那須与一 を解く・整理する5ステップ
各ステップをクリックすると詳しい説明と例が開きます。
ステップ 1:ステップ1: 場面設定を確認する
まずいつ・どこで・だれが・何をする場面かを本文から拾います。1185年の屋島の戦いで、源氏は陸、平家は海上の船にいる対立構図を押さえます。平家側が竿の先に扇を立てて挑発し、源義経の命を受けた、本文に「年二十ばかりなる男」と書かれる若武者・那須与一が射手として挑む状況を整理します。
ステップ 2:ステップ2: 古語を現代語に直して動きを具体化する
「折節」「漂へば」「定まらず」「ひらめく」「くつばみ」「晴れならず」などの古語の意味を確認し、現代語に直します。船や扇の動きを具体的に思い浮かべ、風・波・船の揺れがどのように的を不安定にしているかを文の流れに沿って読みます。
ステップ 3:ステップ3: 表現効果から「難しさ」と「緊張感」を読み取る
風・波・距離・船の揺れといった自然描写は、背景ではなく的を射る困難さの根拠です。「沖には平家」「陸には源氏」と対比される視線、七五調のリズムや誇張表現が、場面の緊張感を高めていることを説明できるようにします。
ステップ 4:ステップ4: 与一の心情を本文の言葉から読む
心情は「なんとなく」ではなく本文の表現を根拠に答えます。「南無八幡大菩薩」など神への祈り、「射損ずるものならば、弓切り折り自害して」という失敗への覚悟から、命令を受けた重圧・恐れ・真剣さを読み取ります。
ステップ 5:ステップ5: 的中の瞬間と敵味方の反応をまとめる
鏑矢(かぶらや)が扇の要ぎわ(要のすぐ上、一寸ほどの所)を射抜き、扇が春風にもまれて宙に舞い、やがて海へ散り落ちる場面と、その後の反応を順に押さえます。「ふなばたを叩く」「えびらを叩く」はどちらも感動の表現で、敵味方を超えてその技に感激したことを示します。
これだけは覚える
屋島の戦い・扇の的・本文に「年二十ばかりなる男」と記される那須与一を軸に、場面設定→古語の訳→自然描写による難しさ→祈りと覚悟→的中と感動の順で読み取る。心情や表現効果は必ず本文の言葉を根拠に説明する。
よくあるつまずき
「与一が気軽に挑戦した」と読むのは誤り。命令の重さ・自害の覚悟に反する。難しさを距離だけで説明したり、成功を個人の技量だけに帰すのもNG。風・波・船の揺れ・祈り・武士の名誉を見落とさない。
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出典・最終更新
- 出典基盤:教科書(国語)の核となる手順と概念データに基づく整理。
- 編集方針:教科書頻出の解き方・コツを、段階的なステップに分け、つまずきポイントと核となるルールを併記しています。
- 最終更新:2026-06-27
