デジタルこどもBASEのロゴ特定非営利活動法人デジタルこどもBASE
中学生の学習ノート教科書をもう一段くわしく

分詞の形容詞用法 ── 教科書頻出の違い 3 ペア

中3英語(NEW CROWN)の「分詞の形容詞用法」で混同しやすい比較ペアを 3 組、比較表と「なぜ違うか」「混同しやすいポイント」「テスト頻出」までセットで整理しました。

この章の比較ペア(まとめ表)

比較ペアAB
現在分詞と過去分詞の違い現在分詞過去分詞
1語で前から修飾と2語以上で後ろから修飾の違い1語で前から修飾2語以上で後ろから修飾
関係代名詞と分詞の違い関係代名詞分詞(後置修飾)

1. 現在分詞と過去分詞の違い

比べる軸現在分詞過去分詞
形動詞の〜ing 形(singing, running)動詞の過去分詞形(broken, written, made)
日本語の意味「〜している」「〜された/〜してしまった」
名詞との関係名詞が動作を している(能動)名詞が動作を される(受動)
代表例(1語+名詞)a sleeping baby(眠っている赤ちゃん)a broken window(壊れた窓)
代表例(後ろから修飾)the boy playing soccer(サッカーをしている男の子)the book written by him(彼によって書かれた本)
迷いやすい例a falling leaf(落ちている葉=今まさに落下中/能動)a fallen leaf(落ち葉=落ちてしまった状態。fall は自動詞なので受動ではなく完了・結果を表す)
感情を表す形容詞interesting/exciting(物事が主語)interested/excited(人が主語)

なぜこの違いが生まれたのか

分詞は動詞を形容詞のように使う形です。名詞が自分で動作を「している」なら能動の現在分詞(〜ing)、名詞が誰かに動作を「される」なら受動の過去分詞を選びます。名詞と動作の関係(する側か、される側か)で形が決まる、というのが分け方の根っこです。

混同しやすいポイント

「壊した窓」と「壊された窓」を取り違える、感情の interesting / interested を逆にする、不規則動詞の過去形と過去分詞(wrote / written)を混同する、の3つが定番です。

テストでの聞かれ方

( ) に動詞を適切な形にして入れる問題が頻出。a (sleep) baby → sleeping、the language (speak) in Brazil → spoken のように、能動か受動かを判断させる形で問われます。

2. 1語で前から修飾と2語以上で後ろから修飾の違い

比べる軸1語で前から修飾2語以上で後ろから修飾
分詞の長さ分詞 1語だけ分詞 + 目的語・副詞句など 2語以上
置く位置名詞の 前名詞の 後ろ
語順イメージ分詞+名詞(形容詞と同じ位置)名詞+分詞句(後置修飾)
現在分詞の例a sleeping baby(眠っている赤ちゃん)the baby sleeping in the bed(ベッドで眠っている赤ちゃん)
過去分詞の例a broken window(壊れた窓)a window broken by the boy(その男の子に壊された窓)
日本語との比較日本語と同じ語順(前から修飾)日本語と逆の語順(後ろから修飾)
書き換えふつうの形容詞と同じ扱い関係代名詞(主格+be動詞)を省略した形と同じ

なぜこの違いが生まれたのか

分詞は形容詞のはたらきをしますが、説明が長くなると名詞の前には置けません。1語のときはふつうの形容詞と同じで名詞の前、2語以上の語句がついたら名詞の後ろから修飾する、というルールが英語の語順を保つために決まっています。

混同しやすいポイント

日本語の語順につられて in the bed sleeping baby のように長い修飾を前に置いてしまうミスが多発します。語数を数えてから位置を決める習慣をつけましょう。

テストでの聞かれ方

並べかえ問題で「サッカーをしている男の子は私の友達です」→ The boy playing soccer is my friend. のように、名詞の後ろに分詞句を置けるかが問われます。

3. 関係代名詞と分詞の違い

比べる軸関係代名詞分詞(後置修飾)
形関係代名詞 + be動詞 + 分詞分詞だけが名詞の後ろに残る
長さ長い短く・自然
代表例(現在分詞)The girl who is singing on the stage is Lisa.The girl singing on the stage is Lisa.
代表例(過去分詞)The book which was written by himThe book written by him
省略のルールそのまま全部書く主格の関係代名詞+be動詞を省略する
書き換え可能な条件ふつうの関係代名詞節「主格の関係代名詞+be動詞+分詞」のときだけ置き換え可
中学英語での扱い2章 関係代名詞で学ぶ3章 分詞の形容詞用法で学ぶ(短くする道具)

なぜこの違いが生まれたのか

関係代名詞の文の中で 「主格の関係代名詞 + be動詞」 が出てきたとき、その部分は意味を持たない飾りに近いのでまるごと省略できます。残った分詞句だけで名詞を後ろから説明できるので、同じ意味のまま英文が短く自然になります。

混同しやすいポイント

目的格の関係代名詞や、be動詞が無い文まで省略して分詞にしてしまうミスがあります。省略できるのは主格+be動詞のときだけです。

テストでの聞かれ方

「The man who is standing there is my uncle. を分詞を使って書き換えなさい」のように、関係代名詞節を分詞句に直す書き換え問題が頻出です。答えは The man standing there is my uncle.

関連

出典・最終更新

  • 出典基盤:教科書(英語)の核となる事実と概念データに基づく整理。
  • 編集方針:教科書頻出の混同ペアを、比較表と背景説明、混同ポイント、テストでの問われ方までセットで提示しています。
  • 最終更新:2026-06-27