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形容詞・形容動詞の解き方/コツ

「美しい花」と「静かな夜」── どちらも様子を表しますが、品詞は別ものです。判定のカギは言い切りの形と活用。「い」で終われば形容詞、「だ」で終われば形容動詞。見た目にだまされない手順を身につけましょう。

形容詞・形容動詞 を解く・整理する5ステップ

各ステップをクリックすると詳しい説明と例が開きます。

ステップ 1:ステップ1: 言い切りの形に直す

問題の語をまず言い切りの形(終止形)に直します。終わりが「い」なら形容詞、「だ」なら形容動詞の候補。文中の活用形(「美しかった」「静かに」など)のままだと判別を誤りやすいので、必ず言い切りに戻してから判定します。

例題:「美しかっ/た」→言い切り「美しい」で形容詞。「静かに/歩く」→言い切り「静かだ」で形容動詞。
ステップ 2:ステップ2: 見た目にだまされず「きれい」型を確認する

「きれい」「きらい」「ていねい」は「い」で終わって見えるだけで形容詞ではありません。言い切ると「きれいだ」になり、「きれくない」「きれかった」とは言えない。これが形容動詞の証拠です。語末の一文字だけで決めない習慣をつけます。

例題:「きれい」→「きれいだ」と言い切れる→形容動詞。「うれしい」→「うれしかった」と言える→形容詞。
ステップ 3:ステップ3: 「〜な+名詞」テストで「だ」の正体を見分ける

「〜だ」で終わる語が形容動詞か、名詞+助動詞「だ」かを区別するには、語幹に「な」をつけて名詞に続けてみます。自然につながれば形容動詞、不自然なら名詞+助動詞です。

例題:「静かな夜」○→形容動詞「静かだ」。「学生な夜」×→名詞「学生」+助動詞「だ」。
ステップ 4:ステップ4: 活用形を「続く言葉」で決める

活用問題は、下線部のあとに何が続くかを見ます。「う」→未然形、「た・ない・なる」→連用形、「。」→終止形、体言(名詞)→連体形、「ば」→仮定形。形容詞・形容動詞には命令形がないので活用形は5つです。

例題:「高ければ」→「ば」に続く→仮定形。「静かな朝」→体言「朝」に続く→連体形。
ステップ 5:ステップ5: 「大きな・小さな」と読解での働きも確認する

「大きな」「小さな」は活用しない連体詞で、形容詞「大きい・小さい」とは別単語です。読解では、形容詞・形容動詞が人物の気持ちや場面の印象を作る根拠になります。本文の語を引用して答えるのが基本です。

例題:「大きな家」→連体詞(活用なし)。「大きい家」→形容詞。「うれしい」「静かだ」は心情・印象を示す根拠語になる。

これだけは覚える

形容詞は言い切りが「い」、形容動詞は「だ」。どちらも用言で述語になれ、命令形はない(活用形は5つ)。形容動詞の連体形は「〜な」。「きれい・きらい・ていねい」は形容動詞、「大きな・小さな」は連体詞。

よくあるつまずき

「い」で終わるからと「きれい」を形容詞にする誤り。「学生だ」を形容動詞にする誤り(名詞+助動詞)。「大きな」を形容詞「大きい」と同じ扱いにする誤り。活用形を「続く言葉」で確認せず、見た目だけで答える誤りに注意。

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出典・最終更新

  • 出典基盤:教科書(国語)の核となる手順と概念データに基づく整理。
  • 編集方針:教科書頻出の解き方・コツを、段階的なステップに分け、つまずきポイントと核となるルールを併記しています。
  • 最終更新:2026-06-27