デジタルこどもBASEのロゴ特定非営利活動法人デジタルこどもBASE
中学生の学習ノート教科書をもう一段くわしく

名詞の見分け方/4種類を整理するコツ

「本」「東京」「私」「3つ」── どれも名詞だが、性質は別物。名詞は活用しない自立語で、「が・は」を付けて主語になれるのが最大の特徴。ここでは4種類の見分け方と、まちがえやすい「これ/この」の判別を、順に整理していこう。

名詞 を解く・整理する5ステップ

各ステップをクリックすると詳しい説明と例が開きます。

ステップ 1:ステップ1: 「が・は」を付けて主語になれるか確認する

ある語が名詞かどうか迷ったら、後ろに助詞「が」「は」「を」「に」を付けて文を作ってみる。主語や目的語になれれば名詞(体言)。名詞は活用しないので、語尾が変化しない点も合わせて確かめよう。

例題:「学校が始まる」「私は学生だ」── どちらも自然な文になるので「学校」「私」は名詞。
ステップ 2:ステップ2: 4種類(普通・固有・代名詞・数詞)に分類する

名詞と決まったら、次の基準で4つに振り分ける。普通名詞=一般的な物事の名前(本・犬・自由)。固有名詞=世界に1つしかない名前(東京・夏目漱石)。代名詞=直接名前を言わず指し示す語(私・これ)。数詞=数や順序を表す語(3つ・第2位)。

例題:「京都」→固有名詞、「友人」→普通名詞、「あなた」→代名詞、「5人」→数詞。世界に1つに決まる名前かどうかが、普通か固有かの分かれ目。
ステップ 3:ステップ3: 代名詞は人称・指示の別と指す対象を特定する

代名詞は人称代名詞(私・あなた・彼)と指示代名詞(これ・そこ・あちら)に分かれる。指示代名詞は意味が固定ではないので、前後の文を読み、同じ内容を表す名詞や説明を根拠に指示対象を決めること。直前の語だけで判断しない。

例題:「あれは何?」の「あれ」は指示代名詞。何を指すかは前後の文から特定する。「彼が来た」の「彼」は3人称の人称代名詞。
ステップ 4:ステップ4: 「これ」と「この」を主語テストで見分ける

こそあど言葉は全部が代名詞ではない。主語になれるかどうかで判別する。単独で「が・は」を付けて主語になれれば代名詞。後ろの名詞を修飾するだけなら連体詞。「こう・そう・ああ・どう」のように用言を修飾するものは副詞。

例題:「これはペンだ」→主語になる→代名詞。「このペンは赤い」→「ペン」を修飾→連体詞。「そう言った」→「言った」を修飾→副詞。
ステップ 5:ステップ5: 用言から作られた名詞(転成名詞)も見落とさない

用言から名詞ができる作り方は二つある。一つは動詞の連用形がそのまま名詞になったもの(動き・読み)。もう一つは形容詞・形容動詞の語幹に「さ・み」が付いて名詞になったもの(高さ・重み)。また「走ること」の「こと」のように、形式的に名詞として使われる「こと・もの・ところ」などの形式名詞もある。元は用言でも、文中で主語になれれば名詞として扱う。

例題:動詞「動く」→「動きが速い」、動詞「読む」→「漢字の読み」、形容詞「高い」→「山の高さ」── いずれも文中で名詞。

これだけは覚える

名詞は活用しない自立語で、「が・は」を付けて主語になれる(=体言)。種類は普通・固有・代名詞・数詞の4つ。「これ/この」は主語テストで代名詞か連体詞かを判別する。

よくあるつまずき

「この本」を代名詞と誤答(修飾だけなので連体詞)。代名詞の指示対象を直前の語だけで決めて文脈を見落とす。「3つ」を副詞と判定(数詞は名詞に含める)。「走り」「考え」など転成名詞を動詞のまま処理する。

関連

出典・最終更新

  • 出典基盤:教科書(国語)の核となる手順と概念データに基づく整理。
  • 編集方針:教科書頻出の解き方・コツを、段階的なステップに分け、つまずきポイントと核となるルールを併記しています。
  • 最終更新:2026-06-27