方のコツとよくあるミスをセットで提示しています。
- 最終更新:2026-07-07
