この章の比較ペア(まとめ表)
| 比較ペア | A | B |
|---|---|---|
| To 〜 is … と It is … to 〜 の違い | To 〜 is … | It is … to 〜 |
| want to と want 人 to の違い | want to | want 人 to |
| too … to と … enough to の違い | too … to | … enough to |
1. To 〜 is … と It is … to 〜 の違い
| 比べる軸 | To 〜 is … | It is … to 〜 |
|---|---|---|
| 主語の位置 | to不定詞が文の最初(長い主語) | Itが文の最初(形式的な主語) |
| 本当の内容の位置 | 文の前半にある | 文の最後(to以下)に送られる |
| 使われる場面 | ことわざなど、かたい書き言葉に残る形 | 今の英語でふつうに使う形 |
| 「だれにとって」の言い方 | 加えにくい | for 人 を to の前に入れる |
| 例文 | To swim in the sea is fun. | It is fun to swim in the sea. |
なぜこの違いが生まれたのか
To swim in the sea is fun. のように、to不定詞をそのまま主語の位置に置く形は文法的に正しいですが、主語が長くなって読みにくくなります。そこで、いったんitを主語の位置に置き、本当の内容(to以下)を文末に送ることで、文の始まりを短くすっきりさせたのがIt is … to 〜の形です。「だれにとって」を言うときはfor 人をtoの前に入れます。
混同しやすいポイント
It is fun to swim in the sea. のitを「それ」と訳してしまうのが最大の混同ポイント。この it は何も指さない形式的な主語で、訳すときはit自体を訳さず、to以下(〜すること)とまとめて訳します。
テストでの聞かれ方
「To swim in the sea is fun. を It is … を使って書きかえなさい」のような書きかえ問題が頻出。to以下を文末に送り、itを主語に置くという操作を覚えます。
2. want to と want 人 to の違い
| 比べる軸 | want to | want 人 to |
|---|---|---|
| 意味 | 自分が「〜したい」 | 人に「〜してほしい」 |
| 手伝う人 | 主語自身 | wantのあとの「人」 |
| 語順 | want + to + 動詞原形 | want + 人 + to + 動詞原形 |
| 同じ形の仲間 | (該当なし) | ask 人 to/tell 人 to |
| 例文 | I want to help you.(私が手伝いたい) | I want you to help me.(あなたに手伝ってほしい) |
なぜこの違いが生まれたのか
wantのすぐあとに人(目的語)があるかないかで、誰が動作をするのかが変わります。人がなければ「主語自身」が〜したい、人があれば「その人」に〜してほしいという意味になります。ask・tellも同じ形で、「人に〜するよう頼む・言う」を表します。
混同しやすいポイント
「あなたに手伝ってほしい」を I want to help you. と書いてしまうと、「私があなたを手伝いたい」という逆の意味になってしまいます。人を入れるかどうかで意味が反転する点に注意。
テストでの聞かれ方
「私はあなたに手伝ってほしい。(wantを使って)」のような英作文問題が頻出。wantのあとに必ず人を置くことを確認します。
3. too … to と … enough to の違い
| 比べる軸 | too … to | … enough to |
|---|---|---|
| 意味 | …すぎて〜できない | 十分…なので〜できる |
| 形容詞との位置 | 形容詞の前(too heavy) | 形容詞のあと(heavy enough) |
| 結果 | 否定的(できない) | 肯定的(できる) |
| 書きかえ | so … that + can't に書きかえ可 | (該当なし) |
| 例文 | This box is too heavy to carry. | This tea is hot enough to drink. |
なぜこの違いが生まれたのか
tooとenoughは反対の意味を表すため、形容詞との位置も逆になっています。tooは「度をこえて〜すぎる」という行きすぎのサインなので形容詞の前、enoughは「十分に足りている」という意味なので形容詞のあとに置く、という位置のルールで意味の違いを表しています。
混同しやすいポイント
tooを「とても」と読んでプラスの意味に誤解し、否定の結果(〜できない)を見落とすのが最大の混同ポイント。too heavy to carryは「とても重くて運べる」ではなく「重すぎて運べない」です。
テストでの聞かれ方
「This box is too heavy to carry. を so … that を使って書きかえなさい」のような問題が頻出。書きかえ先にはcan'tを必ず入れます。
関連
出典・最終更新
- 出典基盤:教科書(英語)の核となる文法事実と概念データに基づく整理。
- 編集方針:教科書頻出の混同ペアを、比較表と背景説明、混同ポイント、テストでの問われ方までセットで提示しています。
- 最終更新:2026-08-14
