分解 のテスト頻出 5 パターン
定期テスト・入試で実際によく出る型を、答え方のコツとセットで整理しました。
パターン1:炭酸水素ナトリウムの熱分解の生成物と確認方法を問う
📝 典型的な出題例:炭酸水素ナトリウムを試験管に入れて加熱したところ、3つの物質に分かれた。発生した気体、試験管の口についた液体、残った白い粉はそれぞれ何か。また、それぞれの確認方法を答えよ。
✅ 答え方のコツ:まず生成物を炭酸ナトリウム・水・二酸化炭素の3つに整理する。確認方法は順に、(1)石灰水に通すと白く濁る→CO₂、(2)青色塩化コバルト紙が桃色になる→水、(3)水に溶かすと強アルカリ性→炭酸ナトリウム。気体・液体・固体を3点セットで答える型を身につける。
🔑 押さえる用語:炭酸水素ナトリウム, 炭酸ナトリウム, 二酸化炭素, 塩化コバルト紙
⚠️ ありがちなミス:「水」を答え忘れて気体と白い粉だけ書く、または炭酸水素ナトリウムと炭酸ナトリウムを混同してしまうミスが多い。
パターン2:水の電気分解の気体と体積比を問う
📝 典型的な出題例:水に少量の水酸化ナトリウムを溶かして電圧をかけたところ、陰極と陽極からそれぞれ気体が発生した。(1)陰極・陽極で発生する気体は何か (2)体積比はどうなるか (3)水酸化ナトリウムを加える理由を答えよ。
✅ 答え方のコツ:暗記の柱は3つ。(1)陰極=水素、陽極=酸素。(2)体積比は水素:酸素=2:1。(3)純粋な水は電気を通しにくいので、電気を通しやすくするため水酸化ナトリウムを加える。気体の確認は、水素=マッチの火でポンと音、酸素=線香が激しく燃える、で締める。
🔑 押さえる用語:電気分解, 陰極, 陽極, 体積比2:1
⚠️ ありがちなミス:陰極と陽極を逆に書く、体積比を1:2と逆にする、水酸化ナトリウムを「反応させるため」と誤って書いてしまうミス。
パターン3:化学変化と物理変化を区別させる
📝 典型的な出題例:次の現象は化学変化・物理変化のどちらか答えよ。(1)氷がとけて水になる (2)鉄がさびる (3)食塩が水に溶ける (4)紙が燃える (5)水を電気分解する。
✅ 答え方のコツ:判別のものさしは「物質の種類が変わったか」。種類が変われば化学変化、状態や形だけなら物理変化。氷→水はH₂Oのまま=物理、鉄がさびる=酸化鉄になる=化学、食塩が溶ける=食塩と水は別々=物理、紙が燃える=化学、電気分解=化学。「もとに戻せるか」も補助の目安にする。
🔑 押さえる用語:化学変化, 物理変化, 状態変化, 物質の種類
⚠️ ありがちなミス:「食塩が水に溶ける」を化学変化と誤答する例が多い。溶けるだけでは物質の種類は変わらないので物理変化。
パターン4:化学反応式の係数を合わせる
📝 典型的な出題例:次の化学反応式の( )にあてはまる係数を答えよ。(1)( )NaHCO₃ → Na₂CO₃ + H₂O + CO₂ (2)( )Ag₂O →( )Ag + O₂ (3)( )H₂O →( )H₂ + O₂
✅ 答え方のコツ:ルールは1つ、左辺と右辺の原子の数を等しくする。原子の多い物質から合わせるのがコツ。(1)Naが2個必要→NaHCO₃に2、答えは2。(2)Oをそろえるため2Ag₂O→4Ag+O₂、答えは2,4。(3)2H₂O→2H₂+O₂、答えは2,2。最後に左右の原子数を必ず数え直す。
🔑 押さえる用語:化学反応式, 反応物, 生成物, 係数
⚠️ ありがちなミス:原子の数を合わせようとして化学式そのものを書き換えてしまうミス(例:H₂O→H₃Oにする)。係数だけで調整するのが鉄則。
パターン5:酸化銀の熱分解の変化と気体の性質を問う
📝 典型的な出題例:黒色の酸化銀を加熱したところ、白色光沢のある物質と気体が発生した。(1)残った物質は何か。その確認方法を1つ答えよ。 (2)発生した気体は何か。その確認方法を答えよ。
✅ 答え方のコツ:色の変化に注目。黒色の酸化銀→白色光沢の銀と気体の酸素に分解。(1)残った銀は金属なので電気を通すことで確認できる。(2)発生気体は酸素なので火のついた線香を入れると激しく燃える。化学反応式 2Ag₂O→4Ag+O₂ も書けるようにしておく。
🔑 押さえる用語:酸化銀, 銀, 酸素, 熱分解
⚠️ ありがちなミス:発生気体を「二酸化炭素」と書いてしまう、または銀の確認方法を「磁石につく」と誤答する(銀は磁石につかない)。
テスト前の総仕上げ
テスト直前は、実験名→加えるもの→できる物質→確認方法の4点セットで頭の中の表を作っておくと一気に解けます。化学反応式は左右の原子数を必ず数え直すのが減点防止のカギ。気体の確認方法(水素・酸素・CO₂)は丸暗記で得点源にしよう。
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出典・最終更新
- 出典基盤:教科書(理科)の核となる出題ポイントと、定期テスト・入試の頻出傾向を踏まえた整理。
- 編集方針:中学定期テスト・入試の頻出パターンを、出題の型ごとに整理し、答え方のコツとよくあるミスをセットで提示しています。
- 最終更新:2026-07-07
