デジタルこどもBASEのロゴ特定非営利活動法人デジタルこどもBASE
中学生の学習ノート教科書をもう一段くわしく

三平方の定理の解き方/コツ ── 章末問題の攻略法

三平方の定理は直角三角形で「a² + b² = c²」(c が斜辺)が成り立つ定理です。中3数学の最重要単元で、平面・空間・座標・最短距離まで幅広く出題されます。まず直角と斜辺を見つけること、そして有名な三角形の比を覚えることで、解くスピードが一気に上がります。

7章 三平方の定理 を解く・整理する5ステップ

各ステップをクリックすると詳しい説明と例が開きます。

ステップ 1:ステップ1: 直角と斜辺を確認する

まず図の中で直角がどこにあるかを確かめ、その向かい側にある最長の辺が斜辺 cになることを書きこみます。斜辺と他の2辺(a・b)を取りちがえると式が崩れるので、必ず「c はどれか」を最初にはっきりさせます。

例題:直角を挟む辺が 3 と 4 → 斜辺 c を求める。3² + 4² = c² → 9 + 16 = 25 → c = 5。
ステップ 2:ステップ2: 求めるものに合わせて公式を使い分ける

斜辺を求めるときは「a² + b² = c²」で足し算、一辺を求めるときは「c² − a² = b²」のように大きい平方から小さい平方を引くと覚えます。平方根を取るときは長さなので正の値だけを答えにします。

例題:斜辺 13、1辺 5 → 残りの辺 = √(13² − 5²) = √(169 − 25) = √144 = 12。
ステップ 3:ステップ3: 有名な三角形の比をあてはめる

3:4:5・5:12:13・8:15:17・7:24:25はピタゴラス数として丸暗記、1:1:√2(直角二等辺)と1:√3:2(30°-60°-90°)も必須です。比に当てはまれば計算せずに答えが出るので、まず比を疑うクセをつけます。

例題:1辺6の正方形の対角線 → 1:1:√2 より 6 × √2 = 6√2。1辺8の正三角形の高さ → 1:√3:2 より 8 × √3/2 = 4√3。
ステップ 4:ステップ4: 座標や図形では直角三角形を作図する

2点間の距離は x の差と y の差を 2辺とする直角三角形を作り、距離 = √((x差)² + (y差)²) で求めます。円の弦・長方形の対角線などでも、まず図に直角三角形をかき入れてから式に進みます。

例題:(2,3) と (6,6) の距離 → x差4・y差3 → √(4² + 3²) = √(16 + 9) = √25 = 5。
ステップ 5:ステップ5: 空間図形は二段階に分けて解く

立体の対角線や最短距離では、いきなり3辺を混ぜず、まず底面で1回三平方の定理を使い、次に高さと組み合わせてもう1回使います。最短距離問題は展開図にひらいて直線で考えるのが鉄則です。

例題:縦3, 横4, 高さ12 の直方体の対角線 = √(3² + 4² + 12²) = √(9 + 16 + 144) = √169 = 13。

これだけは覚える

a² + b² = c²(c は斜辺)が基本。直方体の対角線 = √(a² + b² + c²)、立方体の対角線 = 1辺 × √3、正方形の対角線 = 1辺 × √2、正三角形の高さ = 1辺 × √3/2。有名比 3:4:5、5:12:13、1:1:√2、1:√3:2 は暗記。

よくあるつまずき

斜辺でない辺を c としてしまうのが最大のミス。直角の向かい側=最長辺が c です。長さなのに負の値も答えるのもNG。空間図形で3辺を一度に混ぜず、底面→高さの順に直角三角形を作ります。最短距離は展開図で考えるのを忘れずに。

関連

出典・最終更新

  • 出典基盤:教科書(数学)の核となる手順と概念データに基づく整理。
  • 編集方針:教科書頻出の解き方・コツを、段階的なステップに分け、つまずきポイントと核となるルールを併記しています。
  • 最終更新:2026-06-27