大化の改新と律令国家 を解く・整理する5ステップ
各ステップをクリックすると詳しい説明と例が開きます。
ステップ 1:ステップ1: 始まりの3点セットを固定する
まず「645年・中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)・中臣鎌足(なかとみのかまたり)」の3点をワンセットで覚えます。場所は宮中、たおした相手は蘇我蝦夷(えみし)・入鹿(いるか)親子で、この事件はのちに乙巳の変(いっしのへん)と呼ばれます。問題はこの組み合わせを崩して聞いてくるので、3点と元号「大化」を必ずひも付けます。
ステップ 2:ステップ2: 改新の詔を「土地・地方・人・税」の4本柱で整理する
改新の詔(みことのり)は丸暗記ではなく、①公地公民/②国・郡・里/③戸籍と班田収授/④租・庸・調の4本柱に分けて覚えます。①は土地と人民、②は地方のしくみ、③は人の把握、④は税。順番が「土地→地方→人→税」と流れるので、表にして縦に並べると忘れにくくなります。
ステップ 3:ステップ3: 班田収授と租・庸・調をセットで覚える
戸籍を作る→6歳以上に口分田(くぶんでん)を配る→死んだら返す→6年ごとに作り直す、という流れを順に確認します。税は租=地方の役所(国衙)に納める稲(収穫の約3%)/庸=都での10日の労役、またはその代わりに納める布(都)/調=特産物(都)と、「中身・納め先」を一緒に覚えるのがコツ。「庸と調はどちらも都」だけ要注意です。
ステップ 4:ステップ4: 大化の改新と大宝律令の間のできごとを年表で結ぶ
645年と701年の間には白村江の戦い(663年)・壬申の乱(672年)・天武天皇/持統天皇による律令制の整備・藤原京遷都(694年)が入ります。「白村江で負けた→防衛のため国内整備を急ぐ→壬申の乱→天武・持統が律令制を整える→大宝律令で完成」という因果の鎖で覚えると、並べ替え問題に強くなります。
ステップ 5:ステップ5: 「氏姓制度↔公地公民」「飛鳥↔奈良」の比較軸で見直す
総仕上げに比較軸を作ります。氏姓制度(豪族中心)↔公地公民(国家中心)、飛鳥時代=律令国家の構想と完成(大化の改新~大宝律令)/奈良時代=律令制の本格運用(平城京・班田収授の実施)、租(稲)↔庸(労役の代わりの布)↔調(特産物)を表で並べ直すと、用語の取りちがえが消えます。資料問題では、戸籍・口分田・税の数字を本文の用語と必ずひも付けて答えます。
これだけは覚える
645年=乙巳の変/701年=大宝律令を二本の柱に、公地公民→班田収授→租・庸・調を一直線で覚える。律=刑法、令=行政法。中臣鎌足=藤原氏の祖もセットで。
よくあるつまずき
「大化の改新で一夜にして律令国家が完成した」と書くのは誤り。完成は701年の大宝律令で、数十年かかっています。改新の詔の発布は646年(正月)で、乙巳の変(645年)とは年がずれる点にも注意。公地公民を「天皇個人の所有」と書く、庸と調の納め先を逆にする、白村江と壬申の乱の年号を入れ替えるのも頻出ミスです。
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出典・最終更新
- 出典基盤:教科書(社会)の核となる手順と概念データに基づく整理。
- 編集方針:教科書頻出の解き方・コツを、段階的なステップに分け、つまずきポイントと核となるルールを併記しています。
- 最終更新:2026-06-27
