力と運動 のテスト頻出 5 パターン
定期テスト・入試で実際によく出る型を、答え方のコツとセットで整理しました。
パターン1:慣性の法則を身近な例で問う
📝 典型的な出題例:急ブレーキをかけたバスの乗客が前のめりになるのはなぜか。「慣性」という言葉を使って説明しなさい。
✅ 答え方のコツ:答え方は3ステップ。(1)動いていた物体は動き続けようとする性質(慣性)があると書く。(2)バスは止まったが、乗客の体は動き続けようとすると説明する。(3)だから前方に倒れる、と結論づける。原因と結果を順につなぐのがコツ。
🔑 押さえる用語:慣性の法則, 等速直線運動, 静止
⚠️ ありがちなミス:「力がはたらいたから倒れた」と書くミスが多い。実際は力がはたらかないから動き続ける、が正解。
パターン2:斜面・自由落下の記録テープを読み取る
📝 典型的な出題例:摩擦を無視できる斜面を下る台車の記録テープは、進むにつれて打点の間隔がどう変化するか。理由とともに答えよ。
✅ 答え方のコツ:結論「間隔がだんだん広がる」を先に書く。理由は「斜面に沿って下向きに一定の大きさの力がはたらき続けるので、速さが一定の割合で増えていくから」。各区間の速さ=長さ÷時間で求める手順も覚えておく。
🔑 押さえる用語:斜面方向の力, 速さが一定の割合で増える運動, 記録テープ
⚠️ ありがちなミス:「等速だから一定」と答えてしまうミス。等速直線運動と速さが増す運動の見分けがついていないので要注意。
パターン3:記録テープから平均の速さを求める
📝 典型的な出題例:1秒間に60回打点する記録タイマーで自由落下のようすを測定した。最初の0.1秒間にテープが5cm進み、次の0.1秒間に15cm進んだ。それぞれの区間の平均の速さを求めなさい。また、この結果からわかる自由落下の特徴を書きなさい。
✅ 答え方のコツ:平均の速さ=距離÷時間で計算する。最初の区間は 5cm÷0.1秒=50cm/s、次の区間は 15cm÷0.1秒=150cm/s。時間がたつほど速さが大きくなっているので、自由落下では速さが時間に比例して増えるといえる。さらに、質量に関係なく落ち方は同じ(空気抵抗を無視すれば)であることも押さえておく。
🔑 押さえる用語:自由落下, 平均の速さ, 記録タイマー
⚠️ ありがちなミス:距離の単位(cm)と時間(s)をそろえずに計算してしまうミス。単位をそろえてから割り算するように気をつけよう。
パターン4:「つりあい」と「作用反作用」を区別する
📝 典型的な出題例:机の上に置いた本に注目する。「本にはたらく重力」と「机が本を押し返す力」の関係は、つりあいか作用反作用か答えよ。
✅ 答え方のコツ:判断の決め手は「同じ物体にはたらく2力か、異なる物体間の2力か」。この場合、どちらも“本”という同じ物体にはたらいているのでつりあい。作用反作用は「本が机を押す力」と「机が本を押し返す力」のように、2つの物体間で対になる力。
🔑 押さえる用語:力のつりあい, 作用反作用の法則, 垂直抗力
⚠️ ありがちなミス:「大きさが同じで反対向きだから作用反作用」と即答するミス。向きや大きさだけでなく、はたらく物体で見分ける。
パターン5:力と運動の関係(加速・減速・等速)を整理する
📝 典型的な出題例:運動している物体に、(ア)運動と同じ向きの力、(イ)逆向きの力、(ウ)力がはたらかない、それぞれの場合の運動はどうなるか答えよ。
✅ 答え方のコツ:表で覚えると速い。(ア)加速=速さが増す、(イ)減速=速さが減る、(ウ)等速直線運動を続ける。「合力が0なら運動の状態は変わらない、0でなければ速さや向きが変わる」という原則を一文で書ければ完璧。
🔑 押さえる用語:合力, 加速, 減速, 等速直線運動
⚠️ ありがちなミス:(ウ)で「力がはたらかないからすぐ止まる」と書くミス。力がはたらかなければ慣性によって等速直線運動を続ける(または静止し続ける)が正解。
テスト前の総仕上げ
テスト前は、慣性・加速・作用反作用の3つを一行ずつ要約できるか確認しよう。記録テープから平均の速さを求める計算、「つりあい vs 作用反作用」の見分けは毎年のように出る定番。身近な例とセットで覚えると応用問題にも強くなる。
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出典・最終更新
- 出典基盤:教科書(理科)の核となる出題ポイントと、定期テスト・入試の頻出傾向を踏まえた整理。
- 編集方針:中学定期テスト・入試の頻出パターンを、出題の型ごとに整理し、答え方のコツとよくあるミスをセットで提示しています。
- 最終更新:2026-07-07
