電気分解 を解く・整理する5ステップ
各ステップをクリックすると詳しい説明と例が開きます。
ステップ 1:ステップ1: 何の水溶液かを確認する
まず分解する物質を見ます。水(水酸化ナトリウム入り)/塩酸/塩化銅水溶液のどれかで、できる物質が決まります。水溶液中にどんな陽イオンと陰イオンがあるかを書き出すと、次のステップが速くなります。
ステップ 2:ステップ2: 陰極(−)に集まる陽イオンを処理する
陰極には陽イオンが引かれ、電子を受け取って金属や水素に変わります。銅イオン Cu²⁺ のように水素よりイオン化傾向が小さい金属イオンがあればその金属が析出し、ナトリウムイオン Na⁺ のように水素よりイオン化傾向が大きい金属イオンの場合は金属は析出せず H⁺ から水素 H₂ が発生する、と覚えます。極の符号と集まるイオンの符号は反対になることに注意。
ステップ 3:ステップ3: 陽極(+)に集まる陰イオンを処理する
陽極には陰イオンが引かれ、電子を放して気体などに変わります。塩化物イオン Cl⁻ がある水溶液では塩素 Cl₂ が優先して発生し、OH⁻ しかない水酸化ナトリウム水溶液では酸素 O₂ が発生する、と現象で覚えます。
ステップ 4:ステップ4: 全体の反応式と体積比でしめる
両極の変化をまとめて全体式を書き、発生量を比べます。なお純粋な水はほとんど電気を通さないので、実験では水酸化ナトリウムなどを少量とかして電気を通しやすくしてから分解します。水の電気分解は 2H₂O → 2H₂ + O₂ なので、水素:酸素 = 2:1。式の係数比がそのまま気体の体積比になることをチェックに使います。
ステップ 5:ステップ5: 観察事実で答えを確かめる
発生気体は性質で見分けます。水素は火を近づけるとポンと音、酸素は線香の炎が大きくなる、塩素は黄緑色で刺激臭、銅は赤色の固体。観察事実と自分の予想が合っているかを最後に確認します。
これだけは覚える
陰極(−)には陽イオンが集まり電子をもらう、陽極(+)には陰イオンが集まり電子を出す。水の電気分解は水素:酸素 = 2:1。塩化銅は陰極に銅、陽極に塩素。電池とは逆向きで外部電源が必要。
よくあるつまずき
陽極に陽イオンと思い込むミスに注意。+極(陽極)には−の電気をもつ陰イオンが引きよせられるように、極の名前の+/−と、そこに集まるイオンの+/−は逆になると理由から覚えると間違えにくい。水の体積比を 1:2 と逆に覚えるのも頻出。観察事実と考察を混同せず、何が見えたかと、そこから何が言えるかを分けて書く。
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出典・最終更新
- 出典基盤:教科書(理科)の核となる手順と概念データに基づく整理。
- 編集方針:教科書頻出の解き方・コツを、段階的なステップに分け、つまずきポイントと核となるルールを併記しています。
- 最終更新:2026-06-27
