8章 標本調査 のテスト頻出 5 パターン
定期テスト・入試で実際によく出る型を、答え方のコツとセットで整理しました。
パターン1:全数調査か標本調査かを判別する
📝 典型的な出題例:次の調査は全数調査と標本調査のどちらが適切か、それぞれ答えなさい。(1)国勢調査 (2)テレビ番組の視聴率調査 (3)学校の身体測定 (4)選挙の出口調査
✅ 答え方のコツ:調べる対象すべてを調べる必要があるかを考えます。①対象全員の正確な値が必要なら全数調査。②時間・費用の制約があり、一部から全体を推定すればよいなら標本調査。国勢調査・身体測定は全数、視聴率・出口調査・世論調査は標本、と覚えると速いです。
🔑 押さえる用語:全数調査, 標本調査, 母集団, 標本
⚠️ ありがちなミス:「人数が多い=標本調査」と短絡しがち。国勢調査は人数が多くても全数調査である点に注意。
パターン2:割合を使って母集団の数量を推定する
📝 典型的な出題例:袋の中に赤玉と白玉が合計400個入っている。よくかき混ぜて40個取り出したところ、赤玉は16個だった。袋の中の赤玉の個数はおよそ何個と推定できるか。
✅ 答え方のコツ:①標本中の割合を求める(16/40 = 2/5)。②母集団 × 標本中の割合で計算する(400 × 2/5 = 160個)。③答えは「およそ160個」と書く。割合をいったん約分してから代入すると計算ミスが減ります。
🔑 押さえる用語:標本の割合, 推定の公式, およそ
⚠️ ありがちなミス:「およそ」を付け忘れて言い切ってしまう。推定値であることを必ず示す。
パターン3:捕獲再捕獲法で総数を推定する
📝 典型的な出題例:池の魚を200匹つかまえて印をつけて池にもどした。後日250匹をつかまえたところ、印のついた魚が10匹いた。池全体の魚はおよそ何匹と推定できるか。
✅ 答え方のコツ:N = M × n / mの比例式を使います。M=最初に印をつけた数(200)、n=後日捕まえた総数(250)、m=そのうち印つき(10)。N = 200 × 250 / 10 = 5000匹。「印つきの比率は母集団でも同じ」が前提だと答案に書ければ満点。
🔑 押さえる用語:捕獲再捕獲法, 比例式, 母集団の推定
⚠️ ありがちなミス:Mとnを取り違える、または再捕獲数mで割り忘れる。式の意味(比率が等しい)を理解しておく。
パターン4:標本の取り方の良し悪しを評価する
📝 典型的な出題例:「中学生の通学時間」を調べるために、朝7時に駅前で電車を待つ中学生100人にアンケートをした。この調査は適切か、理由を含めて答えなさい。
✅ 答え方のコツ:①偏りの有無を判定する。電車通学の生徒に限定されているので偏りがある。②「徒歩・自転車通学の生徒が含まれず、母集団を代表していない」と書く。③改善案として無作為抽出(くじ引き・乱数表で全校から選ぶ)を提案する。
🔑 押さえる用語:無作為抽出, 偏り, 代表性
⚠️ ありがちなミス:「人数が少ない」だけを理由にしてしまう。本質は選び方の偏りであることを書く。
パターン5:標本の大きさと推定の精度の関係を説明する
📝 典型的な出題例:標本調査で、標本の大きさを大きくすると推定の結果はどう変わるか、簡潔に説明しなさい。
✅ 答え方のコツ:①ばらつきが小さくなると書く。②そのため推定値が真の値(母集団の値)に近づきやすい。③標本の大きさを大きくするほど、母集団の傾向をより正確に反映しやすい。④ただし時間や費用は増える、というデメリットも添えると加点されやすい。
🔑 押さえる用語:標本の大きさ, 誤差, ばらつき, 精度
⚠️ ありがちなミス:「標本を増やせば必ず正しい値になる」と書いてしまう。推定には誤差が残ることを忘れない。
テスト前の総仕上げ
テスト直前は、全数/標本の判別と推定の公式を10秒で答えられるまで反復。計算問題は必ず「およそ◯◯個」と書き、問題文の指示にしたがって四捨五入する(特に指示がなければ整数で答える)。捕獲再捕獲法はN = M × n / mを声に出して覚えると本番で迷いません。
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出典・最終更新
- 出典基盤:教科書(数学)の核となる出題ポイントと、定期テスト・入試の頻出傾向を踏まえた整理。
- 編集方針:中学定期テスト・入試の頻出パターンを、出題の型ごとに整理し、答え方のコツとよくあるミスをセットで提示しています。
- 最終更新:2026-07-07
