酸とアルカリ を解く・整理する5ステップ
各ステップをクリックすると詳しい説明と例が開きます。
ステップ 1:ステップ1: 電離の式を書いて出るイオンを見る
物質名が出てきたら、まず水に溶けたときの電離の式を書きます。式の右辺にH⁺が出れば酸、OH⁻が出ればアルカリと判定します。化学式の形からも見当はつきます:多くの酸は化学式の先頭にHがある(例:HCl, H₂SO₄, HNO₃)、多くのアルカリは末尾にOHがある(例:NaOH, KOH, Ca(OH)₂)。ただしCH₄(メタン)のようにHを含んでいても化学式の先頭がHでなければ酸ではなく、逆にH₂O(水)のように先頭がHでも酸でない例外もあるので、最終的には電離の式で確認します。
ステップ 2:ステップ2: 指示薬の色から性質を読み取る
実験問題では指示薬の色が手がかりです。BTB液は 酸性=黄、中性=緑、アルカリ性=青。青色リトマス紙が赤に変われば酸性、赤色リトマス紙が青に変わればアルカリ性。フェノールフタレインはアルカリ性で赤、酸性・中性では無色です。
ステップ 3:ステップ3: pHの数字で強さを判定する
pH=7が中性、7より小さければ酸性、7より大きければアルカリ性。数字が7から離れるほど強いと覚えます。pHが1違うと水素イオン濃度は10倍違うので、pH3とpH5では100倍の差があることも押さえます。
ステップ 4:ステップ4: 強い/弱いはイオンになりやすさで決まる
「強い酸」と「濃い酸」は別物です。強さは水に溶けたときイオンになりやすさ(高校では電離度といいます。水に溶けたうちイオンになる割合のこと。中学範囲を超える用語)で決まります。HCl・H₂SO₄・NaOH・KOHは水に溶けるとほとんどがイオンになり、強い酸・強いアルカリ。酢酸・炭酸・アンモニアは一部しかイオンにならず、弱い酸・弱いアルカリです。強い/弱いは濃さではなくイオンになりやすさで決まるのがポイントで、どんな酸・アルカリでも水で薄めればpHは7に近づきます。
ステップ 5:ステップ5: 安全と実験操作を確認する
強い酸・強いアルカリは皮膚や目に危険。実験では保護メガネとゴム手袋を必ず使い、濃硫酸を薄めるときは「水に酸を加える」順を守ります(逆は飛び散る)。水酸化ナトリウムは皮膚やタンパク質を強く侵す(皮膚を傷める)ので、付いたらすぐ大量の水で洗い流します。
これだけは覚える
酸=H⁺を出す、アルカリ=OH⁻を出す。BTB:酸=黄/中=緑/アル=青。pH=7が中性、小さいほど酸性、大きいほどアルカリ性。強い/弱いはイオンになりやすさで決まる。
よくあるつまずき
「酸=酸っぱい」「アルカリ=苦い」と感覚で判断しがち。強い酸と濃い酸は別物で、薄めればpHは中性に近づく。pHが大きいほど酸性が強いは誤りで、大きいほどアルカリ性が強い。
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出典・最終更新
- 出典基盤:教科書(理科)の核となる手順と概念データに基づく整理。
- 編集方針:教科書頻出の解き方・コツを、段階的なステップに分け、つまずきポイントと核となるルールを併記しています。
- 最終更新:2026-06-27
