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中和の解き方/コツ

中和は酸 + アルカリ → 塩 + 水の反応。本質はH⁺ + OH⁻ → H₂O。「中和」と「中性」を区別し、量的関係(H⁺ の数 = OH⁻ の数)で考えれば、化学式・BTB液の色変化・身近な例まで一本の流れで解けるようになります。

中和 を解く・整理する5ステップ

各ステップをクリックすると詳しい説明と例が開きます。

ステップ 1:ステップ1: 酸とアルカリからH⁺とOH⁻を取り出す

まず酸とアルカリを電離させて、H⁺とOH⁻を見つけます。酸はH⁺を、アルカリはOH⁻を水中に出すので、これを中和の主役と決めて式を組み立てます。中和の本質はH⁺ + OH⁻ → H₂Oと覚えておきましょう。

例題:HCl → H⁺ + Cl⁻、NaOH → Na⁺ + OH⁻。混ぜるとH⁺とOH⁻が結びついて水になり、Na⁺とCl⁻が残ってNaCl(食塩)ができる。
ステップ 2:ステップ2: 残るイオンを組み合わせて塩(えん)をつくる

水ができたあと、酸由来の陰イオンとアルカリ由来の陽イオンが結びついて塩になります。塩は食塩(NaCl)だけではなく、中和で水以外にできた物質すべてを指す広い言葉です。

例題:H₂SO₄ + 2NaOH → Na₂SO₄ + 2H₂O。硫酸ナトリウムが塩。HCl + KOH → KCl(塩化カリウム)+ H₂O も同じ仕組み。
ステップ 3:ステップ3: 化学反応式の係数を「H⁺の数 = OH⁻の数」で合わせる

酸とアルカリには価数(出せるH⁺やOH⁻の数)があります。完全中和の条件はH⁺の総数 = OH⁻の総数。H₂SO₄は1個でH⁺を2個、Ca(OH)₂は1個でOH⁻を2個出すので、相手の係数で帳尻を合わせます。

例題:H₂SO₄(2価)+ NaOH(1価)→ H⁺が2個出るのでNaOHは2個必要。H₂SO₄ + 2NaOH → Na₂SO₄ + 2H₂O。2HCl + Ca(OH)₂ → CaCl₂ + 2H₂O。
ステップ 4:ステップ4: BTB液の色変化で中和の進み方を読む

塩酸(酸性)にBTB液を入れると黄色。水酸化ナトリウム水溶液を少しずつ加えると、黄 → 緑(中性)→ 青(アルカリ性)と変わります。緑になった瞬間がちょうど中和した点で、H⁺とOH⁻が過不足なく反応したサインです。

例題:塩酸20mLが緑になったあと、さらにNaOH水溶液を加えるとOH⁻が余って青色(アルカリ性)になる。
ステップ 5:ステップ5: 中和 ≠ 中性に注意して結果を判定する

中和は「反応」、中性は「結果の性質」。反応してもどちらかが余ればその性質が残ります。問題では「混ぜた量」「価数」を確認し、H⁺とOH⁻のどちらが余るかで酸性・中性・アルカリ性を判断します。

例題:塩酸10mLにNaOH水溶液5mLを混ぜる → まだH⁺が余り酸性。H⁺を100個出す塩酸を完全中和するのに必要なOH⁻は同じ100個。

これだけは覚える

本質はH⁺ + OH⁻ → H₂O。酸 + アルカリ → 塩 + 水で、塩は陽イオン(アルカリ由来)と陰イオン(酸由来)の組み合わせ。完全中和の条件はH⁺の数 = OH⁻の数。BTB液は黄→緑→青。

よくあるつまずき

中和 = 中性ではない。量や価数で余りが出れば酸性やアルカリ性になる。塩は食塩だけを指す言葉ではない。H₂SO₄は2価なのでNaOHが2個必要、と価数の見落としに注意。

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出典・最終更新

  • 出典基盤:教科書(理科)の核となる手順と概念データに基づく整理。
  • 編集方針:教科書頻出の解き方・コツを、段階的なステップに分け、つまずきポイントと核となるルールを併記しています。
  • 最終更新:2026-06-27