デジタルこどもBASEのロゴ特定非営利活動法人デジタルこどもBASE
中学生の学習ノート教科書をもう一段くわしく

正負の数の加法 ── 教科書頻出の違い 2 ペア

中1数学(数学)の「正負の数の加法」で混同しやすい比較ペアを 2 組、比較表と「なぜ違うか」「混同しやすいポイント」「テスト頻出」までセットで整理しました。

この章の比較ペア(まとめ表)

比較ペアAB
同符号の加法と異符号の加法同符号の加法異符号の加法
絶対値の和と絶対値の差絶対値の和絶対値の差

1. 同符号の加法と異符号の加法

比べる軸同符号の加法異符号の加法
符号(ふごう)の組み合わせともに+、またはともに−片方が+、もう片方が−
数直線(すうちょくせん)での向き同じ向きに続けて進む反対向きに進んで打ち消し合う
絶対値(ぜったいち)の扱い方絶対値どうしを足す(和)絶対値どうしを引く(差)
答えにつける符号共通する符号をそのままつける絶対値が大きいほうの符号をつける
例(れい)の計算(−3)+(−5)=−(3+5)=−8(+8)+(−3)=+(8−3)=+5
答えが0になる場合0にはならない(必ず符号が残る)絶対値が同じときだけ0
計算の感覚(かんかく)ただの足し算+符号決め引き算+符号の判定が必要

なぜこの違いが生まれたのか

正の数を足すのは数直線で右へ進むこと、負の数を足すのは左へ進むことに対応する。同符号は同じ向きに進むので距離が積み重なって絶対値の和になり、異符号は反対向きに進むので重なった分が打ち消されて絶対値の差が残る。だから計算ルールが2つに分かれる。

混同しやすいポイント

異符号なのに「たし算だから」と絶対値を足してしまう誤りが多い。(+3)+(−8)を−11と書くのが典型。先に符号を決めてから絶対値を計算する手順を徹底する。

テストでの聞かれ方

(+7)+(−4) や (−9)+(−6) のような単純計算で同符号か異符号かを判定させる問題が定番。さらに計算前に答えが正・負・0のどれかを答えさせる判断問題も頻出。

2. 絶対値の和と絶対値の差

比べる軸絶対値の和絶対値の差
いつ使うか同符号どうしの加法異符号どうしの加法
計算の中身2つの絶対値をたす大きい絶対値から小さい絶対値を引く
数直線でのイメージ同じ向きに距離が重なる反対向きに距離が打ち消し合う
答えの符号もとの共通する符号絶対値が大きいほうの符号
計算例での働き方(−4)+(−6) → 絶対値どうしを足して 4+6=10、符号は−で −10(+9)+(−5) → 大きい絶対値から小さい絶対値を引いて 9−5=4、符号は+で +4
結果が0になり得るかならない絶対値が等しいときに0

なぜこの違いが生まれたのか

同じ向きに進むときは進んだ距離が合わさるので絶対値の和になる。反対向きに進むときは進んだ分と戻った分が重なって打ち消し合うので、残るのは大きいほうから小さいほうを引いた差だけ。だから「同符号=和、異符号=差」と使い分ける。

混同しやすいポイント

異符号なのに絶対値の和を求めてしまうミスや、絶対値の差は出せたのに符号を忘れるミスが多い。「12−7」だけ見て+5と決めず、どちらの符号が勝つかを必ず先に確認する。

テストでの聞かれ方

(+12)+(−7) のように絶対値の差+符号判定を1問でまとめて問う形式が頻出。3つ以上の加法では正の数どうし・負の数どうしを先にまとめる工夫まで聞かれる。

関連

出典・最終更新

  • 出典基盤:教科書(数学)の核となる事実と概念データに基づく整理。
  • 編集方針:教科書頻出の混同ペアを、比較表と背景説明、混同ポイント、テストでの問われ方までセットで提示しています。
  • 最終更新:2026-06-27