過去進行形の形
「〜していた」(過去のある時点で進行中の動作)
was と were の使い分け
| 主語 | be動詞 | 例 |
|---|---|---|
| I | was | I was reading. |
| You | were | You were sleeping. |
| He / She / It | was | He was running. |
| We / They | were | We were eating. |
| 名詞(単数) | was | Tom was studying. |
| 名詞(複数) | were | The kids were playing. |
意味のイメージ
過去のある時点(昨日の8時、彼が来たとき、など)に
「動作が 進行中だった」ことを表す
→ 動作の 途中を写真のようにとらえる時制
過去形(I played soccer.)は「サッカーをした」という完結した出来事
過去進行形(I was playing soccer.)は「サッカーをしている最中だった」途中の場面
基本例文
I was studying English at 8 last night.(昨夜8時に英語を勉強していた)
She was watching TV when I came home.(私が帰ったとき、彼女はテレビを見ていた)
They were playing soccer in the park.(彼らは公園でサッカーをしていた)
My mother was cooking dinner then.(母はそのとき夕食を作っていた)
It was raining hard yesterday morning.(昨日の朝、激しく雨が降っていた)
We were waiting for the bus at the station.(駅でバスを待っていた)
否定文
I was not studying.(勉強していなかった)
= I wasn't studying.(短縮形)
They were not playing.(遊んでいなかった)
= They weren't playing.
He wasn't sleeping; he was reading.(寝てなくて、読書していた)
疑問文と答え方
Were you studying? — Yes, I was. / No, I wasn't.
Was she watching TV? — Yes, she was. / No, she wasn't.
Were they playing tennis? — Yes, they were. / No, they weren't.
What were you doing at 9 last night?(昨夜9時何してた?)
— I was taking a bath.(お風呂に入ってた)
~ing 形の作り方(復習)
| パターン | 例 |
|---|---|
| そのまま +ing | play → playing / read → reading |
| 語尾 e を取って +ing | make → making / write → writing / come → coming |
| 短母音+子音 → 子音重ねて +ing | run → running / swim → swimming / sit → sitting |
| ie で終わる → ying | lie → lying / die → dying |
時を表す表現とセットで
at + 時刻 + yesterday / last night(昨日/昨晩の〜時に)
例:at 8 yesterday, at 10 last night
then(そのとき) 例:I was sleeping then.
at that time(そのとき)
when + 過去文(〜したとき) 例:when I called her
while + 過去進行形文(〜している間) 例:while I was studying
when と while の違い
when:「(短い瞬間)〜したとき」→ 後ろに 過去形が来やすい
例:I was reading when she came.
while:「〜している間」→ 後ろに 過去進行形が来やすい
例:While I was reading, she came.
背景=過去進行形、出来事=過去形と覚える
現在進行形との比較
| 現在進行形 | 過去進行形 | |
|---|---|---|
| 形 | am/is/are + ~ing | was/were + ~ing |
| 意味 | 今〜している | そのとき〜していた |
| 例 | I am running now. | I was running then. |
| 否定 | am/is/are not | was/were not |
| 疑問 | Am/Is/Are + 主語 | Was/Were + 主語 |
- × I studying English.(be動詞がない)
- ○ I was studying English.
- × They playing soccer.
- ○ They were playing soccer.
- 進行形は必ず「be動詞+~ing」がセット。
- know(知っている)、like(好き)、have(持っている・所有)、love、want は通常進行形にしない
- × I was knowing him.
- ○ I knew him.
- ただし have が「食べる」の意味の時は OK:I was having lunch.
- 主節が過去なら従属節も過去 → 過去進行形を使う
- He said he was studying.(彼は勉強していると言った)
- × He said he is studying.
英語で使えるようにする練習
この単元は、説明を読んで終わりにすると定着しません。次の型を、主語・時・目的語を入れ替えながら声に出してください。
I was reading a book at eight.
She was cooking when I came home.
Were you studying then?
- 過去のある時点で「していた」動作を表す。
- was/were を抜かない。
- while や when と一緒に、背景の動作を表すことが多い。
この章でつまずきやすいところ
過去進行形は形だけ見ると単純ですが、読んでいる途中に「これは過去形?進行形?」と一瞬迷う場面が必ずあります。be動詞を抜かしたり、whenとwhileの後ろをそろえて書いてしまったり。途中で詰まりやすい場所を先に知っておきましょう。
「〜していた」を見て過去形だけで済まそうとしてしまう
- つまずく場面:「母はそのとき夕食を作っていた」という日本文を英語に直そうとして、cookedで終わらせていいのか、was cookingにすべきか手が止まる。「〜した」と「〜していた」の違いを意識せず、過去形をそのまま当ててしまう瞬間。
- 克服のコツ:時系列で判断します。文中に「そのとき」「8時に」「〜したとき」のような過去の一点を示す語があり、その瞬間に動作が進行中だったなら過去進行形(was/were + ~ing)。動作がすでに終わって完結した出来事なら過去形。日本語の「〜していた」は進行中のサイン。
- ミニ例:「母はそのとき夕食を作っていた」→ My mother was cooking dinner then. ここで My mother cooked dinner then. にすると「そのとき作った(=作り終えた)」という別の意味になってしまう。
be動詞を入れ忘れて ~ing だけで進行形のつもりになってしまう
- つまずく場面:英作文で「彼らはサッカーをしていた」を書こうとして、They playing soccer. と書いた瞬間、なんとなく「進行形っぽい」と思って先に進んでしまう。読み返しても ~ing があるから合っている気がする。
- 克服のコツ:位置関係で確認します。進行形は必ず「be動詞 + 動詞ing」のセットで、be動詞が抜けると進行形は成立しません。書き終えたら主語のすぐ後ろを指でなぞり、was か were があるか確認するクセをつけます。主語が I/he/she/it なら was、you/we/they/複数なら were。
- ミニ例:× They playing soccer. → ○ They were playing soccer. × I studying English. → ○ I was studying English.
