この章で間違えやすい 3 パターン
誤答パターン 1
- ❌ よくある誤答:原子が壊れてバラバラになったものをイオンという、と答える
- 💡 ここがちがう:イオンは原子核(陽子・中性子)が壊れて生じるのではない。出入りするのは外側の電子だけで、原子の中心部分は壊れていない。
- ✅ 正しい理解:原子や原子団が電子を失ったり受け取ったりして、電気を帯びた粒子になったものをイオンという。
誤答パターン 2
- ❌ よくある誤答:CuCl₂ → Cu²⁺ + Cl⁻ と、係数をつけずにイオン反応式を書く
- 💡 ここがちがう:左辺の塩素原子は2個あるので、右辺のCl⁻も2個そろえないと原子の数が合わない。電気量で見ても、Cu²⁺の+2に対してCl⁻1個では−1にしかならず、+2と釣り合わない。
- ✅ 正しい理解:CuCl₂ → Cu²⁺ + 2Cl⁻ のように、矢印の前後で原子の数と電気量(電荷の総和)の両方をそろえる。
誤答パターン 3
- ❌ よくある誤答:水にとければ全部電気を通すので、砂糖水も電流を通す、と答える
- 💡 ここがちがう:砂糖(C₁₂H₂₂O₁₁)やエタノールは水に溶けても分子のままで、イオンに分かれない。電流が流れるのは水溶液中に動けるイオンがあるときだけなので、溶けることと電離することは別の話である。
- ✅ 正しい理解:電解質(塩化ナトリウムや塩酸など)は水に溶けるとイオンに分かれて電流を通すが、非電解質(砂糖やエタノールなど)は分子のまま溶けるため電流を通さない。
なぜ間違えやすいのか
観察結果、条件、考察、結論を分けずに、用語だけで判断している。
自分でチェック ── 診断問い
この章の核を1問で確認
Q. 水溶液とイオンで、実験や観察から直接わかる結果と、そこから考える結論は何が違う?
やってみよう:水溶液とイオンについて、実験の目的・結果・結論を一文ずつ分けて説明しよう。
つまずいたらここに戻ろう
この章で詰まったら、次の前提知識に戻ると整理しやすくなります。
もっとくわしく
出典・最終更新
- 出典基盤:教科書準拠の誤答診断データ(中3理科)
- 編集方針:教科書の核となる事実を起こりやすい誤答から逆引きで整理し、戻り先と診断問いをセットで提示しています。
- 最終更新:2026-06-26
