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中学生の学習ノート教科書をもう一段くわしく

when / if ── 時と条件を表す接続詞

「私が家に帰ったとき」「もし明日雨が降ったら」── 接続詞 when(〜のとき)と if(もし〜なら)を使うと、複雑な文が作れます。中2英語の最後の山場、「未来でも現在形」のルールが最大のポイントです。

when ── 「〜のとき」

用語
when
「〜のとき」を表す接続詞。
後ろに 主語 + 動詞のまとまりが来る。
基本例文

When I came home, my mother was cooking.(家に帰ったとき、母は料理していた)

My mother was cooking when I came home.(位置を入れ替えてもOK)

When I am free, I read books.(暇なとき本を読む)

When you come back, please call me.(戻ってきたら電話して)

I was studying when he called me.(彼が電話したとき勉強していた)

When I was a child, I lived in Tokyo.(子供のとき東京に住んでいた)

if ── 「もし〜なら」

用語
if
「もし〜なら」(条件)を表す接続詞。
後ろに 主語 + 動詞のまとまりが来る。
基本例文

If it rains tomorrow, we will stay home.(明日雨なら家にいる)

We will stay home if it rains tomorrow.(位置を入れ替えてもOK)

If you are tired, take a rest.(疲れているなら休んで)

If you study hard, you will pass.(一生懸命勉強すれば合格する)

I'll go if you go.(君が行くなら行くよ)

If I have time, I'll help you.(時間があれば手伝うよ)

主節と従属節 ── 入れ替え可能

when/if は前でも後でもOK

when/if 節を 文の前に置く場合 → カンマで区切る

 例:When I came home, my mother was cooking.

when/if 節を 文の後に置く場合 → カンマ不要

 例:My mother was cooking when I came home.

どちらの語順でも意味は同じ

未来でも現在形 ── 重要ルール

ルール
時・条件の副詞節
when や if で始まる節の中では、未来のことでも現在形を使う。
意味は未来でも、形は現在形。
例で確認

○ If it rains tomorrow, we will stay home.

× If it will rain tomorrow, we will stay home.

○ When you come back, please call me.

× When you will come back, please call me.

主節(家にいる/電話する)は未来 will、従属節(雨/帰る)は 現在形

→ 英語の独特なルール、しっかり覚える

その他の接続詞

接続詞意味例
because〜なので(理由)I'm tired because I worked hard.
soだから(結果)I'm tired, so I'll rest.
butしかし(逆接)It's small but useful.
andそして・〜とTom and Mike are friends.
orまたはCoffee or tea?
before〜の前にWash hands before you eat.
after〜の後でI went home after I finished.
while〜の間While I was reading, she came.
that〜ということI think that he is kind.

because との違い

because(理由)と if(条件)の違い

because:「〜だから」「〜なので」(理由)

 例:I stayed home because it rained.(雨だったから家にいた)→ 雨は事実

if:「もし〜なら」(仮定 / 条件)

 例:I will stay home if it rains.(もし雨なら家にいる)→ 雨はまだわからない

「理由」を言うなら because、「条件」を置くなら if と考える

when と while の違い

使い分け

when:「〜のとき」(瞬間や時点)→ 後ろは過去形がよく来る

 例:The phone rang when I was reading.

while:「〜している間」(一定の時間幅)→ 後ろは過去進行形がよく来る

 例:While I was reading, the phone rang.

背景=過去進行形、出来事=過去形と覚えると分かりやすい

before / after の使い方

時の順序を表す

before:「〜の前に」

 例:Wash your hands before you eat.

 例:Before I go to school, I have breakfast.

after:「〜の後で」

 例:I went home after I finished my homework.

 例:After he came, we started.

これらの節の中でも 未来は現在形

 例:I'll call you after I arrive.(×will arrive)

つまずきポイント①:will を使わない節
  • 時や条件を表す when, if, before, after などの節の中では will を使わない
  • 意味が未来でも、従属節の中は 現在形
  • × If it will rain tomorrow, ...
  • ○ If it rains tomorrow, ...
  • 主節は普通に will OK
つまずきポイント②:when を「いつ」と混同しない
  • when は2つの意味
  • ① 疑問詞:「いつ?」
      例:When did you come?
  • ② 接続詞:「〜のとき」
      例:When I came, you were studying.
  • 後ろに主語+動詞のまとまりがあれば接続詞
つまずきポイント③:if と whether
  • if:「もし〜なら」(条件)
  • whether:「〜かどうか」(疑問の名詞節、高校で学習)
  • 中2では if = 「もし」と覚える

英語で使えるようにする練習

この単元は、説明を読んで終わりにすると定着しません。次の型を、主語・時・目的語を入れ替えながら声に出してください。

型
when / ifの基本パターン
接続詞 + 主語 + 動詞, 主語 + will ...
音読して覚える例文

If it rains, I will stay home.

