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反比例のグラフの解き方/コツ

反比例 y=a/x のグラフは、比例の直線とはまったくちがう 双曲線(そうきょくせん) という曲線です。「原点も軸も通らず、2本の離れた曲線になる」という性質をおさえると、グラフがすっきり描けるようになります。手順とコツを順に確認しましょう。

反比例のグラフ を解く・整理する5ステップ

各ステップをクリックすると詳しい説明と例が開きます。

ステップ 1:ステップ1: 比例定数 a の符号で通る象限を決める

まず式 y=a/x を見て、a が正か負かを確認する。a>0 なら 第1・第3象限、a<0 なら 第2・第4象限 にグラフが現れる。これを最初に決めておくと、点を打つ前に「どこに曲線が来るか」の見通しが立つ。

例題:y=4/x は a=4>0 だから第1・第3象限。y=-10/x は a=-10<0 だから第2・第4象限を通る。
ステップ 2:ステップ2: 対応表を作って点を計算する

次に x に 正と負の両方の値を入れて y を求める。x=0 は使えないことに注意。a(比例定数)の約数となるような x をいくつか選ぶと、y が整数になって扱いやすい。x>0 と x<0 を別々に並べておく。

例題:y=12/x なら、x:-12,-6,-4,-3,-2,-1,1,2,3,4,6,12 に対し y:-1,-2,-3,-4,-6,-12,12,6,4,3,2,1 となる。
ステップ 3:ステップ3: 点をプロットして 2 つに分けてなめらかに結ぶ

求めた点を座標平面に打ち、x<0 のグループと x>0 のグループを別々に、なめらかな曲線で結ぶ。2本の曲線をつなげたり、直線で結んだりしないのがポイント。点を細かく取るほどなめらかさが見える。

例題:y=12/x で (1,12)(2,6)(3,4)(4,3)(6,2)(12,1) を右上で結び、(-1,-12)…(-12,-1) を左下で結ぶ。2本に分かれる。
ステップ 4:ステップ4: 軸に近づくが触れないことを確認する

曲線は x軸(y=0)にも y軸(x=0)にも限りなく近づくが、決して交わらない。|x| が大きいほど |y| は 0 に近づき、|x| が 0 に近いほど |y| は大きくなる(符号は象限によって変わる)。描いたグラフが軸に当たっていないか最後にチェックする。

例題:y=12/x で x=100 なら y=0.12、x=1000 なら y=0.012。x=-100 なら y=-0.12 と、絶対値で 0 に近づくが 0 にはならない。
ステップ 5:ステップ5: 点 (x, y) がグラフ上かを xy=a で確かめる

ある点がグラフ上にあるかは、x と y の積が a と等しいかで判定できる。これは y=a/x の両辺に x をかけた xy=a から出る関係。グラフを描かなくても素早く確認できる便利な方法。

例題:点 (2, 3) は y=6/x 上か? 2×3=6=a なので グラフ上の点。点 (2, 4) は 2×4=8≠6 なので上にない。

これだけは覚える

双曲線は2本に分かれる曲線。a>0 → 第1・第3象限、a<0 → 第2・第4象限。原点も軸も通らない(近づくだけ)。点の判定は xy=a で確認、x=0 は使えない。

よくあるつまずき

比例とまちがえて 直線で描くのは典型ミス。a>0 なのに第2・第4象限に描くのは符号と象限の対応ミス。2本の曲線を 一筆書きでつなげる、軸に当てて描くのも誤り。x=0 は代入できないことを忘れない。

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出典・最終更新

  • 出典基盤:教科書(数学)の核となる手順と概念データに基づく整理。
  • 編集方針:教科書頻出の解き方・コツを、段階的なステップに分け、つまずきポイントと核となるルールを併記しています。
  • 最終更新:2026-06-27