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水溶液(質量パーセント濃度)の解き方/コツ

「5%の食塩水100gに食塩は何g?」でつまずく原因は計算ではなく用語の混乱です。溶質・溶媒・溶液を区別し、溶液=溶質+溶媒の足し算を出発点にすれば、濃度計算はただの割り算と掛け算になります。3つの公式の使い分けと、ひっかけの見抜き方を順に整理します。

水溶液 を解く・整理する5ステップ

各ステップをクリックすると詳しい説明と例が開きます。

ステップ 1:ステップ1: 溶質・溶媒・溶液を区別する

まず問題に出てくる物質を3つに仕分けします。溶質はとけている物質(食塩水なら食塩)、溶媒はとかしている液体(食塩水なら水)、溶液は両者が混ざった液体ぜんたい(食塩水)です。溶媒が水のときの溶液を、特別に水溶液とよびます。ここを混同すると、あとの式変形がすべてズレます。

例題:砂糖水で確かめると、溶質=砂糖、溶媒=水、溶液=砂糖水。溶媒が水なので水溶液でもある。
ステップ 2:ステップ2: 溶液=溶質+溶媒で全体の質量を出す

濃度計算の出発点はいつも溶液=溶質+溶媒の足し算です。問題文に「水〇gに食塩〇gをとかした」とあるとき、その水の質量は溶媒であって溶液ではありません。割り算する相手は溶液なので、まず足し算で溶液の質量を出すクセをつけます。

例題:水95gに食塩5gをとかす → 溶液=95+5=100g。水の95gではなく、この100gで割る。
ステップ 3:ステップ3: 質量パーセント濃度の公式を当てはめる

公式は濃度(%)=溶質の質量(g)÷溶液の質量(g)×100です。中1理科で出る濃度はこの1種類だけ。割る相手は溶液であって溶媒(水)ではない、というのが最大のポイントです。単位はすべてgでそろえてから計算します。

例題:水95g+食塩5g=溶液100g。濃度=5÷100×100=5%。
ステップ 4:ステップ4: 知りたい量を左辺に置いて式を変形する

公式は1本ですが、求めるものによって形が3つに変わります。濃度を知りたい:濃度=溶質÷溶液×100。溶質を知りたい:溶質=溶液×濃度÷100。溶液を知りたい:溶液=溶質÷濃度×100。「知りたい量を左辺に」と覚えれば、自由に変形できます。

例題:5%の食塩水200gに入っている食塩 = 200×5÷100 = 10g。
ステップ 5:ステップ5: 問題文のパターンを見分けてから計算する

テストで一番多いミスは、水の質量と溶液の質量の取りちがえです。パターンA「水〇gに食塩〇gをとかす」の〇gは溶媒なので足し算が必要。パターンB「〇%の食塩水〇g」の〇gはすでに溶液なのでそのまま使える。読み取った瞬間に「溶液か溶媒か」をメモしてから計算に入ります。

例題:「150gの水に砂糖をとかして20%の砂糖水」では150gは水。砂糖をxとして x÷(150+x)×100=20 を解き、x=37.5g。

これだけは覚える

出発点はいつも溶液=溶質+溶媒。公式は濃度=溶質÷溶液×100の1本で、知りたい量を左辺にすれば3つに変形できる。割る相手は溶液であって水ではない。

よくあるつまずき

水の質量で割ってしまうのが最大の落とし穴(例:30÷120×100=25%は誤り、正しくは溶液150gで割る)。濃さのちがう水溶液を混ぜたとき真ん中の濃度になると思い込むのも誤り。量がちがえば濃いほうに引っぱられる。

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出典・最終更新

  • 出典基盤:教科書(理科)の核となる手順と概念データに基づく整理。
  • 編集方針:教科書頻出の解き方・コツを、段階的なステップに分け、つまずきポイントと核となるルールを併記しています。
  • 最終更新:2026-06-27