When I get home, I will call you.

I will help you if I have time.

よくあるミス
  • 時・条件の副詞節では未来のことでも現在形。
  • If it will rain は不可。
  • コンマは前半に if/when 節が来たときに使う。

この章でつまずきやすいところ

when と if の文を読んでいると、「未来の話なのに動詞が現在形のまま」「カンマがあったりなかったり」と途中で手が止まりがちです。ここでは本文や練習問題の途中で迷いやすい場面を取り上げ、立ち止まり方を整理します。

tomorrow があるから未来形にしたくなる

  • つまずく場面:If it rains tomorrow, we will stay home. を読んでいて、tomorrow を見つけた瞬間「未来なのに rains でいいの? will rain じゃないの?」と手が止まる。主節の will stay と見比べてさらに混乱する。
  • 克服のコツ:因果関係で整理します。主節(結果側)と従属節(条件・時を表す側)を分けて見るのがコツ。if / when で始まる節は「条件・時を示す部品」なので、英語ではここを現在形で固定し、結果を述べる主節だけが will を取ります。tomorrow は意味の合図で、形のルールは節の役割で決まる、と切り替えます。
  • ミニ例:If it rains tomorrow(条件=現在形), we will stay home(結果=will)。tomorrow が付いていても、if の中は rains のままで止める。

when を見ると反射的に「いつ?」と訳してしまう

  • つまずく場面:When I came home, my mother was cooking. を読み始めたとき、文頭の When を見て「いつ家に帰ったの?」と疑問文のように読んでしまい、後ろの my mother was cooking とのつながりが取れなくなる。
  • 克服のコツ:位置関係で見分けます。When のすぐ後ろを確認するのがコツ。後ろが「主語+動詞」のまとまり(I came / you come など)で、文の途中にカンマがあれば接続詞「〜のとき」。後ろが「動詞+主語」の語順で文末に「?」があれば疑問詞「いつ?」。同じ when でも、続く語順で役割を切り替えます。
  • ミニ例:When I came home, my mother was cooking.(主語+動詞 → 接続詞)/When did you come?(動詞が前 → 疑問詞)。

カンマを入れる位置を毎回迷う

  • つまずく場面:練習問題で「家に帰ったら電話します」を英訳するとき、When I get home, I'll call you. と I'll call you when I get home. のどちらにもカンマを入れていいのか、片方だけなのか分からず手が止まる。
  • 克服のコツ:位置関係で決めます。when / if 節が文の前に来るときだけカンマで区切り、後ろに回ったときはカンマを置きません。理由は、前に置くと主節との境目が見えにくいから区切りの印が必要、後ろなら主節→従属節の流れが自然で印が要らない、と考えると覚えやすいです。
  • ミニ例:When I get home, I will call you.(前にあるのでカンマあり)/I will call you when I get home.(後ろなのでカンマなし)。

if と because の使い分けを途中で見失う

  • つまずく場面:穴埋め問題で「I stayed home ( ) it was raining.」と「( ) you have time, please help me.」を続けて解いていると、どちらも日本語では「〜なら/〜だから」と訳せそうに感じて、if と because のどちらを入れるか迷う。
  • 克服のコツ:時系列で考えます。すでに起きた事実を理由として後ろから付けるならbecause、まだ起きていない・分からないことを仮に置くならif。前者は「雨が降った」が確定済み、後者は「時間がある」がこれからの話、と確定/未確定で線を引きます。日本語訳ではなく「事実か仮定か」で決めるのがコツ。
  • ミニ例:I stayed home because it was raining.(雨は事実)/If you have time, please help me.(時間があるかは未定)。

練習問題

問題1(適切な形)
  1. If it (rains / will rain) tomorrow, we won't go out.
  2. When I (will arrive / arrive), I'll call you.
  3. I'll wait here until you (come / will come) back.
  4. If she (is / will be) tired, she should rest.
答えを見る

(1) rains (2) arrive (3) come (4) is

問題2(英訳)
  1. もし明日晴れたら、ピクニックに行きます。
  2. 家に帰ったら電話します。
  3. 疲れているなら、休んだほうがいい。
  4. 私が子供のとき、東京に住んでいた。
答えを見る

(1) If it is sunny tomorrow, we will go on a picnic.

