この章の比較ペア(まとめ表)
| 比較ペア | A | B |
|---|---|---|
| 前置修飾と後置修飾の違い | 前置修飾(1語) | 後置修飾(2語以上) |
| 現在分詞句と過去分詞句の違い | 現在分詞句 | 過去分詞句 |
| 関係代名詞構文と分詞の後置修飾の違い | 関係代名詞構文 | 分詞の後置修飾 |
1. 前置修飾と後置修飾の違い
| 比べる軸 | 前置修飾(1語) | 後置修飾(2語以上) |
|---|---|---|
| 分詞の語数 | 分詞 1語のみ | 分詞+目的語や前置詞句で2語以上 |
| 名詞との位置関係 | 名詞の前に置く | 名詞の後ろに置く |
| 代表例 | a sleeping baby(眠っている赤ちゃん) | the baby sleeping in the bed(ベッドで眠っている赤ちゃん) |
| 日本語訳の流れ | 前から順に訳せる | 後ろから前へ訳す |
| 判断のポイント | 分詞が単独か | 目的語・前置詞句などを伴うか |
| つまずきやすさ | 日本語と語順が同じで迷いにくい | 英語独特の語順で誤りやすい |
なぜこの違いが生まれたのか
英語では分詞が1語なら名詞の前、2語以上のかたまりなら名詞の後ろに置くというルールがあります。説明が長くなるほど名詞の前に押し込むと読みにくくなるため、まとまりを名詞のうしろに置いて意味の流れを保つしくみになっています。
混同しやすいポイント
「サッカーをしている男の子」を a playing soccer boy のように前に置いてしまう誤りが定番です。2語以上は後ろと覚え、分詞単独かどうかで位置を切り替えます。
テストでの聞かれ方
「次の語を正しい順に並べかえなさい」「a sleeping baby と the baby sleeping in the bed の違いを説明せよ」など、語数で位置が変わることを問う出題が多いです。
2. 現在分詞句と過去分詞句の違い
| 比べる軸 | 現在分詞句 | 過去分詞句 |
|---|---|---|
| 分詞の形 | 動詞+ing | 過去分詞(規則:ed/不規則:それぞれ) |
| 名詞との関係 | 名詞が動作する側(能動) | 名詞が動作される側(受動) |
| 意味 | 〜している | 〜された/〜されている |
| 代表例 | the boy playing soccer(サッカーをしている男の子) | the book written in English(英語で書かれた本) |
| 判断のしかた | 名詞が自分で動くか確認 | 名詞が何かをされるか確認 |
| 対応する関係代名詞 | who/which is + ing | who/which is/was + 過去分詞 |
| よくある誤り | 受け身なのに ing にしてしまう | 能動なのに過去分詞にしてしまう |
なぜこの違いが生まれたのか
分詞は名詞と分詞の関係で形が決まります。名詞が「自分でする側」なら現在分詞(ing)、「されている側」なら過去分詞を使います。たとえば少年が走るなら running、車が止められるなら parked となり、主体と客体を見分けることが必要です。
混同しやすいポイント
「英語で書かれた本」を the book writing in English としてしまう誤りが典型です。本は書かれる側なので過去分詞 written を選びます。
テストでの聞かれ方
「( run / running ) を選びなさい」「( break / broken ) のうち適切な形を入れよ」のように、能動か受動かを見抜いて分詞の形を選ばせる問題が頻出です。
3. 関係代名詞構文と分詞の後置修飾の違い
| 比べる軸 | 関係代名詞構文 | 分詞の後置修飾 |
|---|---|---|
| 構造 | 名詞 + who/which + be動詞 + 分詞 | 名詞 + 分詞句 |
| 語数 | 語数が多くなりやすい | 短く簡潔になる |
| 代表例 | the boy who is playing soccer | the boy playing soccer |
| 省略の関係 | 主格の関係代名詞+be動詞が含まれる | 主格の関係代名詞+be動詞を省略した形 |
| 省略できる条件 | 主格の関係代名詞+be動詞を含むときに省略可能 | 主格+be動詞のときのみ省略可能(目的格や一般動詞は不可) |
| 書き換え方向 | 分詞句に短縮できる | 関係代名詞+be動詞を補って戻せる |
| 使われる場面 | ていねいに説明したいとき | 短くまとめたいとき |
なぜこの違いが生まれたのか
「主格の関係代名詞+be動詞」は省略できるというルールがあり、これを省くと分詞句だけが残ります。つまり後置修飾の分詞は関係代名詞構文の短縮形と考えられ、二つは同じ意味を別の長さで表しています。
混同しやすいポイント
目的格の関係代名詞まで省いてしまうミスがあります。省略できるのは「主格+be動詞」だけで、be動詞がない文や目的格の場合はそのまま分詞だけにすることはできません。
テストでの聞かれ方
「The girl who is standing there is Lisa. を分詞を使って書きかえなさい」のように、関係代名詞構文と分詞句を相互に書きかえる問題がよく出ます。
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出典・最終更新
- 出典基盤:教科書(英語)の核となる事実と概念データに基づく整理。
- 編集方針:教科書頻出の混同ペアを、比較表と背景説明、混同ポイント、テストでの問われ方までセットで提示しています。
- 最終更新:2026-06-27
