この章の比較ペア(まとめ表)
| 比較ペア | A | B |
|---|---|---|
| 目的格の関係代名詞と主格の関係代名詞の違い | 目的格 | 主格 |
| 関係代名詞ありの文と接触節(省略文)の違い | 関係代名詞あり | 接触節(省略形) |
| 主格+be動詞の省略と目的格の省略の違い | 主格+be動詞の省略 | 目的格の省略 |
1. 目的格の関係代名詞と主格の関係代名詞の違い
| 比べる軸 | 目的格 | 主格 |
|---|---|---|
| 省略できるか | 省略できる | 省略できない |
| 直後にくる語 | 主語(I, you, he など) | 動詞(is, lives など) |
| 代表的な語 | that, which(who(m)) | who, which, that |
| 省略後の語順 | 名詞+主語+動詞(接触節) | 省略すると動詞が2つ並んで意味不明になる |
| 例文(省略前) | This is the book which I bought. | The boy who lives there is my friend. |
| 例文(省略後) | This is the book I bought.(OK) | The boy lives there is my friend.(誤り) |
| 判別のコツ | 直後が主語なら目的格=省略可 | 直後が動詞なら主格=省略不可 |
なぜこの違いが生まれたのか
関係代名詞は文の中での役割で形が決まります。主格は後ろの動詞の主語になるので、消すと動詞だけが宙に浮いてしまいます。一方目的格は、後ろにすでに別の主語と動詞があるため、関係代名詞がなくても意味が通ります。だから「目的格は省略可、主格は省略不可」というルールが生まれます。
混同しやすいポイント
「全部省略できる」と覚えてしまうミスが多い。関係代名詞の直後の品詞を見て、動詞なら主格(残す)、主語なら目的格(消せる)と判断する。who だから消せない、と人物・物だけで決めない。
テストでの聞かれ方
「次の関係代名詞は省略できるか」「関係代名詞を補って書き直せ」という形でよく出る。The man who is reading…(主格=不可)とThis is the cake which I made.(目的格=可)を見分けさせる選択・書きかえ問題が定番。
2. 関係代名詞ありの文と接触節(省略文)の違い
| 比べる軸 | 関係代名詞あり | 接触節(省略形) |
|---|---|---|
| 形 | 名詞+関係代名詞+主語+動詞 | 名詞+主語+動詞 |
| 関係代名詞 | which / that を置く | 省略する(何も置かない) |
| 対象になる格 | 主格でも目的格でも可 | 目的格のときだけ可 |
| 例文 | This is the book which I bought. | This is the book I bought. |
| 文の長さ | やや長い | 短くてテンポがよい |
| 使われる場面 | 書き言葉・かたい説明文 | 会話・日常的な書き言葉でも普通 |
| 読み取りのコツ | which / that の後ろを修飾節と見る | 「名詞+主語+動詞」の並びを見たら省略を疑う |
なぜこの違いが生まれたのか
英語では同じ意味を「関係代名詞を入れる形」と「省略した形(接触節)」の2通りで言えます。目的格は省略しても、後ろに主語と動詞がそろっているので意味が壊れません。会話では短いほうが自然なので接触節が好まれ、書き言葉では関係代名詞を入れる形と両方が使われます。
混同しやすいポイント
接触節を見ると主語が2つ続くように見えて混乱しやすい。1つ目の名詞は修飾される側で、2つ目の語が本当の主語。例:the book I read は「私が読んだ本」で、book と I は別の働き。
テストでの聞かれ方
「関係代名詞を補って書き直しなさい」「日本語に直しなさい」が定番。The book I read was interesting. のような接触節に which/that を入れる問題や、逆に省略形に書きかえる問題でよく出題される。
3. 主格+be動詞の省略と目的格の省略の違い
| 比べる軸 | 主格+be動詞の省略 | 目的格の省略 |
|---|---|---|
| 省略する語 | 関係代名詞+be動詞をまとめて省略 | 関係代名詞だけを省略 |
| 残る形 | 名詞+分詞(〜ing / 過去分詞) | 名詞+主語+動詞(接触節) |
| 例文(省略前) | The boy who is playing soccer is John. | This is the book which I bought. |
| 例文(省略後) | The boy playing soccer is John. | This is the book I bought. |
| 条件 | 主格+be動詞のときだけ可 | 目的格のときだけ可 |
| 書きかえの考え方 | 分詞で名詞を修飾する形に変える | 関係代名詞を消すだけで語順は変えない |
| もう1つの例 | The book written by him is here. | The man you met last week is my father. |
なぜこの違いが生まれたのか
主格は本来「省略不可」ですが、後ろがbe動詞のときだけは特別で、who is / which is などをまとめて消し、動詞を分詞(〜ing や過去分詞)にすれば名詞を直接修飾できます。これは分詞で名詞を後ろから説明する形と同じ働きになるため、文の意味が壊れずに短く言えるのです。
混同しやすいポイント
主格+be動詞のときに「be動詞だけ」を残して関係代名詞を消すミスが多い。who is / which is はセットで省略し、動詞を分詞に変える。一方、目的格の省略は語順をそのまま残すだけで、動詞の形は変えない。
テストでの聞かれ方
「ほぼ同じ意味になるように書きかえなさい」で頻出。The book which was written by him→The book written by himのように、分詞を使った書きかえと、目的格をただ省略する書きかえの両方が区別できるか問われる。
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出典・最終更新
- 出典基盤:教科書(英語)の核となる事実と概念データに基づく整理。
- 編集方針:教科書頻出の混同ペアを、比較表と背景説明、混同ポイント、テストでの問われ方までセットで提示しています。
- 最終更新:2026-06-27