(2) When I get home, I'll call you. / I'll call you when I get home.

(3) If you are tired, you should rest.

(4) When I was a child, I lived in Tokyo.

問題3(接続詞)

( ) に適切な接続詞を入れよ(because, when, if, but から選ぶ)。

  1. I stayed home ( ) it was raining.
  2. ( ) you have time, please help me.
  3. ( ) I was reading, my brother came in.
  4. The movie was long ( ) interesting.
答えを見る

(1) because(理由)

(2) If(条件)

(3) When(〜のとき)

(4) but(逆接)

問題4(誤り直し)
  1. If it will snow tomorrow, school will be closed.
  2. When you will come, please tell me.
答えを見る

(1) If it snows tomorrow, school will be closed.(if 節の中は現在形)

(2) When you come, please tell me.(when 節の中は現在形)

追加問題(瞬間英作文)
次の日本語を、このページの型を使って英語にしなさい。
  1. もし雨が降ったら、私は家にいます。
  2. 家に着いたら、あなたに電話します。
  3. 時間があれば手伝います。
答えを見る

(1) If it rains, I will stay home.

(2) When I get home, I will call you.

(3) I will help you if I have time.

まとめ

  • when(〜のとき)/ if(もし〜なら)。
  • 主節の 前でも後でもOK。前にあればカンマ。
  • when/if 節の中では 未来でも現在形。
  • before/after/while/until でも同じルール。
  • その他の接続詞:because(理由)、so(結果)、but(逆接)、and、or。
  • because は理由、if は条件。日本語の「〜なら」に引っぱられて混ぜない。

もっと知る ── 発展・実生活(出典つき)

※ 教科書の内容に、信頼できる出典をもとにした発展・実生活・時事の話題を補足しています(教科書そのものではありません)。

天気予報の「降水確率」と if の条件実生活

「If it rains tomorrow(もし明日雨が降ったら)」の rain がどれくらい起きそうかを数字にしたのが降水確率です。気象庁の定義では、降水確率とは指定された時間帯の間に1ミリ以上の雨が降る確率のことで、たとえば「70パーセント」は同じ予報を100回出すと約70回は1ミリ以上の雨が降る、という意味です。if が表す「まだ起きるか分からない条件」を、天気予報は数字で示しているのです。

出典:気象庁(天気予報・天気図についてのFAQ)

英文法では first conditional と呼ばれる形発展

「If it rains tomorrow, we will stay home.」のように、未来のことでも if 節は現在形、主節は will を使う形は、英文法では first conditional(第一条件文)と呼ばれます。英語の文法解説でも「条件を表す節では未来の意味でも will を使わず、ふつうの現在形を使う」と説明され、たとえば If she wins tomorrow(× will win)と書きます。中2で習う「時・条件の節は現在形」は、高校以降に学ぶ条件文の入り口にあたります。

出典:Wikipedia(English conditional sentences)

コンピューターも if で「条件分岐」する発展

プログラミングでは「if(もし)」の後ろの条件が正しい(true)か間違い(false)かで、実行する命令を変えます。これは conditional statement(条件文)や if-then 文と呼ばれ、英語の if 文と同じく「条件が成り立つときだけ何かをする」という考え方です。英語の「If you study hard, you will pass.」と、コンピューターの「もし◯◯なら△△する」は、同じ論理でできています。

出典:Wikipedia(Conditional (computer programming))

防災情報は「警戒レベル4までに避難」実生活

「If a warning is issued(もし警報が出たら)」のような条件は、防災の場面でとても大切です。国の政府広報や気象庁は、危険な場所からの避難が必要な警戒レベル4までに必ず避難するよう呼びかけており、避難指示が出ていなくても自分で避難を判断するよう求めています。「もし〜なら、〜する」と前もって決めておく if の考え方が、命を守る行動につながります。

出典:政府広報オンライン(5段階の「警戒レベル」)

日本の防災の知恵を世界へ──早期警報システム発展

「もし災害が起きたら(if a disaster happens)」に備える日本の経験は、世界の役にも立っています。JICA(国際協力機構)は、地震や津波・台風を多く経験した日本の知見を生かし、開発途上国でハザードマップ作りや早期警報システムの整備を支援しています。たとえばトンガでは、津波警報が住民に届くまでの時間が最大90分から8分以下に短くなると見込まれています。

出典:JICA(トンガ 全国早期警報システム導入及び防災通信能力強化計画/ODA見える化サイト)