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敬語の応用(尊敬語・謙譲語・丁寧語)の解き方/コツ

敬語は誰を高めるかで使い分けるのがコツ。主語が相手・目上なら尊敬語、自分側の動作で、その動作が相手に向かう(相手に関わる)ときは謙譲語、聞き手に対する丁寧さは丁寧語(です・ます)。この順で確認すれば、入試・面接・電話の場面でも迷わず選べます。

敬語の応用 を解く・整理する5ステップ

各ステップをクリックすると詳しい説明と例が開きます。

ステップ 1:ステップ1: 動作主(主語)を確認する

まず文中の動作が誰の動作かを見ます。動作主が先生・お客様など相手側や目上なら尊敬語、動作主が自分や身内でその動作が相手に向かうなら謙譲語を選びます。主語が省略されているときは、前の文や場面から補って判断します。

例題:「先生が___」→主語は先生(目上)なので尊敬語。「私が(先生に)___」→主語は自分で相手(先生)に関わる動作なので謙譲語を使う。
ステップ 2:ステップ2: 特別な敬語動詞を当てはめる

「言う・行く・来る・する・食べる・見る・もらう」など特別形のある動詞は、まずその専用の形を思い出します。原形ごとに対応する形が違う点に注意し、原形と尊敬/謙譲をペアで覚えるのがコツです。例:言う→おっしゃる(尊)/申す・申し上げる(謙)。行く・来る→いらっしゃる(尊)/参る・伺う(謙)。する→なさる(尊)/いたす(謙)。食べる・飲む→召し上がる(尊)/いただく(謙)。もらう→いただく(謙)。見る→ご覧になる(尊)/拝見する(謙)。

例題:「先生が来た」→「先生がいらっしゃった」。「私が見た」→「私が拝見した」。「食べる」は召し上がる(尊敬)/いただく(謙譲)、「もらう」はいただく(謙譲)と区別する。
ステップ 3:ステップ3: 特別形がないときは「お/ご~になる・する」を使う

特別な形がない動詞は型に当てはめます。尊敬は「お/ご~になる」や「~れる・られる」、謙譲は「お/ご~する」(より改まった言い方は「お/ご~いたします」)。動詞が和語なら「お」、漢語なら「ご」を付けるのが基本です。なお謙譲の「お/ご~する」は、その動作が相手に関わるときに使う点に注意します。

例題:「読む」→尊敬「お読みになる」、謙譲(相手に関わる動作のとき)「先生のお手紙をお読みする/お読みいたします」。「案内する」→謙譲「ご案内する/ご案内いたします」。
ステップ 4:ステップ4: 二重敬語と敬意の向きをチェックする

完成した文を見直し、二つの観点で確認します。(A)二重敬語:同じ種類の敬語を重ねていないか。「おっしゃられる」「召し上がられる」は尊敬語を重ねた二重敬語で不自然です。(B)敬語の向きの取り違え:相手の動作に自分側の謙譲語を使ったり、自分の動作に尊敬語を使ったりしていないか。これは二重敬語とは別の誤りです。

例題:(A)二重敬語の例:×「おっしゃられる」→○「おっしゃる」、×「召し上がられる」→○「召し上がる」。(B)向きの取り違えの例:×「先生が参る」→○「先生がいらっしゃる」(謙譲語『参る』を相手の動作に使ってしまった誤り)。
ステップ 5:ステップ5: 場面に合わせて改まり方を調整する

面接・電話・発表など改まった場では、語の選び方も整えます。「明日→あす」「すぐ→直ちに」のように改まった語に置きかえます。また、家族・社内の人など身内の動作には、相手が誰であっても尊敬語を使わず謙譲語にするのが原則です(身内に尊敬語を使うこと自体が誤り)。

例題:面接で「すぐ行きます」→「直ちに参ります」。身内の動作は「父が言いました」→「父が申しました」(×「父がおっしゃいました」は身内に尊敬語を使う誤り)。

これだけは覚える

敬語は尊敬語(相手)・謙譲語(自分側で相手に関わる動作)・丁寧語(です・ます)の3種。尊敬・謙譲は主語が誰かで決まる。特別な動詞(おっしゃる・申す等)は原形ごとに対応がちがうのでペアで覚え、ない場合は「お/ご~になる/する」の型に当てはめる。

よくあるつまずき

①主語の取り違え(自分に尊敬語、相手に謙譲語)。②二重敬語(「おっしゃられる」など同じ種類を重ねすぎ)。③「です・ます」だけで尊敬の意は表せない。主語が目上のときは尊敬語の動詞(いらっしゃる・おっしゃる等)も必要。④外部の人に対し、身内(家族・社内の人)に尊敬語を使ってしまう誤用に注意。

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出典・最終更新

  • 出典基盤:教科書(国語)の核となる手順と概念データに基づく整理。
  • 編集方針:教科書頻出の解き方・コツを、段階的なステップに分け、つまずきポイントと核となるルールを併記しています。
  • 最終更新:2026-06-27