デジタルこどもBASEのロゴ特定非営利活動法人デジタルこどもBASE
中学生の学習ノート教科書をもう一段くわしく

二次方程式の文章題の解き方/コツ

二次方程式の文章題は、立式 → 解く → 吟味の3ステップで攻略します。解が2つ出ても、長さなら負は不可、個数なら整数のみ、というふうに問題に合わない解は捨てるのが最大のポイント。図に意味を書き込んで、条件チェックまで一気に進めましょう。

二次方程式の文章題 を解く・整理する5ステップ

各ステップをクリックすると詳しい説明と例が開きます。

ステップ 1:ステップ1: 何をxにするかを単位つきで決める

求めたい量、または計算しやすい量を x と置きます。「横の長さ x cm」「小さい方の整数 x」のように、意味と単位を最初にはっきりさせることが大事です。図形問題では、式を立てる前に図や表をかき、xや関係する長さを書き込みます。

例題:縦が横より3cm短い長方形の面積が40cm²。横を x cm と置くと、縦は x − 3 cm と表せる。
ステップ 2:ステップ2: 等しい関係を見つけて方程式を立てる

面積・合計・差・時間など、等しくなっている関係を問題文から探して式にします。長方形なら 縦×横=面積、連続整数なら積の関係、動点なら(1/2)×底辺×高さ=面積、利益なら(売値−原価)×個数。積や面積が出てくると二次式になります。

例題:横 x cm、縦 x − 3 cm、面積40cm² なので x(x − 3) = 40(両辺の単位 cm² は省略)。展開して x² − 3x − 40 = 0。
ステップ 3:ステップ3: 因数分解や解の公式で解く

立てた二次方程式を、因数分解できる形なら因数分解で、できなければ二次方程式の解の公式 x = {-b ± √(b²-4ac)} / (2a) を使って解きます。途中式では符号と約分に注意し、解は2つとも書き出します。

例題:x² − 3x − 40 = 0 → (x − 8)(x + 5) = 0 → x = 8 または x = −5。
ステップ 4:ステップ4: 問題の条件で解を吟味する

解が2つ出ても、すべてが答えではありません。長さ・面積・個数は正の数、個数は整数、動点なら動ける範囲(辺の長さや到達時間の上限)以内かを確認します。図形の大小関係(縦<横など)もチェック。「x = a または b」と書いたら、必ず問題文に戻りましょう。

例題:x = 8 または −5 のうち、xは長さなので負は不可。よって 横8cm、縦5cm。
ステップ 5:ステップ5: 答えを単位つきで書く

最後に、xの値だけでなく問題で問われている量を、単位つきで答えます。「縦と横を求めよ」なら両方を答え、「何秒後か」なら秒で答えます。動点で2つの値が両方適するときは、両方を答えるのも忘れずに。

例題:点Pが毎秒2cmで動き、x秒後にできる底辺2x・高さ(10−x)の三角形の面積が16cm²になるのは何秒後か。立式して (1/2)・2x・(10−x) = 16 → x² − 10x + 16 = 0 → x = 2, 8。0 ≦ x ≦ 10 の範囲内なので両方適し、2秒後と8秒後の2つが答え。

これだけは覚える

立式→解く→吟味の3ステップ。何をxにしたかを単位つきで明記し、図に意味を書き込む。長さ・面積・個数は正の数、個数は整数、動点は移動範囲もチェック。「x = a または b」と書いたら必ず問題文に戻って吟味します。

よくあるつまずき

負の長さを答えてしまうのは吟味不足。条件を式に入れ忘れるのはxの意味が曖昧なせい。一次方程式で立ててしまうのは、積や面積で二次になる構造を見落としているサイン。解2つのうち片方だけ捨てる根拠も書きましょう。

関連

出典・最終更新

  • 出典基盤:教科書(数学)の核となる手順と概念データに基づく整理。
  • 編集方針:教科書頻出の解き方・コツを、段階的なステップに分け、つまずきポイントと核となるルールを併記しています。
  • 最終更新:2026-06-27