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1章 正負の数 ── 50問問題集 ── 教科書頻出の違い 3 ペア

中1数学(数学)の「1章 正負の数 ── 50問問題集」で混同しやすい比較ペアを 3 組、比較表と「なぜ違うか」「混同しやすいポイント」「テスト頻出」までセットで整理しました。

この章の比較ペア(まとめ表)

比較ペアAB
(−3)² と −3² の違い(−3)²−3²
加法と減法の違い加法(たし算)減法(ひき算)
乗除と加減(四則混合)での順序の違い乗除(×・÷)加減(+・−)

1. (−3)² と −3² の違い

比べる軸(−3)²−3²
かっこの有無−3 全体をかっこで囲んでいる3 だけに指数がついている
計算の順序(−3)×(−3) を計算する3×3 を先に計算し、最後にマイナスをつける
指数がかかる範囲符号(マイナス)まで含めて2乗3 だけが2乗の対象
計算結果+9−9
答えの符号正(プラス)になる負(マイナス)になる
意味の言い換え「マイナス3の2乗」「3の2乗にマイナスをつけたもの」
問題例問題27 (−3)² = +9問題28 −3² = −9

なぜこの違いが生まれたのか

指数はすぐ左にある数や記号にだけかかるのが原則。(−3)² はかっこで −3 がひとかたまりになるため、符号ごと2乗されて +9 になる。一方 −3² はかっこがないので、指数は 3 だけにかかり、3² = 9 を出した後でマイナスをつける形になり −9 となる。

混同しやすいポイント

かっこがない −3² を (−3)² と同じ +9 にしてしまうのが最頻出ミス。「マイナスも一緒に2乗」と思い込まないこと。指数のかかる範囲を、まず目で確認するクセをつける。

テストでの聞かれ方

「(−3)² と −3² の値をそれぞれ求めよ」と並べて出される。両方計算して符号の違いを示すことが採点ポイント。さらに 2² + (−3)² や (−3)² − 2×5 のように四則混合の中に組み込まれて出されることも多い。

2. 加法と減法の違い

比べる軸加法(たし算)減法(ひき算)
使う場面増減や温度差の合計を求めるとき差や反対向きの操作を求めるとき
最初に判定すること同符号か異符号かを判定する引く数の符号を変えて加法に直す
計算の流れそのまま符号規則で計算いったん加法に変形してから計算
同符号のとき絶対値を足して同じ符号をつける符号を変えると異符号の加法になることが多い
異符号のとき絶対値の大きい方から小さい方を引く符号を変えると同符号の加法になることが多い
代表例(+5)+(−3)=+2(+5)−(−3)=(+5)+(+3)=+8
問題例問題6〜9問題10〜13

なぜこの違いが生まれたのか

減法は「反対向きの量を足すこと」と考えると、加法と同じ符号規則で処理できる。だから教科書では 減法をいったん加法に直す 手順を教える。こうすると、符号のルールを「加法の1つ」にまとめられ、計算ミスが減るからである。

混同しやすいポイント

異符号の加法で絶対値を足してしまう誤りが多い。異符号のときは大きい方から小さい方を引く。また減法で符号を変え忘れて、ひき算のまま処理してしまうのも頻出。

テストでの聞かれ方

「(−7)−(+2) を計算しなさい」のように、減法をそのまま出して加法に直す途中式を要求するパターンが基本。応用では「気温が −3℃ から +5℃ に変化した。何℃上昇したか」のように変化=あと−まえの式で減法を立てさせる。

3. 乗除と加減(四則混合)での順序の違い

比べる軸乗除(×・÷)加減(+・−)
計算順序加減より先に計算する乗除のあとに計算する
符号の決め方負の数の個数で答えの符号が決まる同符号か異符号かで処理が分かれる
負の数が偶数個答えは正(+)になる個数のルールは関係しない
負の数が奇数個答えは負(−)になる個数のルールは関係しない
絶対値の扱い全部の絶対値をかけ算・わり算する符号判定のあとで絶対値を足し引きする
代表例(−3)×(+4)×(−2)=+24(負2個→+)5−8+3=0(左から順に)
混合での扱い5+3×2 では 3×2 を先に5+6 を最後に計算する

なぜこの違いが生まれたのか

四則混合では かっこ → 累乗 → 乗除 → 加減 の順序を守るのが大原則。乗除を先にする理由は、かけ算・わり算が「同じものを何回分か」を表すまとまりであり、加減より結びつきが強いからである。順序を入れかえると意味が変わってしまう。

混同しやすいポイント

左から順に計算してしまい、5+3×2 を 16 と答えるのが典型ミス。乗除は加減より先と覚える。また乗除の符号判定で負の個数を数え忘れると、絶対値は合っているのに符号だけ間違える失点になる。

テストでの聞かれ方

「5+3×2」「10−4×3」「(−6)÷3+5」のように、乗除を先に処理させる問題が基本20問の標準で多数出る。応用では「(−3)²−2×5」のように累乗・乗除・加減が混ざる形で、計算順序の理解そのものが採点対象になる。

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出典・最終更新

  • 出典基盤:教科書(数学)の核となる事実と概念データに基づく整理。
  • 編集方針:教科書頻出の混同ペアを、比較表と背景説明、混同ポイント、テストでの問われ方までセットで提示しています。
  • 最終更新:2026-06-27