動名詞の形と意味
~ing 形の作り方(復習)
| パターン | 例 |
|---|---|
| そのまま +ing | play → playing / read → reading |
| e で終わる → e を取って +ing | make → making / write → writing / come → coming |
| 短母音+子音 → 子音重ねて +ing | run → running / swim → swimming / sit → sitting |
| ie で終わる → ying | lie → lying / die → dying |
動名詞の使い方
I like playing tennis.(テニスをするのが好き)
She enjoys reading books.(本を読むのを楽しむ)
He finished doing his homework.(宿題をやり終えた)
Reading books is fun.(読書は楽しい)
Studying English is important.(英語の勉強は重要だ)
Swimming is good for your health.(水泳は健康によい)
→ 動名詞が主語の場合、動詞は 単数扱い(is, was)
My hobby is reading.(私の趣味は読書だ)
His job is teaching math.(彼の仕事は数学を教えること)
Thank you for helping me.(手伝ってくれてありがとう)
I am good at swimming.(水泳が得意)
She is interested in learning French.(フランス語学習に興味がある)
→ 前置詞の後ろの動詞は 必ず~ing(不定詞は×)
不定詞 vs 動名詞(最重要)
| 動詞のグループ | 不定詞 | 動名詞 |
|---|---|---|
| like, love, start, begin, continue | ○ | ○ |
| want, hope, decide, plan, wish, promise, need | ○ | × |
| enjoy, finish, stop, give up, mind, practice | × | ○ |
| 前置詞の後(at, in, for, of, about) | × | ○ |
動名詞のみをとる動詞
enjoy:I enjoy reading.(読書を楽しむ)
finish:I finished doing homework.(宿題を終えた)
stop:He stopped smoking.(タバコをやめた)
give up:She gave up running.(走るのをあきらめた)
mind:Do you mind opening the window?(窓を開けてくれませんか)
practice:He practices playing the piano.(ピアノの練習)
keep:Keep going!(進み続けて!)
不定詞のみをとる動詞
want:I want to go.(行きたい)
hope:I hope to see you.(会いたい)
decide:She decided to study.(勉強すると決めた)
plan:We plan to visit Kyoto.(京都を訪れる計画)
wish:I wish to travel.(旅行したい)
need:You need to rest.(休む必要がある)
promise:He promised to come.(来ると約束した)
両方とれる動詞 ── 意味は同じ
I like playing tennis. = I like to play tennis.
She loves singing. = She loves to sing.
It started raining. = It started to rain.
He began studying. = He began to study.
→ どちらでもOK、意味はほぼ同じ
前置詞 + 動名詞
Thank you for coming.(来てくれてありがとう)
I am good at playing the guitar.
She is interested in studying abroad.
He is afraid of speaking in public.
How about going shopping?(買い物に行きませんか)
I'm fond of swimming.(泳ぐのが好き)
× Thank you for to come.(前置詞の後に to不定詞はNG)
動名詞と現在進行形の見分け
現在進行形:be動詞 + ~ing「〜している」
例:I am playing tennis now.(今テニスをしている)
動名詞:名詞として使う「〜すること」
例:I like playing tennis.(テニスが好き)
be動詞があるかないか、で見分ける
- enjoy, finish, stop, give up の後は 動名詞のみ
- want, hope, decide, plan の後は 不定詞のみ
- like, love, start, begin は 両方OK
- 前置詞の後は 必ず動名詞
- 「えん・ふぃ・すと・ギブ」(enjoy, finish, stop, give up)と覚えるのもオススメ
- stop doing:「〜するのをやめる」(やめる対象)
- stop to do:「〜するために立ち止まる」(副詞的用法の不定詞)
- He stopped smoking.(タバコをやめた)
- He stopped to smoke.(タバコを吸うために立ち止まった)
- Reading books is fun.(×are)
- Playing the piano is hard.
- 主語が ~ing で始まっても、動詞は単数形(is, was)。
英語で使えるようにする練習
この単元は、説明を読んで終わりにすると定着しません。次の型を、主語・時・目的語を入れ替えながら声に出してください。
I like playing soccer.
