この章で間違えやすい 3 パターン
誤答パターン 1
- ❌ よくある誤答:地租改正で、土地でとれた米を、これまでより多く現物で納めることになったと答える
- 💡 ここがちがう:地租改正の一番の変更点は、米の現物納をやめてお金で納めるようにしたこと。米のままだと豊作・不作や米価で政府の収入が変わってしまうので、安定させるために現金納にした。
- ✅ 正しい理解:地租改正では土地の地価の3%(のち2.5%)を、毎年お金(現金)で納めることになった。
誤答パターン 2
- ❌ よくある誤答:徴兵令により、身分を問わず満20歳の男子全員が平等に兵役についたと答える
- 💡 ここがちがう:徴兵令は建前では満20歳の男子全員が対象だが、戸主・跡取り・役人・学生や270円の代人料を払った者は免除された。そのため負担は農家の次男・三男に集中し、「血税」だと反発が起きた。
- ✅ 正しい理解:免除規定が多かったため、実際に徴兵されたのは農家の次男・三男が中心だった。
誤答パターン 3
- ❌ よくある誤答:税率が地価の3%と決まったので、農民の負担は必ず軽くなったと答える
- 💡 ここがちがう:地租改正は減税が目的ではなく、収入を安定させるための改革。米価が下がっても固定額の現金を払う必要があり、1876年には地租改正反対一揆(伊勢暴動など)が起きた。これを受けて政府は税率を3%から2.5%に引き下げた。
- ✅ 正しい理解:政府は江戸時代の年貢収入と同じ額になるよう地価を計算したため、多くの農民にとって実質は増税と変わらず、負担感が増す場合もあった。
なぜ間違えやすいのか
用語を単独で暗記し、背景・できごと・変化・影響の因果関係で整理できていない。
自分でチェック ── 診断問い
この章の核を1問で確認
Q. 明治の三大改革は、何が背景で、何が結果・影響にあたる?
やってみよう:明治の三大改革について、背景・できごと・結果をそれぞれ一文で説明しよう。
つまずいたらここに戻ろう
この章で詰まったら、次の前提知識に戻ると整理しやすくなります。
- 前の時代の政治
- 年表と時代区分
- 外交関係
- 廃藩置県と四民平等
もっとくわしく
出典・最終更新
- 出典基盤:教科書準拠の誤答診断データ(中1社会)
- 編集方針:教科書の核となる事実を起こりやすい誤答から逆引きで整理し、戻り先と診断問いをセットで提示しています。
- 最終更新:2026-06-26