when と while の後ろをどちらも過去進行形にしてしまう
- つまずく場面:「私が帰ったとき、彼女はテレビを見ていた」を英語にしようとして、when の後ろも「〜していたとき」だから was coming にすべき?と迷う。while と when の使い分けが頭の中でぼんやり混ざってしまう瞬間。
- 克服のコツ:背景と出来事の関係で整理します。背景(長く続く動作)=過去進行形、出来事(短い瞬間の動作)=過去形。when の後ろは「〜した瞬間」を表すので過去形になりやすく、while の後ろは「〜している間」なので過去進行形になりやすい。
- ミニ例:She was watching TV when I came home.(背景=見ていた/瞬間=帰ってきた) While I was reading, she came.(while の後ろは進行形)
know や like まで進行形にしてしまう
- つまずく場面:「私は彼を知っていた」を英訳しようとして、「〜ていた」だから was knowing でいいはず、と書いた瞬間、なんとなく違和感はあるが、文法的にどこがおかしいのか説明できない。状態を表す動詞でも機械的に ~ing をつけてしまう。
- 克服のコツ:動作か状態かで見分けます。進行形は「途中の動作」を写真のように切り取る時制なので、動きのある動詞に使います。know(知っている)、like(好き)、have(持っている)、want(ほしい)など状態を表す動詞は、ふだん進行形にしません。日本語が「〜ていた」でも、状態動詞なら過去形で表します。
- ミニ例:× I was knowing him. → ○ I knew him.(知っていた=過去形のまま) ただし have が「食べる」の意味のときは動作なのでOK:I was having lunch.
練習問題
- I (was / were) reading a book.
- They (was / were) playing.
- What (was / were) you doing?
- The boys (was / were) running in the yard.
- It (was / were) snowing yesterday.
答えを見る
(1) was (2) were (3) were (4) were (5) was
- 私は昨夜10時に勉強していた。
- 彼は何をしていたのですか?
- 母が家に帰ってきたとき、私はテレビを見ていた。
- その時、雨は降っていなかった。
答えを見る
(1) I was studying at 10 last night.
(2) What was he doing?
(3) I was watching TV when my mother came home.
(4) It wasn't raining then. / It was not raining at that time.
次の文を (1) 否定文に、(2) 疑問文に書きかえよ。
She was reading a book.
答えを見る
(1) She was not reading a book.(= She wasn't reading a book.)
(2) Was she reading a book? — Yes, she was. / No, she wasn't.
( ) に when または while を入れよ。
- ( ) I was sleeping, the phone rang.
- I was watching TV ( ) she called me.
答えを見る
(1) While (2) when
- 私は8時に本を読んでいました。
- 私が帰宅したとき、彼女は料理をしていました。
- あなたはその時勉強していましたか。
答えを見る
(1) I was reading a book at eight.
(2) She was cooking when I came home.
(3) Were you studying then?
まとめ
- 過去進行形:was/were + ~ing。「〜していた」
- I/he/she/it → was、you/we/they → were。
- 否定:was/were not(=wasn't/weren't)。
- 疑問:Was/Were を文頭に。
- 時を表す副詞:at 時刻 yesterday, then, when〜, while〜。
- 状態動詞(know, like など)は進行形にしない。
もっと知る ── 発展・実生活(出典つき)
※ 教科書の内容に、信頼できる出典をもとにした発展・実生活・時事の話題を補足しています(教科書そのものではありません)。
過去進行形は物語の「背景」をつくる時制発展
英語では、物語や体験談で「そのとき何が起きていたか」という場面の背景を描くのに過去進行形を使います。たとえば The sun was shining and tourists were lying on the beach.(太陽が輝き、観光客が浜辺で寝ころんでいた)のように、出来事を語る前の状況を写真のように描写するのが特徴です。
「〜していたら…した」を一文で表す実生活
過去進行形(背景)と過去形(出来事)を組み合わせると、I broke my leg when I was skiing.(スキーをしていたとき足を折った)のように、進行中の動作の途中で別のことが起きた様子を自然に表せます。when のあとは過去形、while のあとは過去進行形が来やすい、という使い分けも英語圏の解説で示されています。
出典:British Council LearnEnglish(Past continuous and past simple)
なぜ know や like は進行形にしないのか発展
go のような動作を表す動詞は進行形にできますが、know(知っている)のように状態を表す動詞(状態動詞)は普通は進行形にしません。実際、英語では I am knowing the answer. は誤りとされ、I know the answer. と言います。これが教科書の「状態動詞は進行形にしない」というルールの背景です。
「進行中」を表す形は世界の言語にもある発展
動作が進行中であることを示す表現は英語だけのものではなく、多くの言語に見られます。英語は be動詞+-ing で作りますが、日本語は「〜ている/〜ていた」という同じ形で進行中の動作と状態の両方を表します。言語ごとに作り方や意味の範囲が少しずつ違う点が比較すると面白いところです。
広告でわざと「ルール破り」をする進行形実生活
マクドナルドの世界共通スローガン I'm lovin' it は2003年に始まりました。love は本来は状態動詞で進行形にしにくい語ですが、あえて進行形にすることで「今まさに楽しんでいる」という生き生きした印象を与えています。ルールを知っているからこそ、こうした「あえて外す」表現も理解できます。
