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光の屈折と全反射の解き方/コツ

コップのストローが折れて見える、プールの底が浅く見える。これらはすべて、光が違う物質の境目で曲がる屈折のせいです。法線から角度をはかること、空気→水と水→空気で曲がる向きが逆になること、そして入射角が大きくなると全反射が起こることを順に押さえれば、屈折の問題はぜんぶ同じパターンで解けます。

光の屈折と全反射 を解く・整理する5ステップ

各ステップをクリックすると詳しい説明と例が開きます。

ステップ 1:ステップ1: 法線を引いて入射角と屈折角を区別する

屈折の問題はまず、境目に垂直な線(法線)を引くところから始めます。入射角・屈折角はどちらも法線から測った角で、光線と境目との間の角ではありません。図を見たら、境目に「┴」の補助線を入れて、入ってくる光と出ていく光それぞれの角を法線基準で確認します。

例題:図で「光線と水面が30°」とあったら、入射角は90°−30°=60°。法線から測る、を必ず最初にチェックします。
ステップ 2:ステップ2: 光がどちら向きに進むかで曲がる向きを決める

次に、光が空気→水・ガラスに入るのか、水・ガラス→空気に出るのかを確認します。空気から水・ガラスへ入るときは法線に近づく向きに曲がり、屈折角<入射角。水・ガラスから空気へ出るときは法線から遠ざかる向きに曲がり、屈折角>入射角になります。

例題:空気から水に60°で入った光 → 屈折角は60°より小さくなる(法線に近づく)。逆に水から空気へ出る光は法線から離れる向きに曲がります。
ステップ 3:ステップ3: 「物が浮き上がって見える」しくみを説明する

水中の物が浅く見える問題は、必ず「光は水→空気で法線から遠ざかるように曲がる」+「脳は光がまっすぐ来たと思い込む」の2点で答えます。曲がって目に届いた光をそのまま後ろにのばした位置に物があると判断するので、本当より水面に近い(浅い)位置に見えるのです。

例題:水中の魚が浅く見える理由:「魚から出た光が水→空気で屈折し法線から遠ざかるが、脳はまっすぐ来たと勘違いするから」と書ければ満点。
ステップ 4:ステップ4: 全反射が起きる条件を2つチェックする

全反射の問題は、まず光の向きと入射角の大きさの2つを確認します。条件は「密な物質から疎な物質へ進むこと(水→空気・ガラス→空気)」と「入射角が臨界角より大きいこと」。逆向き(空気→水など)では絶対に起きません。屈折角がちょうど90°になる入射角が臨界角で、水→空気は約49°、ガラス→空気は約42°です。

例題:ガラス→空気で入射角50°のとき → 50°>臨界角42° なので全反射が起こる。空気→水で入射角80°でも全反射は起きません(向きが逆)。
ステップ 5:ステップ5: 光ファイバーと虹を全反射・屈折で説明する

応用問題では、現象を屈折と全反射の言葉でつなげます。光ファイバーは細いガラスの中で全反射をくり返すのでエネルギーをほとんど失わず長距離を伝わる、と書きます。虹は水滴の中で屈折→内部での反射→もう一度屈折の3ステップを通る間に、色ごとに曲がり方が違うので色が分かれる現象です(水滴の中の反射は全反射ではなく、光の一部だけが反射しています)。

例題:光ファイバーの仕組み:「内壁に当たるたびに入射角が臨界角より大きく、全反射をくり返すから、長距離でも光で情報を運べる」と書ければOK。

これだけは覚える

入射角・屈折角は法線から測る。空気→水・ガラスは法線に近づく(屈折角<入射角)、逆向きは法線から離れる。密→疎かつ入射角>臨界角で全反射(水→空気 約49°、ガラス→空気 約42°)。

よくあるつまずき

光線と境目の角を入射角と勘違いする(正しくは法線から測る)。空気→水でも全反射が起きると思ってしまう(実際は密→疎のときだけ)。「ストローが折れた」と書く(折れたのではなく光が屈折した結果そう見える)。

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出典・最終更新

  • 出典基盤:教科書(理科)の核となる手順と概念データに基づく整理。
  • 編集方針:教科書頻出の解き方・コツを、段階的なステップに分け、つまずきポイントと核となるルールを併記しています。
  • 最終更新:2026-06-27