三角形の相似条件 のテスト頻出 5 パターン
定期テスト・入試で実際によく出る型を、答え方のコツとセットで整理しました。
パターン1:3つの相似条件のうち、どれが使えるかを見分ける問題
📝 典型的な出題例:次の2つの三角形は相似か。相似なら、相似条件を1つ書きなさい。△ABC:AB=4, BC=6, CA=8。△DEF:DE=6, EF=9, FD=12。
✅ 答え方のコツ:辺の長さが3組分かるなら3辺の比、辺2組と挟む角なら2辺比挟角、角だけ分かるなら2角。手順は、(1) 与えられた情報が「辺」か「角」かを仕分ける、(2) 比をとって等しいか確認、(3) 条件は番号で1つ挙げれば十分。この例なら4:6=6:9=8:12=2:3なので、相似条件「3組の辺の比がすべて等しい」が使える、と書けば◯。
🔑 押さえる用語:3組の辺の比, 2組の辺の比とその間の角, 2組の角, 相似比
⚠️ ありがちなミス:1組の角だけが等しいのに「相似」と答えてしまうミス。条件は2組以上必要で、必要数が不足している。
パターン2:「2組の角がそれぞれ等しい」を使った相似の証明
📝 典型的な出題例:△ABCの辺AB上に点Dをとり、∠ACD=∠ABCであるとき、△ACD∽△ABCであることを証明しなさい。
✅ 答え方のコツ:9割の証明は「2組の角がそれぞれ等しい」で押す。書き方は、(1)「△○○と△△△において」と書き始める、(2) ①と②に等しい角を2つ示す、(3)「①、②より2組の角がそれぞれ等しい」、(4) 結論を∽で書く。この問題では (i)∠ACD=∠ABC(仮定)、(ii)∠Aは共通(Dは辺AB上の点なので∠DAC=∠BAC)の2組で「2組の角がそれぞれ等しい」が成り立つ。合同の証明と最後の記号だけ違う。
🔑 押さえる用語:共通角, 対頂角, 平行線の同位角・錯角, 相似記号∽
⚠️ ありがちなミス:対応する頂点の順序をばらばらに書いてしまい、辺の比が読めなくなるミス。△ACD∽△ABCと書くなら、A↔A、C↔B、D↔Cの対応で辺・角を読み取ること(点Dは辺AB上、点Eのような別の点を作らずに1点だけで共通角が使える点がこの型の特徴)。
パターン3:平行線(DE∥BC)を使った相似の証明
📝 典型的な出題例:△ABCにおいて、辺AB上の点D、辺AC上の点EについてDE∥BCである。このとき△ADE∽△ABCであることを証明しなさい。
✅ 答え方のコツ:ポイントは平行線の同位角(または錯角)と共通角の2つ。(1) ∠ADE=∠ABC(同位角)、(2) ∠Aは共通、(3) ①②より2組の角がそれぞれ等しい→△ADE∽△ABC。砂時計型・三角形型として頻出する型なので形ごと覚える。
🔑 押さえる用語:平行線の同位角, 錯角, 共通角, 砂時計型
⚠️ ありがちなミス:「同位角」と「錯角」のどちらかを書き間違えるミス。切り取られる位置関係で見分けることを意識する。
パターン4:直角三角形の高さで現れる3つの相似
📝 典型的な出題例:∠C=90°の直角三角形ABCで、頂点Cから斜辺ABに下ろした垂線の足をHとする。△ACH∽△ABCを証明しなさい。
✅ 答え方のコツ:直角三角形の高さの図では△ABC∽△ACH∽△CBHの3つの相似ができることをまず押さえる。証明は、(1) ∠AHC=∠ACB=90°(仮定と直角)、(2) ∠Aは共通、(3) 2組の角がそれぞれ等しい→∽。この型は三平方の定理にもつながる重要パターンで、発展としてCH²=AH×HB(高校でいう幾何平均)にも発展する。
🔑 押さえる用語:直角, 共通角, 垂線の足, (発展)幾何平均
⚠️ ありがちなミス:3つの三角形の対応順がごちゃごちゃになるミス。直角どうし・共通角どうしを先に印づけてから書き出す。
パターン5:合同条件と相似条件の違いを問う問題
📝 典型的な出題例:三角形の合同条件と相似条件の違いを説明し、それぞれの条件を3つずつ書きなさい。
✅ 答え方のコツ:違いは1か所だけ。合同は「形も大きさも同じ」、相似は「形は同じで大きさが違ってよい」。角はどちらも「等しい」のまま、辺は合同が「等しい」、相似は「比が等しい」。合同条件はSSS/SAS/ASA、相似条件は3辺の比/2辺の比と挟む角/2組の角を3つずつ書けばよい。
🔑 押さえる用語:合同, 相似, SSS・SAS・ASA, 拡大・縮小
⚠️ ありがちなミス:相似で「辺の長さが等しい」と書いてしまうミス。相似は形が同じで大きさが違ってよいので、辺は「比が等しい」が正しい。
テスト前の総仕上げ
テスト直前は、相似条件3つを声に出して言えるようにし、特に「2組の角がそれぞれ等しい」の証明フォーマットを手で書いて練習しよう。共通角・平行線・直角の3つの「角を見つけるヒント」を押さえれば、ほとんどの証明は突破できる。
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出典・最終更新
- 出典基盤:教科書(数学)の核となる出題ポイントと、定期テスト・入試の頻出傾向を踏まえた整理。
- 編集方針:中学定期テスト・入試の頻出パターンを、出題の型ごとに整理し、答え方のコツとよくあるミスをセットで提示しています。
- 最終更新:2026-08-14
