デジタルこどもBASEのロゴ特定非営利活動法人デジタルこどもBASE
中学生の学習ノート教科書をもう一段くわしく

must と have to ── 教科書頻出の違い 3 ペア

中2英語(NEW CROWN)の「must と have to」で混同しやすい比較ペアを 3 組、比較表と「なぜ違うか」「混同しやすいポイント」「テスト頻出」までセットで整理しました。

この章の比較ペア(まとめ表)

比較ペアAB
mustとhave toの違いmusthave to
must notとdon't have toの違いmust notdon't have to
must(義務)とshould(助言)の違いmust(義務)should(助言)

1. mustとhave toの違い

比べる軸musthave to
意味〜しなければならない/〜にちがいない〜しなければならない(必要・状況的な義務)
ニュアンス主観的な義務・話し手の強い気持ち客観的な必要・状況上の義務
品詞助動詞一般動詞 have を含む表現
3単現の形変化なし(musts は誤り)has to に変化する
過去形なし(had to で代用)had to
未来形なし(will have to で代用)will have to
否定形の意味must not=禁止(してはいけない)don't have to=不要(しなくてよい)
疑問文の作り方Must I 〜? のように must を前に出すDo/Does + 主語 + have to 〜?

なぜこの違いが生まれたのか

must は助動詞なので、後ろの動詞は必ず原形になり、主語が3単現でも形が変わりません。一方 have to は一般動詞 have を含む表現なので、3単現では has to になり、疑問・否定では Do/Does を使います。must は話し手の気持ちを直接表すのに対し、have to は外からの必要性を表すという根本的な性格の違いがあります。

混同しやすいポイント

「He musts go.」のように must に s をつけてしまうミスが多いです。また have to の疑問・否定で Do を忘れるのも頻出。must は助動詞、have to は一般動詞という区別を意識しましょう。

テストでの聞かれ方

「She ( must / musts ) study hard.」のような適切な形を選ぶ問題や、「You must study hard.」を have to で書きかえる問題が頻出。過去のことを表すときに had to を選ばせる問題もよく出ます。

2. must notとdon't have toの違い

比べる軸must notdon't have to
意味〜してはいけない〜する必要はない
ニュアンス禁止(強い)不要(弱い)
短縮形mustn'tdon't have to(3単現は doesn't have to)
例文You must not smoke here.(吸ってはいけない)You don't have to come.(来る必要はない)
Must I 〜? への否定回答使わない(禁止になってしまうため)No, you don't have to. と答える
3単現での形must not(変化なし)doesn't have to
意味関係行動を止めさせる行動の必要をなくす

なぜこの違いが生まれたのか

肯定文では must と have to は意味が近いのに、否定形になると意味が真逆になります。これは not がかかる位置が違うためで、must not は「must(しなければ)」自体を否定するのではなく 動詞の方を禁止する形になり、don't have to は 「have to(する必要がある)」全体を否定して「必要がない」となります。

混同しやすいポイント

must not を「しなくてもよい」と弱く訳してしまうミスが非常に多いです。must not は禁止、don't have to は不要と、正反対の意味だと覚えましょう。

テストでの聞かれ方

「You ( must not / don't have to ) come if you're tired.」のように文脈から正しい否定形を選ぶ問題が頻出。また「Must I go now?」への答えとして No, you don't have to. を選ばせる問題も定番です。

3. must(義務)とshould(助言)の違い

比べる軸must(義務)should(助言)
意味〜しなければならない〜すべきだ/した方がいい
強さ強い義務(絶対)軽い助言(おすすめ)
強さの順位must > have to > should の一番上must > have to > should の一番下
後ろの動詞原形原形
3単現での変化変化なし変化なし
例文You must study.(絶対勉強しろ)You should study.(勉強した方がいいよ)
使う場面ルール・命令・強い確信アドバイス・提案

なぜこの違いが生まれたのか

must と should はどちらも 助動詞+動詞の原形という同じ形を取りますが、表す気持ちの強さがまったく違います。must は 「絶対にやらなければ」という強い義務を表すのに対し、should は 「やった方がいいよ」という軽い助言にとどまります。同じ「〜すべき」という日本語に訳されることがあるので注意が必要です。

混同しやすいポイント

should を「しなければならない」と強く訳してしまったり、must を「した方がいい」と弱く訳してしまうミスがあります。must>have to>should の強さの順番を覚えましょう。

テストでの聞かれ方

「勉強した方がいい」「絶対勉強しなければ」など日本語のニュアンスに合う助動詞を選ぶ問題が出ます。並べかえや英訳で、義務の強さに応じて使い分けられるかが問われます。

関連

出典・最終更新

  • 出典基盤:教科書(英語)の核となる事実と概念データに基づく整理。
  • 編集方針:教科書頻出の混同ペアを、比較表と背景説明、混同ポイント、テストでの問われ方までセットで提示しています。
  • 最終更新:2026-06-27