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平方根の大小 ── ルートの比較 ── 教科書頻出の違い 3 ペア

中3数学(数学)の「平方根の大小 ── ルートの比較」で混同しやすい比較ペアを 3 組、比較表と「なぜ違うか」「混同しやすいポイント」「テスト頻出」までセットで整理しました。

この章の比較ペア(まとめ表)

比較ペアAB
ルートどうしの比較と整数×ルートの比較の違いルートどうし比較整数とルート比較
係数つきルートの比較と単純なルート比較の違い係数つきルート単純なルート
正のルートの比較と負のルートの比較の違い正のルートの比較負のルートの比較

1. ルートどうしの比較と整数×ルートの比較の違い

比べる軸ルートどうし比較整数とルート比較
比べる対象√a と √b(両方ルート)整数 n と √a(片方は整数)
前処理そのまま中身を比べてよい整数を n = √(n²) に直してから比べる
判定の原理a < b なら √a < √b(中身大=ルート大)n² と a の大小を比べる
代表例√3 と √5 → 3<5 で √3<√5√7 と 3 → 3=√9、7<9 で √7<3
つまずき中身を二乗してしまう(√3 と √5 を 9 と 25 にしてしまう)整数を√化し忘れて整数のまま比較してしまう
使う場面両方が √ の形でそろっているとき片方だけがルートで、もう片方が整数のとき

なぜこの違いが生まれたのか

ルートどうしなら中身が大きいほうがルートも大きいという原理(a,b≧0 のとき a<b ⇔ √a<√b)がそのまま使えます。ところが整数とルートでは形がそろっていないので、まず整数を n=√(n²) とルートに直してから中身どうしを比べる必要があります。形をそろえることで初めて同じルールが使えるのです。

混同しやすいポイント

整数とルートを比べるときに整数をそのまま使ってしまい、√12 を 12 より大きいと勘違いするミスが多い。必ず整数を √化して中身どうしで比べる。

テストでの聞かれ方

「√7 と 3 の大小を不等号で示せ」のように整数を√化させる小問と、「√10 と √13」のような中身比較だけで済む小問がセットで出題される。両者を見分けて手順を切り替えられるかが採点ポイント。

2. 係数つきルートの比較と単純なルート比較の違い

比べる軸係数つきルート単純なルート
式の形a√b(ルートの外に係数あり)√a(係数なし、または1)
前処理a√b = √(a²·b) と係数を中に取り込むそのまま中身を比べてよい
代表例2√3 と 3√2 → √12 と √18 で 2√3<3√2√11 と √7 → 11>7 で √11>√7
整数との比較4√2 と 5 → √32 と √25 で 4√2>5整数も √化すれば同じやり方で扱える
ミスのもと係数をそのまま掛けずに a を a のまま中に入れる中身を比べればよいのに二乗してしまい計算量を増やす
判定のゴール係数を取り込んだあとの中身の大小で決める中身の大小がそのまま結論

なぜこの違いが生まれたのか

単純なルートは中身を比べるだけで大小がわかります。一方、a√b のように外に係数がついた数は形がそろっていないので、a√b=√(a²·b) と変形して係数を中に取り込みます。こうして同じ「ルートの中身比べ」に持ち込めば、原理は一つで済むのです。

混同しやすいポイント

2√3 を √(2·3)=√6 と係数を2乗せずに中に入れてしまうミスが定番。正しくは 2²·3=12 で √12。

テストでの聞かれ方

「2√3 と √15 の大小」や「3√2 と 4 の大小」のように、係数を中に取り込ませてから比較させる問題が頻出。手順「a√b=√(a²·b)」を書けるかが採点される。

3. 正のルートの比較と負のルートの比較の違い

比べる軸正のルートの比較負のルートの比較
符号+√a と +√b(両方プラス)−√a と −√b(両方マイナス)
判定ルール中身が大きいほうが大きい絶対値が大きいほうが小さい(不等号反転)
代表例√3 と √5 → √3<√5−√3 と −√5 → −√5<−√3
数直線でのイメージ右にあるほうが大きい左にあるほうが小さい(マイナスは数直線の左側)
二乗比較の可否両方0以上なので二乗してそのまま比較できる符号を先に判断してから絶対値を比べる
つまずき係数を中に取り込み忘れるマイナスの逆転を忘れて中身比べのまま答える

なぜこの違いが生まれたのか

正の数では中身が大きい=大きいでそのまま比べられます。しかし負の数では、数直線で左にあるほど小さいので、絶対値(中身)が大きいほうが逆にマイナスでは小さくなります。−2 と −3 で −3 のほうが小さいのと同じ感覚で、ルートでも符号がつくと大小が反転するのです。

混同しやすいポイント

−√7 と −√11 を「11>7 だから −√11>−√7」と書いてしまうミス。マイナスがつくと不等号が反転するので −√11<−√7 が正解。

テストでの聞かれ方

「−√7 と −√11 を不等号で結べ」のように負号つきルートの大小が必ず1問は出る。数直線の図と合わせて出題され、符号の扱いを正しく説明できるかが問われる。

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出典・最終更新

  • 出典基盤:教科書(数学)の核となる事実と概念データに基づく整理。
  • 編集方針:教科書頻出の混同ペアを、比較表と背景説明、混同ポイント、テストでの問われ方までセットで提示しています。
  • 最終更新:2026-06-27