漢詩 を解く・整理する5ステップ
各ステップをクリックすると詳しい説明と例が開きます。
ステップ 1:ステップ1: 一句の字数と句数を数えて形式を判定する
まず一句が何字かと全体で何句あるかを数える。一句五字なら五言、七字なら七言。四句なら絶句、八句なら律詩。両方そろえて初めて「五言絶句」「七言律詩」と決まる。字数だけで決めないこと。
ステップ 2:ステップ2: 返り点と送り仮名から書き下し文に直す
漢文を日本語の語順にするのが訓読。レ点はすぐ下から上へ返って読み、一・二点は「一」を先に「二」を後に読む。送り仮名はカタカナで漢字の右側(右下)に小さく書き、活用語尾や助詞を補って書き下す。
ステップ 3:ステップ3: 情景語と心情語を本文から拾う
季節・時間・場所を示す情景語と、作者の気持ちを示す心情語に印をつける。色や音、自然物は感情を映す働きがある。情景を背景としてではなく、心情と結びつけて読むのがコツ。
ステップ 4:ステップ4: 起承転結と結句から作者の思いをつかむ
絶句は起・承・転・結の四句で構成される。特に転句で場面が変わり、結句で印象が決まる。律詩なら対句にも注目。直接の感情語がなくても、遠ざかる舟や散った花など、情景に思いが託されている。
ステップ 5:ステップ5: 作者と代表作・呼称をセットで結びつける
作品名問題は作者・呼称・作品をセットで覚えるのが近道。まずは李白=詩仙(自由奔放)、杜甫=詩聖(社会的・写実的)、王維=詩仏を確実に押さえ、孟浩然や白居易(「詩魔」「詩王」とも呼ばれる/補足扱い)は作品との対応で覚える。作品の雰囲気(明るい春か、別れか、乱世の悲しみか)も合わせて整理する。
これだけは覚える
絶句=4句、律詩=8句/五言=1句5字、七言=1句7字。訓読は返り点+送り仮名で書き下す。情景語と結句を根拠に心情を読む。押韻は五言絶句が2・4句末、五言律詩が偶数句末。七言は原則として第1句末も含めて押韻し、七言絶句なら1・2・4句末、七言律詩なら1・2・4・6・8句末が標準。
よくあるつまずき
字数だけで形式を決めて句数を確認しないと判定が不完全。漢字の意味をばらばらに並べるだけでは詩全体の情景と心情が結びつかない。自然描写を単なる背景と読み、作者の感情を映す働きを見落とすのも要注意。
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出典・最終更新
- 出典基盤:教科書(国語)の核となる手順と概念データに基づく整理。
- 編集方針:教科書頻出の解き方・コツを、段階的なステップに分け、つまずきポイントと核となるルールを併記しています。
- 最終更新:2026-06-27
