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多項式の展開・因数分解の解き方/コツ

中3数学「1章 多項式」では、展開と因数分解がたがいに逆の操作だと理解することが出発点です。乗法公式を「形」で見抜き、共通因数を最初に確認するだけで、章末50問のスピードと正確さが一気に上がります。

1章 多項式 を解く・整理する5ステップ

各ステップをクリックすると詳しい説明と例が開きます。

ステップ 1:ステップ1: まず共通因数があるかを確認する

因数分解の問題を見たら、いきなり公式に当てはめず、全ての項に共通する数や文字がないかを最初に探します。共通因数を外に出してから中身を見ると、見慣れた公式の形になることが多く、計算量も減ります。共通因数を残したまま公式を当てると、最後まで分解しきれません。

例題:例:2x² + 10x + 12。まず共通因数2を出して 2(x² + 5x + 6)。中身は積6・和5の2数(2,3)で 2(x+2)(x+3)。
ステップ 2:ステップ2: 公式の形を見抜いて当てはめる

次に、式が4つの乗法公式のどれに当てはまるかを「形」で判断します。(x+a)²、(x-a)²、(x+a)(x-a)、(x+a)(x+b) のどれか。平方の形か、和と差の積か、定数項を見て積と和を考える形か、を一目で見分けられるよう公式を覚えます。

例題:例:x² - 36 は和と差の積の形 → (x+6)(x-6)。x² + 7x + 12 は積12・和7の2数(3,4)で (x+3)(x+4)。
ステップ 3:ステップ3: 展開はすべての積を漏れなく書き出す

展開のときは、どの項同士を掛けるかを最初に確認し、すべての組み合わせを書き出してから同類項をまとめます。項が3つ以上ある式どうしの展開でも、機械的に1項ずつ相手の全項に掛ければ漏れません。符号の処理もこの段階で丁寧に行います。

例題:例:(x+y+2)(x-3) は xを全部に掛けて x²+xy+2x、-3を全部に掛けて -3x-3y-6。まとめて x²+xy-x-3y-6。
ステップ 4:ステップ4: 同じカタマリは置き換えて整理する

同じ式のかたまりが2回以上出てくるときは、そこをM などの文字に置き換えるとシンプルな多項式になります。置き換えで公式を使い、最後にもとの式を戻すと、見た目が複雑な応用問題もパターン化できます。

例題:例:(x-1)² + 4(x-1) + 4 は x-1=M とおくと M²+4M+4=(M+2)²。Mを戻して (x+1)²。
ステップ 5:ステップ5: 展開して元に戻るかで検算する

因数分解の答えが出たら、必ず展開して元の式に戻るかを確認します。(x+3)(x-3) ならx²-9 に戻るか、2(x+2)(x+3) なら2x²+10x+12に戻るかを暗算でチェック。さらに「これ以上分解できないか」も最後に見直します。

例題:例:x³-9x を x(x²-9) で止めずに、x²-9=(x+3)(x-3) と続けて x(x+3)(x-3) まで分解しきる。

これだけは覚える

展開=かっこを外す、因数分解=かっこの積に戻す。順番は「①共通因数 → ②公式の形 → ③検算(展開で元に戻る)」。乗法公式は (x±a)²、(x+a)(x-a)、(x+a)(x+b) の4つを形で見抜くのがコツです。

よくあるつまずき

(a+b)² を a²+b² としてしまい真ん中の2ab を忘れる。(x-a)² の中央の符号を+にしてしまう。共通因数を最後までくくり切らない(例:x³-9x を x(x²-9) で止めて、x²-9=(x+3)(x-3) まで分解しない)。和と差の積を平方公式と混同する。

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出典・最終更新

  • 出典基盤:教科書(数学)の核となる手順と概念データに基づく整理。
  • 編集方針:教科書頻出の解き方・コツを、段階的なステップに分け、つまずきポイントと核となるルールを併記しています。
  • 最終更新:2026-06-27