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因数分解で解く二次方程式の解き方/コツ

二次方程式のなかでいちばん速く解けるのが因数分解での解き方です。コツは「AB=0 ならば A=0 または B=0」という性質を使うこと。まず右辺を0にして因数分解し、一次方程式2本に分けて解きます。手順をしっかり覚えましょう。

因数分解で解く二次方程式 を解く・整理する5ステップ

各ステップをクリックすると詳しい説明と例が開きます。

ステップ 1:ステップ1: 右辺を0にして式を整理する

因数分解で解くには、まずすべての項を左辺に集めて「=0」の形にします。x² = 5x + 6 のように右辺に項があるときは、移項して x² − 5x − 6 = 0 のように整えます。「=0」になっていない式に積=0の性質は使えないので、最初に必ず確認しましょう。

例題:例:x² = 3x + 10 → 移項して x² − 3x − 10 = 0。この形にしてから次の手順に進む。
ステップ 2:ステップ2: 左辺を因数分解する

1章で習った因数分解の手順をフル活用します。共通因数があれば先にくくり出し、x² + bx + c の形なら「和が b、積が c」になる2数を探します。x² − a² の形なら和と差の積を使います。因数分解できそうにない(和が b、積が c になる整数の組が見つからない)ときは、解の公式や平方完成に切り替えます。

例題:例:x² + 5x + 6 → 和5・積6 となる 2と3 → (x + 2)(x + 3)。x² − 6x = 0 → 共通因数 x → x(x − 6) = 0。
ステップ 3:ステップ3: 各因数を0とおいて一次方程式に分ける

因数分解できたら「AB = 0 なら A = 0 または B = 0」を使い、2つの一次方程式に分けます。(x + 2)(x + 3) = 0 なら、x + 2 = 0 または x + 3 = 0 と書きます。必ず両方の因数を0にすることが大切で、片方だけで止めると解が1つ抜けてしまいます。

例題:例:(x − 4)(x + 1) = 0 → x − 4 = 0 または x + 1 = 0 → x = 4 または −1。
ステップ 4:ステップ4: それぞれの一次方程式を解いて答えをまとめる

分けた一次方程式を解いて、解を「x = ○ または △」の形でまとめます。(x + 2)² = 0 のように因数が同じときは重解となり、解は1つだけ書きます。例えば 2x − 1 = 0 のときは x = 1/2 のように、移項して係数で割れば解が出ます。

例題:例:(2x − 1)(3x + 2) = 0 → x = 1/2 または −2/3。例:x² + 4x + 4 = 0 → (x + 2)² = 0 → x = −2(重解)。
ステップ 5:ステップ5: 元の式に代入して解を確認する

出した解を元の式に代入して、左辺と右辺が等しくなるか確かめます。展開や符号のミスで解がずれていることがあるので、検算はとても大切です。さらに、もとの問題が「=0」でなかった場合は移項前の式に戻して確認すると、整理のミスにも気づけます。

例題:例:x = 5 を x² − 3x − 10 = 0 に代入 → 25 − 15 − 10 = 0。正しい解だと確認できる。

これだけは覚える

AB = 0 ならば A = 0 または B = 0 が原理。手順は「=0 に整理 → 因数分解 → 各因数=0 → 解をまとめる → 代入で確認」。因数分解できる式は解の公式より速いので、まず因数分解を試すのが基本。

よくあるつまずき

x² = 6x のような形でも両辺を x で割らず、x² − 6x = 0 と整理してから x(x − 6) = 0 と因数分解する(x で割ると x = 0 の解が消えてしまうため)。=0でないまま積=0を使うのもNG。片方の因数しか0にしない、因数分解ミスを検算しないのもよくある誤り。

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出典・最終更新

  • 出典基盤:教科書(数学)の核となる手順と概念データに基づく整理。
  • 編集方針:教科書頻出の解き方・コツを、段階的なステップに分け、つまずきポイントと核となるルールを併記しています。
  • 最終更新:2026-06-27