大化の改新と律令国家 のテスト頻出 5 パターン
定期テスト・入試で実際によく出る型を、答え方のコツとセットで整理しました。
パターン1:人物と年号を組み合わせて問う
📝 典型的な出題例:645年に蘇我入鹿を倒し、大化の改新を始めた2人の人物を答えなさい。
✅ 答え方のコツ:まず年号と人物をセットで暗記します。①645年=大化の改新の始まり、②人物は中大兄皇子と中臣鎌足。さらに、中大兄皇子はのちの天智天皇、中臣鎌足はのちに藤原姓を授かり藤原氏の祖となる、というその後の展開まで覚えると応用問題に強くなります。
🔑 押さえる用語:中大兄皇子, 中臣鎌足, 大化の改新, 天智天皇
⚠️ ありがちなミス:中大兄皇子と中臣鎌足の役割を逆に覚えてしまうミス。なお発展事項として、教科書によっては645年の蘇我氏を倒した事件を「乙巳の変」と呼び、その後の改革を「大化の改新」と区別する場合もあります。
パターン2:公地公民の意味を説明させる
📝 典型的な出題例:大化の改新で示された「公地公民」とはどのような方針か、「土地」「人民」「天皇」の語を使って説明しなさい。
✅ 答え方のコツ:記述問題はキーワードを必ず使うのがコツ。①それまでは豪族が土地と人民を私有していた、②これを廃止し、③すべての土地と人民は天皇(国家)のものとする、の3ステップで書きます。「天皇個人の私物」ではなく「国家の支配下に置く」と書くのがポイントです。
🔑 押さえる用語:公地公民, 豪族の私有, 天皇(国家), 改新の詔
⚠️ ありがちなミス:「公地公民=天皇が土地を独り占めした」と書いてしまうミス。あくまで国家による一元支配の考え方です。
パターン3:租・庸・調の内容を区別させる
📝 典型的な出題例:次の表の租・庸・調について、それぞれ何を、どこに納めたか答えなさい。
✅ 答え方のコツ:「何を」「どこへ」の2点で覚えます。①租=口分田の収穫の約3%の稲を地方の役所(国府)に、②庸=都での年10日間の労役の代わりに布を都に納める、③調=地方の特産物(絹・糸・塩など)を都に納める、④雑徭=地方で年60日以内の労役。「租は地方、庸と調は都」と整理すると混乱しません。
🔑 押さえる用語:租, 庸, 調, 雑徭, 口分田
⚠️ ありがちなミス:庸と調の納め先を逆にするミス。労役と特産物の区別も曖昧になりやすいので、表で覚えましょう。
パターン4:班田収授法のしくみを問う
📝 典型的な出題例:班田収授法のしくみについて、何歳以上の男女に口分田が与えられ、何年ごとに戸籍が作り直されたか答えなさい。
✅ 答え方のコツ:数字を正確に押さえます。①6歳以上の男女に口分田を支給、②本人が死んだら国に返させた(収授)、③6年ごとに戸籍を作り直して支給した。「戸籍→口分田→税」の流れもセットで覚えるとさらに強いです。
🔑 押さえる用語:班田収授法, 口分田, 戸籍, 6歳以上
⚠️ ありがちなミス:女子にも口分田が与えられたことを忘れて「男子のみ」と答えるミス。男女ともに与えられた点に注意。
パターン5:大宝律令と律令国家の完成を問う
📝 典型的な出題例:701年に完成した日本最初の本格的な法典は何か。また、「律」と「令」はそれぞれ何のことか説明しなさい。
✅ 答え方のコツ:①法典名は大宝律令、②完成は701年・文武天皇のもと、③唐の律令にならってつくられた、④律=刑法、令=行政法。「645年の大化の改新で始まり、701年の大宝律令で律令国家が完成した」という流れで覚えると、年号問題にも強くなります。
🔑 押さえる用語:大宝律令, 律, 令, 文武天皇, 唐の律令
⚠️ ありがちなミス:「律」と「令」を逆に覚えるミス。律=罰のルール(刑法)、令=行政のルール、と分けて覚えましょう。なお発展事項として、編纂には刑部親王とともに藤原不比等が関わったことも知られています。
テスト前の総仕上げ
この単元は「645年・大化の改新→公地公民→班田収授→租・庸・調→701年・大宝律令」という1本の流れで覚えるのが最強です。人物・年号・制度をバラバラに暗記せず、因果関係でつなげて書ける状態にしておくと、記述問題でも一気に得点できます。
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出典・最終更新
- 出典基盤:教科書(社会)の核となる出題ポイントと、定期テスト・入試の頻出傾向を踏まえた整理。
- 編集方針:中学定期テスト・入試の頻出パターンを、出題の型ごとに整理し、答え方のコツとよくあるミスをセットで提示しています。
- 最終更新:2026-07-07
