この章で間違えやすい 3 パターン
誤答パターン 1
- ❌ よくある誤答:この場面は弓の名人伝だけと答える
- 💡 ここがちがう:弓の技術だけに注目すると、与一が背負っていた重みを見落とす。義経の命令を受け、失敗すれば自害する覚悟で臨んだという、武士としての責任と名誉が描かれている。
- ✅ 正しい理解:「那須与一」は『平家物語』の屋島の場面で、若い武士が扇の的を射る緊迫した名場面である。
誤答パターン 2
- ❌ よくある誤答:自然描写は背景と答える
- 💡 ここがちがう:風や波の描写を単なる情景説明だと考えると、場面の緊迫感を読み落とす。北風の強さや高い波は、扇を射る難しさそのものを表し、成功の価値をいっそう引き立てている。
- ✅ 正しい理解:戦況、義経の命令、与一の祈り、扇を射抜く瞬間を追い、武士の名誉と緊張感を読む。
誤答パターン 3
- ❌ よくある誤答:主語が書かれていない文では、直前に出てきた人物がそのまま動作主だと決めつけてしまう
- 💡 ここがちがう:古文では動作主が省略されることが多く、直前の人物とは限らない。敵味方や身分、その場面の状況(誰が扇を掲げ、誰がそれを射るか)を踏まえて、誰の動きかを判断する必要がある。
- ✅ 正しい理解:古文の動作主は省略されやすいため、誰の動きかを場面で補う必要がある。軍記物語特有の語りのリズム、誇張、対比が場面の迫力を作る。
なぜ間違えやすいのか
与一が気軽に挑戦したとする答えは、命令と失敗の重さを示す叙述に反する。
自分でチェック ── 診断問い
この章の核を1問で確認
Q. 那須与一で、その答えの根拠になる本文表現や文法規則はどこにある?
やってみよう:那須与一について、答えの根拠になる語句を本文または文法規則から1つ示そう。
つまずいたらここに戻ろう
この章で詰まったら、次の前提知識に戻ると整理しやすくなります。
もっとくわしく
出典・最終更新
- 出典基盤:教科書準拠の誤答診断データ(中2国語)
- 編集方針:教科書の核となる事実を起こりやすい誤答から逆引きで整理し、戻り先と診断問いをセットで提示しています。
- 最終更新:2026-06-26
