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水溶液とイオンの解き方/コツ

食塩水は電気を通すのに、砂糖水は通さない。その違いは 水に溶けてイオンに分かれるか で決まります。中3理科の山場であるイオンの世界を、電解質・電離・イオン記号の3つの軸で順に整理し、電離の式を電荷バランスでチェックする手順までを身につけよう。

水溶液とイオン を解く・整理する5ステップ

各ステップをクリックすると詳しい説明と例が開きます。

ステップ 1:ステップ1: 電解質か非電解質かを見分ける

まず物質が 水に溶けてイオンに分かれるか を確認する。塩(NaCl・CuCl₂など)、酸(HCl・H₂SO₄)、アルカリ(NaOH)は電解質。砂糖やエタノールのように 分子のまま溶ける ものは非電解質で電気を通さない。「水に溶ける=電気を通す」ではない点に注意。

例題:電解質はどれか:砂糖・塩化ナトリウム・エタノール・塩酸・水酸化ナトリウム。答えは 塩化ナトリウム・塩酸・水酸化ナトリウム。
ステップ 2:ステップ2: 電子の動きから陽イオン・陰イオンを判断する

原子は 電子を失うと陽イオン(+)、電子を受け取ると陰イオン(−) になる。陽子数と電子数を比べ、陽子数が多ければ+、電子数が多ければ−と覚える。陽極・陰極の符号と、イオンの+−を混同しないように分けて考える。

例題:Na → Na⁺ + e⁻(電子1個を失って+)、Cl + e⁻ → Cl⁻(電子1個を受け取って−)。Cu²⁺ は 銅が電子2個を失った状態。
ステップ 3:ステップ3: 主なイオン記号を電荷ごとに覚える

頻出のイオンを +1/+2/−1/−2 の表で整理する。陽イオンは H⁺・Na⁺・K⁺、Cu²⁺・Zn²⁺・Mg²⁺。陰イオンは Cl⁻・OH⁻・NO₃⁻、SO₄²⁻。SO₄²⁻ のように 多原子イオンはまとまって1つの陰イオン として動くことに注意する。

例題:水素イオン=H⁺、銅イオン=Cu²⁺、水酸化物イオン=OH⁻、硫酸イオン=SO₄²⁻。
ステップ 4:ステップ4: 電離の式を書き、電荷のバランスを確認する

電解質を「→」の左、出てくるイオンを右に書く。最後に 左右の原子数と電荷の合計が等しいか をチェックする。陽イオンと陰イオンが2個以上必要なら、イオン記号の前に係数をつける(例:2Cl⁻)。係数は電荷数の右肩につけないこと。

例題:CuCl₂ → Cu²⁺ + 2Cl⁻(電荷は+2と−1×2=−2で釣り合う)。H₂SO₄ → 2H⁺ + SO₄²⁻。
ステップ 5:ステップ5: 電流が流れる理由を「イオンの移動」で説明する

電解質の水溶液に電圧をかけると、陽イオンは陰極(−極)へ、陰イオンは陽極(+極)へ 移動する。動けるイオンが電気を運ぶので電流が流れる。砂糖水は 分子のままで動けるイオンがない ため電気が流れない、と理由までセットで答える。

例題:食塩水:Na⁺ が陰極へ、Cl⁻ が陽極へ移動 → 電極で電子のやり取り → 電流が流れる。

これだけは覚える

電解質=水中でイオンに分かれる物質。イオンは 電子のやり取り で電気を帯びた粒子で、陽イオンは+、陰イオンは−。電離の式は 電荷のバランス をとって書く。主なイオン記号 H⁺・Na⁺・Cu²⁺・Cl⁻・OH⁻・SO₄²⁻ は表で暗記。

よくあるつまずき

イオンを「原子が壊れたもの」と考えるのは誤り(電子の出入りだけ)。陽イオン・陰イオンの符号と、陽極・陰極の符号を 混同しない。砂糖水のように水に溶けても 分子のまま のものは電気を通さない、という点も忘れがち。

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出典・最終更新

  • 出典基盤:教科書(理科)の核となる手順と概念データに基づく整理。
  • 編集方針:教科書頻出の解き方・コツを、段階的なステップに分け、つまずきポイントと核となるルールを併記しています。
  • 最終更新:2026-06-27