Reading books is fun.
She finished doing her homework.
- 動名詞は「〜すること」。
- enjoy / finish / stop の後ろは動名詞になりやすい。
- to不定詞と意味が変わる動詞もある。
この章でつまずきやすいところ
動名詞は「動詞のing形」を名詞として使う表現で、形は現在進行形とそっくりです。教科書を読み進めるうちに、ing形の役割や、後ろに動名詞をとるか不定詞をとるかで迷いやすい場面が出てきます。読みながら起きる迷いを場面ごとに整理します。
ing形を見るとすぐ「〜している」と読んでしまう
- つまずく場面:教科書で Reading books is fun. という文を読んだ瞬間、文頭の Reading を進行形の感覚で「本を読んでいる」と訳してしまい、その後に続く is とのつながりが分からなくなって止まってしまう場面です。
- 克服のコツ:見分け方は位置関係で決めます。ing形のすぐ前に be動詞があれば現在進行形、be動詞がなく主語・目的語・補語・前置詞の後ろに置かれていれば動名詞です。文頭の ing形は主語の動名詞である可能性が高く、その場合は「〜すること」と訳して、その後ろの動詞を文全体の述語として読み直します。
- ミニ例:I am reading a book.(進行形=今読んでいる)/Reading books is fun.(動名詞=読むことは楽しい)。be動詞の有無で役割が切り替わります。
enjoy のあとに to不定詞を置きたくなる
- つまずく場面:「私は読書を楽しむ」を英作文しようとして、want to go の感覚を引きずったまま I enjoy to read books. と書いてしまい、教科書の例文 She enjoys reading books. と形が違うことに気づいて手が止まる場面です。
- 克服のコツ:見分け方は動詞のグループで整理します。中学で習う範囲では、動名詞のみをとる動詞は enjoy / finish / stop / give up / mind / practice などとまとめて覚えると整理しやすく、不定詞のみをとる動詞は want / hope / decide / plan / wish / promise などです。like / love / start / begin / continue は両方OKです。なお stop のように後ろの形で意味が変わる動詞もあり、これは次の場面で扱います。
- ミニ例:I enjoy reading.(◯)/I enjoy to read.(×)。一方で I want to read.(◯)/I want reading.(×)と、後ろの形が動詞ごとに固定されています。
stop doing と stop to do を同じ意味だと思い込む
- つまずく場面:He stopped smoking. と He stopped to smoke. を読み比べているときに、どちらも stopped と smoke(smoking) が並ぶので訳が同じに見えてしまい、教科書の訳のちがいに納得できなくなる場面です。
- 克服のコツ:見分け方は因果関係で考えます。stop の後ろにあるものが「やめる対象」なのか「立ち止まった目的」なのかを区別します。動名詞 doing は stop の目的語でやめる中身、to do は副詞的用法で立ち止まった目的を表します。「stop+ing は対象、stop+to は目的」と整理すると区別しやすくなります。
- ミニ例:He stopped smoking.(タバコを吸うのをやめた=smoking が対象)/He stopped to smoke.(タバコを吸うために立ち止まった=目的)。
前置詞の後ろにうっかり to不定詞を置いてしまう
- つまずく場面:「来てくれてありがとう」を Thank you for ... と書き始めたところで、「来る=to come」の感覚で Thank you for to come. と書いてしまい、教科書の Thank you for coming. や I am good at swimming. と形が合わずに迷う場面です。
- 克服のコツ:見分け方は位置関係のルールで決めます。前置詞(for, at, in, of, about など)の後ろには名詞が必要で、動詞を置きたいときは名詞化した動名詞にします。「前置詞+動名詞」をひとかたまりで覚えるとよく、to不定詞は前置詞の後ろには来ません。
- ミニ例:Thank you for coming.(◯)/Thank you for to come.(×)。I am good at playing the guitar./She is interested in learning French. のように、前置詞の直後はいつも ing形になります。
練習問題
- I enjoy (to play / playing) games.
- I want (to go / going) home.
- She finished (to do / doing) her homework.
- He is good at (to swim / swimming).
