この章の比較ペア(まとめ表)
| 比較ペア | A | B |
|---|---|---|
| 現在分詞と過去分詞の違い | 現在分詞 | 過去分詞 |
| 1語で前から修飾と2語以上で後ろから修飾の違い | 1語で前から修飾 | 2語以上で後ろから修飾 |
| 関係代名詞と分詞の違い | 関係代名詞 | 分詞(後置修飾) |
1. 現在分詞と過去分詞の違い
| 比べる軸 | 現在分詞 | 過去分詞 |
|---|---|---|
| 形 | 動詞の〜ing 形(singing, running) | 動詞の過去分詞形(broken, written, made) |
| 日本語の意味 | 「〜している」 | 「〜された/〜してしまった」 |
| 名詞との関係 | 名詞が動作を している(能動) | 名詞が動作を される(受動) |
| 代表例(1語+名詞) | a sleeping baby(眠っている赤ちゃん) | a broken window(壊れた窓) |
| 代表例(後ろから修飾) | the boy playing soccer(サッカーをしている男の子) | the book written by him(彼によって書かれた本) |
| 迷いやすい例 | a falling leaf(落ちている葉=今まさに落下中/能動) | a fallen leaf(落ち葉=落ちてしまった状態。fall は自動詞なので受動ではなく完了・結果を表す) |
| 感情を表す形容詞 | interesting/exciting(物事が主語) | interested/excited(人が主語) |
なぜこの違いが生まれたのか
分詞は動詞を形容詞のように使う形です。名詞が自分で動作を「している」なら能動の現在分詞(〜ing)、名詞が誰かに動作を「される」なら受動の過去分詞を選びます。名詞と動作の関係(する側か、される側か)で形が決まる、というのが分け方の根っこです。
混同しやすいポイント
「壊した窓」と「壊された窓」を取り違える、感情の interesting / interested を逆にする、不規則動詞の過去形と過去分詞(wrote / written)を混同する、の3つが定番です。
テストでの聞かれ方
( ) に動詞を適切な形にして入れる問題が頻出。a (sleep) baby → sleeping、the language (speak) in Brazil → spoken のように、能動か受動かを判断させる形で問われます。
2. 1語で前から修飾と2語以上で後ろから修飾の違い
| 比べる軸 | 1語で前から修飾 | 2語以上で後ろから修飾 |
|---|---|---|
| 分詞の長さ | 分詞 1語だけ | 分詞 + 目的語・副詞句など 2語以上 |
| 置く位置 | 名詞の 前 | 名詞の 後ろ |
| 語順イメージ | 分詞+名詞(形容詞と同じ位置) | 名詞+分詞句(後置修飾) |
| 現在分詞の例 | a sleeping baby(眠っている赤ちゃん) | the baby sleeping in the bed(ベッドで眠っている赤ちゃん) |
| 過去分詞の例 | a broken window(壊れた窓) | a window broken by the boy(その男の子に壊された窓) |
| 日本語との比較 | 日本語と同じ語順(前から修飾) | 日本語と逆の語順(後ろから修飾) |
| 書き換え | ふつうの形容詞と同じ扱い | 関係代名詞(主格+be動詞)を省略した形と同じ |
なぜこの違いが生まれたのか
分詞は形容詞のはたらきをしますが、説明が長くなると名詞の前には置けません。1語のときはふつうの形容詞と同じで名詞の前、2語以上の語句がついたら名詞の後ろから修飾する、というルールが英語の語順を保つために決まっています。
混同しやすいポイント
日本語の語順につられて in the bed sleeping baby のように長い修飾を前に置いてしまうミスが多発します。語数を数えてから位置を決める習慣をつけましょう。
テストでの聞かれ方
並べかえ問題で「サッカーをしている男の子は私の友達です」→ The boy playing soccer is my friend. のように、名詞の後ろに分詞句を置けるかが問われます。
3. 関係代名詞と分詞の違い
| 比べる軸 | 関係代名詞 | 分詞(後置修飾) |
|---|---|---|
| 形 | 関係代名詞 + be動詞 + 分詞 | 分詞だけが名詞の後ろに残る |
| 長さ | 長い | 短く・自然 |
| 代表例(現在分詞) | The girl who is singing on the stage is Lisa. | The girl singing on the stage is Lisa. |
| 代表例(過去分詞) | The book which was written by him | The book written by him |
| 省略のルール | そのまま全部書く | 主格の関係代名詞+be動詞を省略する |
| 書き換え可能な条件 | ふつうの関係代名詞節 | 「主格の関係代名詞+be動詞+分詞」のときだけ置き換え可 |
| 中学英語での扱い | 2章 関係代名詞で学ぶ | 3章 分詞の形容詞用法で学ぶ(短くする道具) |
なぜこの違いが生まれたのか
関係代名詞の文の中で 「主格の関係代名詞 + be動詞」 が出てきたとき、その部分は意味を持たない飾りに近いのでまるごと省略できます。残った分詞句だけで名詞を後ろから説明できるので、同じ意味のまま英文が短く自然になります。
混同しやすいポイント
目的格の関係代名詞や、be動詞が無い文まで省略して分詞にしてしまうミスがあります。省略できるのは主格+be動詞のときだけです。
テストでの聞かれ方
「The man who is standing there is my uncle. を分詞を使って書き換えなさい」のように、関係代名詞節を分詞句に直す書き換え問題が頻出です。答えは The man standing there is my uncle.
関連
出典・最終更新
- 出典基盤:教科書(英語)の核となる事実と概念データに基づく整理。
- 編集方針:教科書頻出の混同ペアを、比較表と背景説明、混同ポイント、テストでの問われ方までセットで提示しています。
- 最終更新:2026-06-27