- I hope (to see / seeing) you again.
- Thank you for (to help / helping) me.
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(1) playing (2) to go (3) doing (4) swimming (5) to see (6) helping
- テニスをするのは楽しい。
- 私は英語を勉強するのが好きだ。
- 彼はタバコをやめた。
- 来てくれてありがとう。
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(1) Playing tennis is fun. / It is fun to play tennis.
(2) I like studying English. / I like to study English.
(3) He stopped smoking. / He gave up smoking.
(4) Thank you for coming.
次の2文の意味の違いを答えよ。
- He stopped smoking.
- He stopped to smoke.
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(1) 彼はタバコをやめた。(やめる対象が smoking)
(2) 彼はタバコを吸うために立ち止まった。(不定詞は目的)
次の2文をほぼ同じ意味になるように動名詞 or 不定詞で書きかえよ。
- To read books is fun. → 動名詞で
- I enjoy walking. → 不定詞では?(書きかえ可能か)
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(1) Reading books is fun.
(2) 書きかえ不可。enjoy は動名詞のみをとる。
- 私はサッカーをすることが好きです。
- 本を読むことは楽しい。
- 彼女は宿題を終えました。
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(1) I like playing soccer.
(2) Reading books is fun.
(3) She finished doing her homework.
まとめ
- 動名詞:動詞 + ing で「〜すること」を表す。
- 主語・目的語・補語・前置詞の目的語になる。
- enjoy, finish, stop, give up → 動名詞のみ。
- want, hope, decide, plan → 不定詞のみ。
- like, love, start, begin → 両方OK(意味同じ)。
- 前置詞 + 動名詞(前置詞の後に不定詞はNG)。
- 動名詞主語は単数扱い(is, was)。
もっと知る ── 発展・実生活(出典つき)
※ 教科書の内容に、信頼できる出典をもとにした発展・実生活・時事の話題を補足しています(教科書そのものではありません)。
辞書で「動名詞」はこう定義される発展
ケンブリッジ英語辞典は gerund を「動詞からつくられ、名詞のように使われる -ing で終わる語」と定義しています。たとえば Everyone enjoyed Tyler's singing.(みんなはタイラーの歌を楽しんだ)の singing が動名詞で、Biking is fun.(自転車に乗るのは楽しい)のように主語にも目的語にもなれます。教科書の「動詞のing形を名詞として使う」という説明と一致します。
「No Smoking」の看板は動名詞でできている実生活
街でよく見る「No Smoking(禁煙)」の smoking は、動詞 smoke を名詞にした動名詞です。動詞そのものは No のあとに置けないため、「〜すること」を表す動名詞に変えて掲示にしています。辞書でも no-smoking は「人が喫煙を許されない場所を示す」表現として載っています。
動詞によって ing か to かが決まる(公的英語教材)発展
英国の公的機関ブリティッシュ・カウンシルの英語学習サイトでも、enjoy・finish・practise などは -ing 形(動名詞)をとり、want・decide・hope などは to+動詞の原形(不定詞)をとると説明されています。like や love は両方使えるとも書かれており、教科書の使い分け表と同じ考え方です。
出典:British Council LearnEnglish「Verbs followed by '-ing' or infinitive」
stop doing と stop to do は本当に意味が変わる発展
ブリティッシュ・カウンシルは、stop+-ing は「その動作がもう起きていない(やめる)」、stop+to+不定詞は「別のことをするために手を止める」と意味が変わると明記しています。教科書の He stopped smoking.(タバコをやめた)と He stopped to smoke.(吸うために立ち止まった)の違いは、英語そのものの規則として裏づけられています。
出典:British Council LearnEnglish「Verbs followed by '-ing' or infinitive to change meaning」
Swimming is good for your health. は数字でも裏づけられる実生活
英国の公的医療機関NHSは、定期的な運動が心臓病・脳卒中・2型糖尿病・がんなどの危険を下げ、早期死亡のリスクを最大30%減らせるとしています。水泳(swimming)は強度の高い運動の例として挙げられており、教科書の Swimming is good for your health. という例文が事実に合っていることがわかります。
